図面を見ていて、良くお客様に聞かれるのが、このリビングの広さってどれぐらいですか?という質問。
いつも困ってしまいます。
それは、図面を書いている我々は全く何畳という単位での広さについては関心を持っていないのですぐに答えられないからです。
寝室や子供部屋など、ある程度小さい単位空間では畳数を提示すれば、ある程度の広さのイメージを持てるかもしれませんが、リビングダイニングのような広い部屋では、数字を聞いてすぐにイメージできる人がどれくらいいらっしゃるでしょうか?
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図面を前にその場で図面を計りながら・・・
「ざっと20畳ほどですね。」
という言葉を聞いて、うなずく姿は、多分大きさのイメージがもてたからというよりは、畳数を聞いて安心しただけに過ぎないのではと思うのです。
恐らく、今住んでいる家や訪れた事のある家のリビングの大きさが何畳という事だけがインプットされていて、その数字との比較で、「あのお宅よりリビングが大きいんだわ」と判断する為の材料であると。
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しかし、よく考えてください。
家の形は様々。
正方形の家も細長い家も同じ床面積だったら、同じ広さと感じるでしょうか?
天井の高さや視線の抜けなどによっても広さの印象は変ります。
特に、建築家は、外の景色や環境を家の中に取り込もうと努力しますので、壁で囲まれた部分の面積が云々ということよりも、外部への繋がりを重視します。
その面積以上の広さを感じれるように考えながら間取りを造るものです。
コレは一つの例えですが、なるべく長い方向に視線が抜けるように床から天井までのもスリット窓を設けており、窓の先には隣家のアプローチに植えられている植栽が見える様に考えられています。
この窓が仮にない場合を写真を加工して作ってみましたが、右の写真のようになんとなく閉塞的な印象になります。
このように、外の景色を取り込み内部空間を豊にし、リビングエリアの境界線を曖昧にしています。
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また、コレは内部空間についても同じ事がいえます。
例えば廊下やキッチン、階段などもリビングに取り込み一体的な空間としている事も多く、リビングの広さを教えてくださいといわれても、何処までをリビングとして提示するかというところで悩んでしまう事もあります。
つまり、建築家の作る間取りでは、リビングは何畳かという事は重要ではなく・・・
リビングでどのような景色を見れるか?
どういう暮らし方が出来るのか?
ということを一番に図面を見ていただけたらと思います。
ということで、LDKはどれぐらいの大きさが良いかという明確な基準はなく、その土地や住まい方によって適した大きさがあり、畳の枚数で判断するものではありません。
どちらかというと、コストや敷地の制約によって大きさが決まる事がほとんどなので、その限られた大きさの中でいかに広く見せるか?が重要になってきます。
また、収納をきちんと考えていない家は、物があふれ出し狭く感じるようになります。
間取りを見比べる時に畳数だけで比較することなく、空間の豊かさを見比べてみてください。
コレは数値で表せない指標なので、簡単には伝えられないのですが、一生懸命模型やスケッチなどを使ってイメージを共有できるように努力しております。
でも、図面の中にそれぞれ畳数を書くのが一番楽なんですけどね。
ただ、そんな事でその部屋のイメージが限定されてしまう事を嫌うわけです・・・
(20畳のリビングといったら、お施主様が知っている20畳のリビングのイメージにとらわれて本来の姿をイメージしてもらえなくなるので)
■住まい造りの情報コーナーはこちらから
家造りの様々なヒントを少しづつストックしています。
---オープンハウス情報---
自邸のオープンハウスを開催します。
日時は11/1(日)、11/3(火・祭日)
両日とも13:00~17:00としています。
→詳しくはこちらをご覧下さい(オープンハウス情報)
いつも困ってしまいます。
それは、図面を書いている我々は全く何畳という単位での広さについては関心を持っていないのですぐに答えられないからです。
寝室や子供部屋など、ある程度小さい単位空間では畳数を提示すれば、ある程度の広さのイメージを持てるかもしれませんが、リビングダイニングのような広い部屋では、数字を聞いてすぐにイメージできる人がどれくらいいらっしゃるでしょうか?
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図面を前にその場で図面を計りながら・・・
「ざっと20畳ほどですね。」
という言葉を聞いて、うなずく姿は、多分大きさのイメージがもてたからというよりは、畳数を聞いて安心しただけに過ぎないのではと思うのです。
恐らく、今住んでいる家や訪れた事のある家のリビングの大きさが何畳という事だけがインプットされていて、その数字との比較で、「あのお宅よりリビングが大きいんだわ」と判断する為の材料であると。
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しかし、よく考えてください。
家の形は様々。
正方形の家も細長い家も同じ床面積だったら、同じ広さと感じるでしょうか?
天井の高さや視線の抜けなどによっても広さの印象は変ります。
特に、建築家は、外の景色や環境を家の中に取り込もうと努力しますので、壁で囲まれた部分の面積が云々ということよりも、外部への繋がりを重視します。
その面積以上の広さを感じれるように考えながら間取りを造るものです。
コレは一つの例えですが、なるべく長い方向に視線が抜けるように床から天井までのもスリット窓を設けており、窓の先には隣家のアプローチに植えられている植栽が見える様に考えられています。
この窓が仮にない場合を写真を加工して作ってみましたが、右の写真のようになんとなく閉塞的な印象になります。
このように、外の景色を取り込み内部空間を豊にし、リビングエリアの境界線を曖昧にしています。
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また、コレは内部空間についても同じ事がいえます。
例えば廊下やキッチン、階段などもリビングに取り込み一体的な空間としている事も多く、リビングの広さを教えてくださいといわれても、何処までをリビングとして提示するかというところで悩んでしまう事もあります。
つまり、建築家の作る間取りでは、リビングは何畳かという事は重要ではなく・・・
リビングでどのような景色を見れるか?
どういう暮らし方が出来るのか?
ということを一番に図面を見ていただけたらと思います。
ということで、LDKはどれぐらいの大きさが良いかという明確な基準はなく、その土地や住まい方によって適した大きさがあり、畳の枚数で判断するものではありません。
どちらかというと、コストや敷地の制約によって大きさが決まる事がほとんどなので、その限られた大きさの中でいかに広く見せるか?が重要になってきます。
また、収納をきちんと考えていない家は、物があふれ出し狭く感じるようになります。
間取りを見比べる時に畳数だけで比較することなく、空間の豊かさを見比べてみてください。
コレは数値で表せない指標なので、簡単には伝えられないのですが、一生懸命模型やスケッチなどを使ってイメージを共有できるように努力しております。
でも、図面の中にそれぞれ畳数を書くのが一番楽なんですけどね。
ただ、そんな事でその部屋のイメージが限定されてしまう事を嫌うわけです・・・
(20畳のリビングといったら、お施主様が知っている20畳のリビングのイメージにとらわれて本来の姿をイメージしてもらえなくなるので)
■住まい造りの情報コーナーはこちらから
家造りの様々なヒントを少しづつストックしています。
---オープンハウス情報---
自邸のオープンハウスを開催します。
日時は11/1(日)、11/3(火・祭日)
両日とも13:00~17:00としています。
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確かに、窓がある無いで部屋の雰囲気は違ってきますが、それはあくまでも雰囲気で、物理的な広さは床面積で決まってくるのかなぁと思います。
かくいう私も、ワンルームを借りた時も、一軒屋を買った時も、LDKの広さは重要視しました。
もちろん、部屋の雰囲気の把握は、現地の視察が必須だと思います。
あと、天井が高いとかなり広く感じますが、図面ではわからないですね。。。
LDKのサイズを認識していないというのはちょっと違うのですが・・・
我々の場合はただの四角いリビングを作ることが少なく、面積で示す大きさってのが余り意味を成さないんですよね。
それ以上に、六人掛けのダイニングテーブルやソファやTVの場所も想定して、図面に落とし込み空間の広さを決めます。
確かに賃貸住宅などを設計する時は、面積によってLDKと表記できるかなどがあるので、注意しますが、それ以外の場合は、数字上の面積は全く気にしないで設計してますね。
さすがに、確認申請を出す時は面積を出さなきゃいけないので最後にはチェックするんですけどね。
まぁ、オーダーメイドと建売の設計プロセスの違いだと思うんですけど・・・
言葉での表現が難しいですね。
なんとなく気が合うママの家は行っても心地よく過ごせるというか、納得の雰囲気なのです。同じマンションにいるママ友とは形は違うもののインテリアのスタイルが似ていて驚きました。話していて?と思うことが多いママの家はちょっと自分とは違うなぁと思ったり。どちらも大事なママ友ですが。
私の母も片付けが苦手で前の家は家中に物が溢れていたのですが、今のところ散らからずに生活できています。
やはり、マンションなどは収納量が圧倒的に少ないので、片付けの得意・苦手でかなりかわってくると思いますね。
その人の使い方にあわせた場所に収納を設けることが一番だとは思うのですが・・・
でも、やっぱ最後は個人の意識ですよね。
やはり、少ない収納でも工夫して暮らせる人も多くいるわけで。
確かに物事の考え方ってインテリアにも現れて出てくるところだと思います。
でも、家を建ててガラリと趣味の変る方もいらっしゃいます・・・