昨日、パークタワーで行われた「住まいの環境デザイン・アワード2010」の授賞式・シンポジウムに出席して参りました。
「住まいの環境デザイン・アワード2010」は東京ガス主催のデザインコンペで実物件を対象に「環境」というキーワードで優れた作品を選出する賞です。
何度かblogでも紹介いたしましたが、当事務所の「Akatuki House」が栄えあるベターリビング・ブルー&グリーン賞に輝き、”受賞者”として出席させて戴きました。
審査員は、建築家の東利恵先生、小嶋一浩先生、千葉学先生、建築環境学者の宿谷昌則先生に加え東京ガスの青沼 執行役員という顔ぶれで、グランプリ、最優秀作品の受賞者の方のプレゼンテーションと講評会が行われました。
今回はリノベーション物件の受賞作が多く、その中で最も評価されたのは、建築という造る作業ではなく、”減築”という今まであったものを取り払い、除くことで新たな切口を建築に与えるというきっかけ造りでした。
我々建築家は、設計をする段階になると「デザイン」を盛り込み表現する行為を行いがちですが、受賞者の言葉の中にもありましたが「無理をしない」設計という観点ががとても感慨深いものがあり、勉強になりました。
また、その他の講評会の中でのキーワードはいろいろと共感を持てるものが多く、受賞という事以上に自分の糧になったと思っています。
授賞式は、別途パーティー会場に移り行われたわけですが、こういったかしこまった席は久々なもので少々緊張してしまいました。
他の建築家の方々の作品が、「より、ニュートラルに、より無の空間をデザインし、そこに住まい手がアクティビティーを生み出す手法」の作品が多いように感じました。
一つの確固たるコンセプトがあり、それを軸に全ての空間構成が成り立つような力強いインパクトのある作品が多い中、私の作品は一つ一つの小さなコンセプトを枝葉のように積み重ね構築している為、少々インパクトに欠ける作品だったと思っています。
そして、多くの建築家の方とは全く逆のアプローチで、個(住まい手)からのイマジネーションを膨らませ多様な場面を作り出しているために、更にコンセプトが曖昧になり、アピール不足につながったのかなと反省しております。
ただ、それは手法の違いであり、プロセスの問題で、他の受賞者のプレゼンパネルを拝見させていただいた中での反省点や注意点を、次のコンペでは改善し次に繋げたいと思っています。
ま~そういった中でほんと、私の作品を上手く拾い上げていただいた審査員の方には感謝の言葉でいっぱいです(^ー^)
賞金は後日受け渡しになるということで、私へのプレゼントは冒頭の写真の盾とこのような品々・・・
なんか賞金を受け取るまではまだちょっと受賞した気分になれません(笑)
そして、お施主様への記念品授与もあり、コンランショップのでかい包みを手渡されました!
---
最後に・・・
今回、このような賞を頂き、東京ガスを初め協賛企業の方々、また審査員の建築家の方、そして私が受賞した賞を設立していただいた財団法人ベターリビングの方には感謝の言葉を述べさせていただくと共に、今後の設計活動の中でその賞に恥じないもの造りを続け、地球環境や地域社会に寄与できるよう努力していきたいと思っております。
今回は、Akatuki Houseをベターリビング・ブルー&グリーン賞に選出して戴き誠にありがとうございました!
→Akatuki House の竣工写真はこちらからご覧戴く事ができます
「住まいの環境デザイン・アワード2010」は東京ガス主催のデザインコンペで実物件を対象に「環境」というキーワードで優れた作品を選出する賞です。
何度かblogでも紹介いたしましたが、当事務所の「Akatuki House」が栄えあるベターリビング・ブルー&グリーン賞に輝き、”受賞者”として出席させて戴きました。
審査員は、建築家の東利恵先生、小嶋一浩先生、千葉学先生、建築環境学者の宿谷昌則先生に加え東京ガスの青沼 執行役員という顔ぶれで、グランプリ、最優秀作品の受賞者の方のプレゼンテーションと講評会が行われました。
今回はリノベーション物件の受賞作が多く、その中で最も評価されたのは、建築という造る作業ではなく、”減築”という今まであったものを取り払い、除くことで新たな切口を建築に与えるというきっかけ造りでした。
我々建築家は、設計をする段階になると「デザイン」を盛り込み表現する行為を行いがちですが、受賞者の言葉の中にもありましたが「無理をしない」設計という観点ががとても感慨深いものがあり、勉強になりました。
また、その他の講評会の中でのキーワードはいろいろと共感を持てるものが多く、受賞という事以上に自分の糧になったと思っています。
授賞式は、別途パーティー会場に移り行われたわけですが、こういったかしこまった席は久々なもので少々緊張してしまいました。
他の建築家の方々の作品が、「より、ニュートラルに、より無の空間をデザインし、そこに住まい手がアクティビティーを生み出す手法」の作品が多いように感じました。
一つの確固たるコンセプトがあり、それを軸に全ての空間構成が成り立つような力強いインパクトのある作品が多い中、私の作品は一つ一つの小さなコンセプトを枝葉のように積み重ね構築している為、少々インパクトに欠ける作品だったと思っています。
そして、多くの建築家の方とは全く逆のアプローチで、個(住まい手)からのイマジネーションを膨らませ多様な場面を作り出しているために、更にコンセプトが曖昧になり、アピール不足につながったのかなと反省しております。
ただ、それは手法の違いであり、プロセスの問題で、他の受賞者のプレゼンパネルを拝見させていただいた中での反省点や注意点を、次のコンペでは改善し次に繋げたいと思っています。
ま~そういった中でほんと、私の作品を上手く拾い上げていただいた審査員の方には感謝の言葉でいっぱいです(^ー^)
賞金は後日受け渡しになるということで、私へのプレゼントは冒頭の写真の盾とこのような品々・・・
なんか賞金を受け取るまではまだちょっと受賞した気分になれません(笑)
そして、お施主様への記念品授与もあり、コンランショップのでかい包みを手渡されました!
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最後に・・・
今回、このような賞を頂き、東京ガスを初め協賛企業の方々、また審査員の建築家の方、そして私が受賞した賞を設立していただいた財団法人ベターリビングの方には感謝の言葉を述べさせていただくと共に、今後の設計活動の中でその賞に恥じないもの造りを続け、地球環境や地域社会に寄与できるよう努力していきたいと思っております。
今回は、Akatuki Houseをベターリビング・ブルー&グリーン賞に選出して戴き誠にありがとうございました!
→Akatuki House の竣工写真はこちらからご覧戴く事ができます
昨今はなんとなくしなやか系がうけているのですね。
小さなコンセプトが枝葉のように積み重なっているコンセプトって相当いいと思います!今後もそういう方向でいくのはありかと思います。枝葉的コンセプトもつきつめていくと相当力のあるものになると思います。今後も期待してます。
ありがとうございます。
審査員の方によって方向性が違うかと思うのですけどね。
実物件の場合は、後からコンセプトを変えるわけにもいかないので(笑)
励みになる言葉ありがとうございます。
言葉で言うと綺麗に聞こえますが、やはりこういうコンペではその中からテーマをばっちり絞って中心に添えるべきだと感じました。
設計手法は簡単に変えるつもりも無いのですが、自分のテーマのアピール不足にもつながるのでもうちょっと時間をかけていろいろ考えたいと思います。
久し振りにブログチェックしたら、子どもは大きくなってるは、今ちゃんは賞取ってるは、で驚いてます(@ @)
「おめでとう!!」
Akatuki Househaは、我が家の近所なのになかなかお伺い出来ず仕舞い・・・
そのうち、自転車でふらりと訪れたいなぁなんて思ってま~す
また、皆で集まりたいね♪
P.S.F氏の結婚式(5/16)は出席?
初投稿でした。
お久しぶりです!
そうなんですよ。
最近自分の周りの環境はめまぐるしく変わっていて何から説明していいやらです(笑)
そろそろ、育児も余裕ができてきたので、久々に皆にも会いたいですね。
我が家+どこかお店で飲み会でもしたいですね。
F氏の結婚式は行く予定です。
もちろん、うちの結婚式の仕返しに遅刻して行きますけど(笑)