今日、とある水栓メーカーが新しいカタログを持って事務所にやってきました。
持参ついでに新商品の紹介を受けたんですけど・・・
新しい水栓はデザインがされすぎていて、とても使う気になれません。
デザイナーさんなりのコンセプトがあって、そのコンセプトには合致した水栓金物とはなっているんですけど・・・
なんだか私の趣味ではないし、とにかく水栓金物が目立ちすぎなのです。
そう、このメーカーのものは結構変った形の水栓金物が多くて、私は使った事がなかったんですね。
聞けば、それらの水栓金物も結構な大物デザイナーさんがデザインした代物の様なんです。。。
でも、水栓金物って僕らにしてみたら洗面化粧台やキッチン、浴室のオマケのようなもの。
どちらかといえば、洗面化粧台、キッチンが主役でそれに合う水栓を選ぶわけです。。。。
う~ん。
ここまで水栓がデザインされすぎていると、とてもうまくコーディネートが出来ません。
---
恐らく、デザイナーさんは「水栓」をデザインする事に全力を注ぐあまり、それが使われるであろう環境(洗面ボール・カウンター・シンク等の組み合わせ)を蔑ろにしているのではないだろうか?
デザインを頼まれた事により、デザインしなければならないという状況で考えてしまったのではないかと思うのです。
水栓なんて、ほとんどデザインなんていらない。
シンプルで使いやすい。
ただそれだけでいいんですよね。
変なコンセプトを掲げ、ある形をモチーフにした水栓なんて僕らが望む水栓じゃない・・・
---
ものづくりのプロセスはとても重要です。
ただ水栓をデザインするのか?
水栓が使われる環境をデザインするのか?
水栓だけを取り扱うメーカーゆえに陥る落とし穴。
もっと現場の声を聞いていい商品を作ってもらいたいものです。
---補足---
カタログには記載の無かった新商品は少し期待できそうでした。
また、全ての水栓金物が住宅向けにデザインされているわけではないので、商業施設などの用途ではコンセプトによってはマッチする場合もあるかと思います。
今回は、住宅設計をする身として意見を述べております・・・
持参ついでに新商品の紹介を受けたんですけど・・・
新しい水栓はデザインがされすぎていて、とても使う気になれません。
デザイナーさんなりのコンセプトがあって、そのコンセプトには合致した水栓金物とはなっているんですけど・・・
なんだか私の趣味ではないし、とにかく水栓金物が目立ちすぎなのです。
そう、このメーカーのものは結構変った形の水栓金物が多くて、私は使った事がなかったんですね。
聞けば、それらの水栓金物も結構な大物デザイナーさんがデザインした代物の様なんです。。。
でも、水栓金物って僕らにしてみたら洗面化粧台やキッチン、浴室のオマケのようなもの。
どちらかといえば、洗面化粧台、キッチンが主役でそれに合う水栓を選ぶわけです。。。。
う~ん。
ここまで水栓がデザインされすぎていると、とてもうまくコーディネートが出来ません。
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恐らく、デザイナーさんは「水栓」をデザインする事に全力を注ぐあまり、それが使われるであろう環境(洗面ボール・カウンター・シンク等の組み合わせ)を蔑ろにしているのではないだろうか?
デザインを頼まれた事により、デザインしなければならないという状況で考えてしまったのではないかと思うのです。
水栓なんて、ほとんどデザインなんていらない。
シンプルで使いやすい。
ただそれだけでいいんですよね。
変なコンセプトを掲げ、ある形をモチーフにした水栓なんて僕らが望む水栓じゃない・・・
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ものづくりのプロセスはとても重要です。
ただ水栓をデザインするのか?
水栓が使われる環境をデザインするのか?
水栓だけを取り扱うメーカーゆえに陥る落とし穴。
もっと現場の声を聞いていい商品を作ってもらいたいものです。
---補足---
カタログには記載の無かった新商品は少し期待できそうでした。
また、全ての水栓金物が住宅向けにデザインされているわけではないので、商業施設などの用途ではコンセプトによってはマッチする場合もあるかと思います。
今回は、住宅設計をする身として意見を述べております・・・
個性の強いものを組み合わせるのは難しいけど、コギャルファッションのすごいところはそれをしているところだという意見をどこかで聞いたことがあります。
じゃ~シンクも一緒にデザインしてぇ(笑)
僕らはシンクとか水栓とか製品のデザインにまで手出しを出来ないので、こういうデザイナーさんに牽引してもらうしかないのですよね・・・
でも、仰るとおり。
個性の強いものの組み合わせをバシッと決める人は素晴らしいと思います。
ただ、そういうものって飽きが早いところが難しいんですよね・・・
シンプルで使いやすい。
ただそれだけでいいんですよね。
変なコンセプトを掲げ、ある形をモチーフにした建築なんて僕らが望む建築じゃない・・・
と、プロダクトデザイナーは思います。
結局、その業界内で拡張しようとしたら、
少し変な方向に行ってしまう傾向がそれぞれの業界にあると思います。
貴重なご意見ありがとうございます。
建築は洋服で言うとスタイリストのようなもの。デザインされたものを組み合わせてデザインする。
上手く組み合わせるのもデザインだし、全く新しい形に組み変えるのもデザイン。
うまく言えませんが、何も考えずに選ぶのは違うわけで・・・
イロイロなコンセプトの商品を作り出して選択肢を増やしてくれているプロダクトデザイナーさんにもきちんと敬意を払わないといけませんでしたね。