レモンちゃん🍋

瀬戸内の島に移住したレモン農家見習いのアケミです。商品のことや畑のこと、島の様子をぽつぽつ投稿していきます。

出来ない…は全部じゃない。

2022-11-15 21:52:04 | 日記
ずっと避けていた事がありました。
過去形です。

軽くコンプレックスでもあったと思います。
それは…お料理🍳🔪

最近知り合った方は、あれ?
って思われると思います。

2年前まで鎌倉でオーガニックレストランを
経営していました。

一人なのでもちろんお料理します。
人様からお金頂いて💰

実は、10年前には想像も出来ない事でした。
実際お店を始めたときは、私の料理でお金を
貰っていいんだろうか…と。

初めはホントに気が気じゃなかったです。
お料理を出す度にお客様の様子をみてました。

まぁ、ポーカーフェイスなので気付いた人は
いなかったでしょう。

話は戻って、なぜお料理がコンプレックス
だったのか。

これは父の教育方針とでも言いましょうか。
「女の子はお嫁に行ったら毎日料理しなくちゃ
ならないんだから、子どものうちはさせるな」
という、昭和な背景の中、理解があるような
無いような理由からです。

加えて左利きなので、私が左手で包丁を持つと
母が怖がるので、機会も興味もなくなって。

それでも、全くなんにもしなかった訳では
なくて。

包丁を使わないことはたまにはするんです。
そうめん茹でるとか、パンケーキ焼くとか
そんなんですけど。

その中に「魚を焼く」というのがありまして。
母はたぶんお料理が上手な人なんです。

お洒落なのとか、キレイな料理は出ませんが
基本的な家庭料理が美味しいんです。

子どもの頃は特におやつも丁寧に作って
くれていたみたいです。
覚えてなくてごめんなさい🙏

そして、この間の美味しかったあれ、作って。
と言って再現されることのないあるある…。

かなり逸れましたが、普段料理をしなくて
さらに不器用な私が、「魚を焼く」のは
上手なんです!

母はあれこれしながら魚を焼くので結構な
割合で焦げて焼き上がります。

ところが料理の出来ない私が焼くと
いつ焼いてもちょうど良く焼けます。

なぜって、それしかしてないから、ずーっと
見てるんです。

色と、音と、香りを見て、いい感じの所で
裏返す。

心配だから焼きすぎないかちょくちょく
見るので焦がさない。

そんなことをサバを焼きながら思い出しました。

今では音と香りで判断出来るようになりました。

これもひとえに、じーっと魚を見張っていた
あの頃があったからよねぇ〜。