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歯科技工士・岩澤 毅

小沢 昭一 (著)  俳句で綴る 変哲半生記

2013年03月09日 | amazon.co.jp・リストマニア
小沢変哲こと小沢昭一氏の俳句による人生の記録である, 2013/3/9

By 歯職人

 小沢昭一氏の俳句、およそ四千を詠まれた年代順に編んだ句集である。
 評者に、句の上手下手は分からぬが、多分小沢氏は下手なのであろう。歴史に残るものは無いのであろう。しかしながら、小沢氏の人柄を表す味のある句があるということで、出版の運びとなったものと推測する。
 この句集に定着された語句、言葉、漢字、これらが私には難解なのである。耳で聞けば理解できる言葉もあると思うが、これが中々手ごわい。さらには、そこに詠まれた情景が浮かばない。高度成長以前の東京下町や日常の暮らし対する実感、言葉の周辺に対する知識の欠落、生活者として継承しなければならないだろう諸々が足りないのである。
 何時か、はたと呑み込める日があるものと思い、時を置いて読み返したい。

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ハイクデツズルヘンテツハンセイキ
俳句で綴る変哲半生記


小沢 昭一【著】
岩波書店 (2012/12/20 出版)

309p / 14×20cm
ISBN: 9784000247153
NDC分類: 911.368

価格: ¥2,730 (税込)

詳細

第1章 俳句を知り初めしころ
第2章 句友がいれば、苦吟もまたたのし
第3章 駄句への愛着、迷句へのこだわり
第4章 句縁で結ばれ、豊かな後半生
「私にとって俳句は遊び.だから真底楽しい」と語る著者.東京やなぎ句会発足の折に,初めて俳句と出会い,はや四十年余.東京やなぎ句会のほか,さまざまな句会にも参加し,詠んだ俳句はなんと四千にものぼる.本書ではその全てを,俳句にまつわるエッセイと共に収録する.俳句と句会・句友への愛と感謝に満ちた,変哲句集の決定版.


著者紹介

小沢昭一[オザワショウイチ]
俳優。1929(昭和4)年、東京生まれ。早稲田大学仏文科、俳優座附属俳優養成所所卒業。舞台、ラジオ、映画、テレビなどで幅広く活躍。同時に、民衆芸能の民俗学研究に独自の道をひらく。劇団「しゃぼん玉座」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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