以前、皇室典範改正の論議について、自分の勝手な考えを述べた。
その中に、皇太子・秋篠宮様のお二人の妃の名前(旧姓)について不思議な符合があることを書いた。
ところが、インターネットを検索していて、自分の他にも早くから気がついておられる方が何人かおられることを知った。
気がついている人がおられると思ってはいたが、自分が一番最初に気がついたかの如くの表現をしたことを謝しておく。
又 女性天皇に愛子様が即位され127代愛子天皇となられた場合、愛子天皇より女系天皇となると書いているが、この項は、愛子天皇のお子様が、愛子天皇の次に皇位継承された天皇より女系天皇となる。自分の間違いである訂正してお詫びしておく。
現行の日本国憲法第21条で保障されているように、我が国には言論の自由がある、主義主張も自由である。
だが、その中で名前の不思議な符合は、天皇家の陰謀である。とのサイトがあったが、このサイトは不自然である。
そのように、陰謀を企む必要性がないと考えるからである。むしろ、陰謀と思う程に日本の皇室とは謎の存在なのである。
平成18年の初春を迎え、報道では皇室典範改正にようやく重大性への認識が広がりだした。
神秘性と伝統の万世一系の天皇家125代に至る、「天皇家は男系で継がねばならない」という「男系」という唯一の原理を維持して欲しいものである。
天皇家125代とはいえ、父親が天皇の血筋という男系の確立は恐らく第26代継体天皇からと思うが、万世一系に何ら異存はない。
外国の王家と違い日本の皇室は武力で国民を服従させたわけではない、その権威によって国民から崇敬を受けてきた。
国民は皇室を唯一特別な家系として仰ぎ見て天皇の権威を高めてきた。
将来、女系天皇が即位されると、異質の天皇や皇室となる。国民は自分達と異ならない存在と感じるだろう。
皇室への近親感は増すだろうが、果たして天皇の権威を持ち続けて行けるだろうか。大きな疑問である。
今上天皇のあと現皇太子殿下が天皇になられ、その後愛子様が天皇になられるとすればどうなるか、まともに考えることも出来ない。
そして、遠い先の心配であるが、女性天皇に「道鏡のような問題」が起こったらどうするか。
それも、日本人ならばともかくとして、外国人の道鏡が現れて道鏡で終わらなかった場合、日本国の天皇は女系外国系天皇となる。
あるはずもない杞憂ではあろう。
だが、2000年に渡る天皇の皇位継承の歴史を平成の我々に変える権利はない。