
夕食が終わりもう午後8時を回っているというのにまだ明るいシニョリーヤ広場。少し夕涼みをしてから帰ろうと思い、彫刻に囲まれたステージの階段に腰掛け、そこに集う人々を眺めていた。夫はいつものごとく手当たり次第にカメラのシャッターを押している。ふと空を見上げると飛行機雲が一筋空高くぐんぐん白い筋を延ばしているところだった。とてもきれいで自分だけ見ているのがもったいない気がして、隣に腰掛けていた若い女性の肩をトントンと軽くたたいて教えてあげた。
「日本の方ですか?」
と聞いてきたので
「はい、そうです。あなたも?」
と尋ねた。
「はい。」
「どちらから?」
「私は、ここに住んでいるんです。」
日本から遠く離れたこの地で単身働いているのだそうだ。
「写真お撮りしましょうか?」
と言ってくれたので、夫と2人並んで撮ってもらった。
「お仕事がんばって!」
「ありがとうございます。よい旅を。」
爽やかな女性だった。
思えばこの旅の間、イタリア各地で単身働く何人もの日本人の女性たちに出会ってきた。どの方も颯爽としてかっこよかったな。その女性たちの勇気とたくましさに拍手。
「日本の方ですか?」
と聞いてきたので
「はい、そうです。あなたも?」
と尋ねた。
「はい。」
「どちらから?」
「私は、ここに住んでいるんです。」
日本から遠く離れたこの地で単身働いているのだそうだ。
「写真お撮りしましょうか?」
と言ってくれたので、夫と2人並んで撮ってもらった。
「お仕事がんばって!」
「ありがとうございます。よい旅を。」
爽やかな女性だった。
思えばこの旅の間、イタリア各地で単身働く何人もの日本人の女性たちに出会ってきた。どの方も颯爽としてかっこよかったな。その女性たちの勇気とたくましさに拍手。