これから今年も盛夏。 あるひとはそこにはもういない。 そよぐ夏草。
彼の訃報に接した時、介護をしていた人が先に亡くなってしまったという不幸、不運を感じたんだけれども、そのことについても実はあまり知らなかったことを、wikiなどで見て知った。2013年には彼自身、初期の胃癌の手術をしていたこととか、その後には別の癌を発症していたこととか。
幸福な夫婦の生活。愛する伴侶のいる人生。 だが、誰しもが老いる。病にも見舞われる。終わりになって辛さがやってくるという残酷。 その可能性から逃れられない人間の宿命が、辛い。 例え覚悟はするとしても。