■切り取られた風景

現場監理している物件の近くにある不思議な風景。
白い壁が切り取られ空が映りこむ素敵なデザインです。



しかし、構造的にはどう？処理しているのか不明で、勇気があるなぁって思ってしまうのです。
ちょっとの地震でクラック（ヒビ）が入っちゃわないのか心配になってしまいます。

と、この住宅を設計した建築家に対する”ヒガミ”からそう思うのです。
私にはその不安に対してお客さんを説得できるだけの自信がないからなのです。

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建築においてデザインと性能は対立する事がとても多いのです。

キッチンのカウンターをフラットにしたいけど、水が扉まで垂れるのは良くないとか、コンクリートの打ちっ放し家は寒いとか・・・
演色性の高いランプは高かったり、機器類を見えないように隠したいけどメンテナンスがしづらかったり・・・

そんなジレンマと戦いながら、今回のお客様だったら”ココまでの不便さ”は理解してくれるだろう・・・
と、デザインと性能を天秤にかけながら設計をするものです。

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いいなぁ～。
こんなに思い切ったデザインが出来て。
自分には出来ないから羨ましい・・・

※本物件はグループアプローチ建築設計事務所勤務時代に担当者として設計に携わりました。
現在は退所し、物件写真等は削除させていただいております。