小説 鶴彬―暁を抱いて (単行本) 吉橋 通夫 (著)

川柳人・鶴彬（つるあきら）の生涯, 2009/3/22

By 歯職人

　日本が戦争に突き進んだ時代に、時代状況と格闘しながら川柳の可能性信じ、志半ばで倒れた川柳人鶴彬の生涯を描いた作品。
　本作は、鶴彬に関する最新作に位置づけられる。
　2009年には、鶴彬生誕100年を記念して、ドキュメンタリー映画「鶴彬」の製作・上映が計画されている。

鶴彬の昭和十二年発表の作品に、以下がある。

万歳とあげて行った手を大陸において来た

手と足をもいだ丸太にしてかへし　

胎内の動きを知るころ骨がつき

　
ショウセツツルアキラ　アカツキヲイダイテ
小説　鶴彬―暁を抱いて

吉橋　通夫【著】
新日本出版社 （2009/03/20 出版）

205p / 19cm / B6判
ISBN： 9784406052306
NDC分類： 913.6

価格： ￥1,890 (税込)

著者紹介
吉橋通夫［ヨシハシミチオ］
１９４４年、岡山県生まれ。「京のかざぐるま」（岩崎書店）で日本児童文学者協会賞、「なまくら」（講談社）で野間児童文芸賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）