福島民報 2020年9月12日 みんなのひろば
郡山での講演会 逆に元気もらう
秋田市・岩沢 毅(歯科技工士 60)
先日、郡山市で歯科技工士の皆さんに「ポストコロナの歯科技工」をテーマにお話しする機会を頂いた。感染予防のため手指消毒や換気、席間の距離を確保した会場設定の上での開だった。 新型コロナウイルスの感染拡大以降、歯科医院に診察や治療に訪れる患者さんの減少が続いている。歯科治療の過程では、唾液などの接触を伴う場合もあり、患者さんの足が遠ざかるかもしれない。
当然の帰結で、私たち歯科技工業界でも歯科医院からの仕事の受注の減少傾向があり、他の業界と同様に終わりの見えない中での模索が続いている。
歯科技工の作業工程では、手作りでアナログの部分をデジタル化する試みが続いており、コロナ禍でテレワークなどを進める動きもある。
参加した歯科技工士の皆さんは、状況を冷静に捉え、患者さんの心情や歯科器材・材料メーカーの商品開発動きを考えながら、各自の対応策を活発に模索されていた。私が元気をもらった一日になった。
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/5639
秋田県避難者交流センターについて
東日本大震災により被災され秋田県内に避難している方々の交流の場として「秋田県避難者交流センター」を開設しています。
避難者支援相談員が常駐しており、各種相談に応じるほか、ふるさとからの情報や各種支援情報も提供しますので、
集い場として気軽にご利用ください。
※土曜日もオープン ~お気軽にお越しください~
「秋田県生涯学習センター内」3階
〒010-0955
秋田県秋田市山王中島町1-1
開館期間・時間
毎週水曜日から土曜日
午前9時半から午後4時半まで
※お盆、年末年始などはお休みさせていただきます。 (その他の休館日は毎月発行しております「スマイル通信」をご確認ください。)
主な設備
1.ミーティング用テーブル10人程度利用可能
2.避難元の新聞【 福島民友、福島民報、河北新報(宮城県版)、岩手日報、石巻日々新聞】
3.連絡・情報提供掲示版
4.就労・定住支援情報
バス停留所
秋田中央交通
「県立体育館前」
下車徒歩2分(県庁中央交通線、県立プール線ほか)
利用方法
•ご予約はいりません。
•開館時間内は自由にご利用できます。
問い合わせ先
•秋田県避難者交流センター
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202010/20201018_63032.html
原発避難者の今を継続発信 「相双の会」会報100号超え
2020年10月18日日曜日
河北新報
東京電力福島第1原発事故の避難者でつくる「原発事故被害者 相双の会」が発行してきた会報が100号を超えた。2012年からほぼ毎月のように発行し、散り散りになった避難者の生活ぶりといった情報を提供。今は避難者だけでなく、全国の支援者らにも届けている。
相双の会は12年6月、福島県浜通りから多くの人が避難していた会津若松市で結成され、会報発行も始めた。会長で元郵便局員の国分富夫さん(75)=相馬市=も全住民が避難した南相馬市小高区で被災し、会津若松市で生活していた。
「東電や国の責任を明確にしたいという思いが出発点。編集は浪江町や富岡町の出身者と協力して行ってきた」と振り返る。
節目の100号では全国の避難者や支援者の声を特集。「あの日突然、原発という魔物の土足で踏みにじられた」「電力と国が原発再稼働を推進していることに憤りを感じる」などのメッセージが寄せられた。今月の101号は東京都から飯舘村に移り住んで被災した夫婦の話を紹介した。
避難者らが起こした集団訴訟を積極的に取り上げたのも特徴。国分さん自身が原告に加わった訴訟だけでなく他の訴訟も傍聴し、情報発信してきた。
当初は印刷して約200人に配った。今はメールで約400人に届けている。プリントアウトして配布する人もおり、読者は相当数に上るという。
ただ、毎月の編集作業はかなりの負担。100号を節目に打ち切ることも考えたが、国分さんは「今後も発行してほしいという要望が多く、もうしばらく続けるつもり」と話す。
2020年10月18日日曜日