春三月、空は青く・・・風はまだ冷たい。
マキシラリア(ポルフィロステーレ)を株分けして差し上げた友達が
大きな株に育て上げ、東京ドームのらん展に出品した事があった。
一般の方達が咲かせた蘭を持ち込み出品できるコーナーがあり
その頃は、一鉢二千円を支払って飾らせてもらっていた。
あふれ返るような蘭の花々を目の前にして友達と開催前日の慌ただ
しい雰囲気をまじかで見学できたのは楽しい思い出でもある。
この一年は私にとって辛い試練だった。
少しは自分を取り戻してはいるが夫と共に築いた家の中で目にする
ものはすべて夫につながり、まだ気持ちの切り替えができない。
このまま引きずって生きていくのだろうか。
身近な自然、時間は何事もなかったかのように過ぎていく。