ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■コートハウスの良いところ悪いところ~宝物に囲まれる家

2009-12-23 23:20:06 | ■建築-計画物件
今、計画案を書いているのですが・・・

コートハウス(中庭のある家)にすべきか、もっと他の建て方を提案すべきか凄く悩んでいます。
計画地はかなり細長い敷地で、純粋にコートハウスを計画するとリビングから庭を眺めた時に、庭を眺める窓が狭くなってしまってせっかくの敷地を有効に使えているのかどうか判断に悩むのです。
方位的にも、自身の影で午後の日差しをあまり有効に活用できないので、日当たりを重視すると、必ずしもいい案ではないんですよね・・・

変形コートハウス


そこで、壁の角度を斜めにして、もう少しやわらかく庭を包み込む案にしてみました。
すると、ぐんと庭(外)との距離が近くなり、延べ床面積を減らしたにもかかわらず、とても開放的に感じられるようになるんですね。
ただし、日影のシュミレーションをすると、先程の案よりも更に少し日当たりの条件は悪くなってしまうんですね。
何を重要視して案を決めるべきか悩む所ではありますが・・・

必ずしも部屋が明るい=いい案とは限らないんですよね。
ちょっと暗いほうが雰囲気が出て独特な印象になります。
でも、その分光熱費は少し多く掛かるのでエコではないという意見も有り、でも逆に夏は日差しを遮りエコだという考えも有り、その人の暮らし方によって判断基準があるので、私がズバリこの案がいいですよ!とすぐに決め付ける事も出来ないんですよね。。。

玩具箱のような廊下


細い敷地を有効活用するために、細い廊下を作りこみたいと思っています。
お客様はイロイロな趣味のものをお持ちなので、飾り棚兼、本棚・CDラックとなるものを考えています。
細い廊下の突き当りをどうするか?
ここが最大の見せ場になるので、プランを描く段階から念入りに考える必要があります。

緑と物に囲まれた住まい


家の中にいろいろな居場所を作りたいと思っています。
もちろんお客様の要望でもあるのですが、猫の様にその日の気分、気候に応じて好きなところで本を読んだり寝転んだり出来る家。
趣味のものを気分によって変えたり、眺めて楽しむ事の出来る家。
いろんなイメージが湧いていてまだ完全には形に出来てはいませんが、スケッチを書きながら私が楽しんでいます(^ー^)

中庭をソファーから眺める


家が何処までも続き、開放的なリビング。
窓の先から自分の庭越しに家の一部が見えることで更に広がりを感じます。

次の案では一度このコートハウスのスタイルから離れて全く違う案を練ってみたいと思ってます。
この案も捨てがたいのですが、ただこの案に固執していても前に進まないので次なる可能性を探ってみます!

クリスマスプレゼントのサンタクッキー


最後に、お客様からクリスマスプレゼントを頂きました~!
サンタさんと家とジングルベルのクッキーです。
食べるのが勿体ないですね。
とりあえず、家にあったランチョンマットに並べているうちに・・・
なんだかテーマを持たせたくなってホワイトクリスマスに煙突からサンタサンが突入するシーンにしてみました(笑)

どうもありがとうございまぁ~す!


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