ずっと避けていた事がありました。
過去形です。
軽くコンプレックスでもあったと思います。
それは…お料理🍳🔪
最近知り合った方は、あれ?
って思われると思います。
2年前まで鎌倉でオーガニックレストランを
経営していました。
一人なのでもちろんお料理します。
人様からお金頂いて💰
実は、10年前には想像も出来ない事でした。
実際お店を始めたときは、私の料理でお金を
貰っていいんだろうか…と。
初めはホントに気が気じゃなかったです。
お料理を出す度にお客様の様子をみてました。
まぁ、ポーカーフェイスなので気付いた人は
いなかったでしょう。
話は戻って、なぜお料理がコンプレックス
だったのか。
これは父の教育方針とでも言いましょうか。
「女の子はお嫁に行ったら毎日料理しなくちゃ
ならないんだから、子どものうちはさせるな」
という、昭和な背景の中、理解があるような
無いような理由からです。
加えて左利きなので、私が左手で包丁を持つと
母が怖がるので、機会も興味もなくなって。
それでも、全くなんにもしなかった訳では
なくて。
包丁を使わないことはたまにはするんです。
そうめん茹でるとか、パンケーキ焼くとか
そんなんですけど。
その中に「魚を焼く」というのがありまして。
母はたぶんお料理が上手な人なんです。
お洒落なのとか、キレイな料理は出ませんが
基本的な家庭料理が美味しいんです。
子どもの頃は特におやつも丁寧に作って
くれていたみたいです。
覚えてなくてごめんなさい🙏
そして、この間の美味しかったあれ、作って。
と言って再現されることのないあるある…。
かなり逸れましたが、普段料理をしなくて
さらに不器用な私が、「魚を焼く」のは
上手なんです!
母はあれこれしながら魚を焼くので結構な
割合で焦げて焼き上がります。
ところが料理の出来ない私が焼くと
いつ焼いてもちょうど良く焼けます。
なぜって、それしかしてないから、ずーっと
見てるんです。
色と、音と、香りを見て、いい感じの所で
裏返す。
心配だから焼きすぎないかちょくちょく
見るので焦がさない。
そんなことをサバを焼きながら思い出しました。
今では音と香りで判断出来るようになりました。
これもひとえに、じーっと魚を見張っていた
あの頃があったからよねぇ〜。