先日の越谷の竜巻被害の絡みで某テレビ局のディレクターさん?から意見を求める電話がかかってきました。
しかし・・・・
これは下手なこといえませんね。
木造家屋で竜巻に強い家とは?の様な問いだったんですが簡単な話ではありません。
専門外ということでお断りしましたが、
通常、木造家屋では竜巻を想定した家造りを行っていません。
それは、とても対策できないからだと思います。
法律の定める基準では地震に対しての強度と風に対しての強度二つの基準で構造が決まるのですが、ここでいう風に対する強度とは台風や突風に対してで、竜巻のように吹き上がる強風に対してではないのです。
竜巻に対しての対策を考えると、おそらくとても強固なものにしなければならなくなり、木造家屋で建てるメリットがなくなってしまうと思われます。
そこまで、お金をかけて対策するぐらいならRC(鉄筋コンクリート造)で建てたほうが安くなってしまう。
基準を強めると(予算内で)家を建てられる人が減ってしまい、一般的な所得の層が住宅購入ができなくなる恐れがあるからです。
それなので、今までの住宅政策の中では竜巻が無視されてきたのだと思います。
しかし、これからこういった事象が増えると何らかの対策が必要になるかもですね。
簡単に思いつく範囲の対策として、
屋根の軒を出さない。
陸屋根にする。
窓に雨戸、シャッターをつける。
RCで建てる。
庭に木を植える(効果は限定的かな)
躯体の金物を多めにつける。
といったところですかね?
しかし、竜巻は突然発生するので雨戸やシャッターをつけたところで間に合わないだろうし、決定的な対策にはなりませんね。
地震に対してもそうなのですが、
”絶対に壊れない”とう基準では作られていません。
現在の一番厳しい基準である耐震強度3の建物でも、震度6以上のの地震の際に壊れないことではなく、”命が助かる”を基準に定められているからです。
風に対しては水平方向の風に対してのみ検証されています。
ですので、新築だから安心とか、不安だからもっと強くとそういう議論の前に、
竜巻が近づいた際に自分がどう行動するか?
そちらをもっともっと見直し、心掛ける事が重要だと思います。
外にいたら窓の少ないRCの建物に避難する。
家の中ならなるべく低い階に移動。
お風呂やトイレなど壁に囲まれている部屋に避難。
窓から離れ、布団などガラスが飛び散っても大丈夫なものを被る。
火の元の点検。
など。
みなさんも考えてみてください。
しかし・・・・
これは下手なこといえませんね。
木造家屋で竜巻に強い家とは?の様な問いだったんですが簡単な話ではありません。
専門外ということでお断りしましたが、
通常、木造家屋では竜巻を想定した家造りを行っていません。
それは、とても対策できないからだと思います。
法律の定める基準では地震に対しての強度と風に対しての強度二つの基準で構造が決まるのですが、ここでいう風に対する強度とは台風や突風に対してで、竜巻のように吹き上がる強風に対してではないのです。
竜巻に対しての対策を考えると、おそらくとても強固なものにしなければならなくなり、木造家屋で建てるメリットがなくなってしまうと思われます。
そこまで、お金をかけて対策するぐらいならRC(鉄筋コンクリート造)で建てたほうが安くなってしまう。
基準を強めると(予算内で)家を建てられる人が減ってしまい、一般的な所得の層が住宅購入ができなくなる恐れがあるからです。
それなので、今までの住宅政策の中では竜巻が無視されてきたのだと思います。
しかし、これからこういった事象が増えると何らかの対策が必要になるかもですね。
簡単に思いつく範囲の対策として、
屋根の軒を出さない。
陸屋根にする。
窓に雨戸、シャッターをつける。
RCで建てる。
庭に木を植える(効果は限定的かな)
躯体の金物を多めにつける。
といったところですかね?
しかし、竜巻は突然発生するので雨戸やシャッターをつけたところで間に合わないだろうし、決定的な対策にはなりませんね。
地震に対してもそうなのですが、
”絶対に壊れない”とう基準では作られていません。
現在の一番厳しい基準である耐震強度3の建物でも、震度6以上のの地震の際に壊れないことではなく、”命が助かる”を基準に定められているからです。
風に対しては水平方向の風に対してのみ検証されています。
ですので、新築だから安心とか、不安だからもっと強くとそういう議論の前に、
竜巻が近づいた際に自分がどう行動するか?
そちらをもっともっと見直し、心掛ける事が重要だと思います。
外にいたら窓の少ないRCの建物に避難する。
家の中ならなるべく低い階に移動。
お風呂やトイレなど壁に囲まれている部屋に避難。
窓から離れ、布団などガラスが飛び散っても大丈夫なものを被る。
火の元の点検。
など。
みなさんも考えてみてください。