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最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

太陽光発電の損得~Akatuki式償却年数の計算法

2010-09-07 23:30:35 | ■建築話
先日、太陽光発電の損得情報をHPにアップしました。
調度、お施主さんが導入を検討していたので改めて詳細に調べ、償却年数等を試算させていただいたのです。

これまで、私のイメージでは太陽光発電の償却年数はざっと30年で、太陽光パネルの効率の低下や屋根材等防水の寿命(もちろん建物の寿命)等を加味すると、なかなか元を取るのは大変だなぁ~って思ってたんですね。

しかし、太陽光発電の「新たな買取制度」が開始され発電エネルギーの買取額が大幅にアップし、大分現実的なものとなってきたのです。

立佞武多の写真

詳細は全てHPに記載していますが、簡単に申し上げると、通常約23円で買う電気代が、太陽光発電で発電した電力を48円で売電できるという制度(10年間)で、この制度を巧みに利用する事によって大幅に償却年数を短くする事ができるようになったのです。

35坪ぐらいの切妻屋根の住宅で試算すると約21年。
屋根の形状や向きと等に違いをつける事によって13年から29年といった償却年になる事もわかりました。
いづれも、一定の条件をつけた試算結果ですが、屋根にめいいっぱい太陽光パネルを載せ、効率の良い真南30度の傾斜で太陽光パネルを載せる事で最大限のメリットを受けることが出来ます。

そして、日中の電力消費を極力抑えることも償却期間を短くするポイントです。

さらに、今年の夏はほぼ晴れの日が続き、日射量が多かったのでこのシュミレーション以上の成果をあげられたものと思います。
来年以降も今年のような猛暑、日照りが続けばさらに償却年は短縮されるかもしれません。

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一つだけ言える事は、太陽光発電を採用するには今が買いだという事。
「新たな買取制度」をうまく利用してお得なエコライフを送るチャンスです。

しかし、設置条件や住宅ローンを組む場合などは上記の試算結果のようにならない場合もあるので注意が必要です。
また、家庭の消費電力によっても償却期間が変ってきますので、是非ご自身の手で償却シュミレーションを行ってみてください。

→太陽光発電のメリット・デメリット~補助金利用・償却年数試算方法など(HP)

※あくまで私の試算例なので制度を理解した上で数値等ご自身で加減して検討してみてください。


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