ここには確かにあの街があったんだ。むかしむかしの話だ。

たどり着く場所なんて考えてはいなかった。歩いてきた。ゆっくりとだ。はじまりの場所は,はっきりと覚えている。

むかし世界はぼくを中心にまわっていた

2019年12月09日 23時04分46秒 | 空想の街での物語


なのに最近はどうだ?
誰もぼくの方を向いていないし,ぼくも彼らを見ていない。
まるでありの動きを観察するように・・・本気でそう思っていたのだ。愚かだとか傲慢だとかの意味づけではなく,ぼくの世界のありかたの話だ。
ぼくを観るものが少なくなると,ぼくの存在は希薄になる。誰もぼくを観なくなるとぼくの存在はなくなってしまうのだ。


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