自分で調べる技術―市民のための調査入門 (新書)
宮内 泰介 (著)
新書: 199ページ
出版社: 岩波書店 (2004/07)
ASIN: 4007001170
市民が、社会人が情報を活用し発信する時代のために, 2007/1/8
レビュアー: 歯職人
自分を取り巻く状況に対して、ただ嘆き悲しむだけでなく、論理無く他人の責任を転化し存在しない「安全圏」に逃げ込むのではなく、生活者としての市民が社会に働きかけるために、そんな志を感じる一冊です。
本書は、技術論に偏ることなく、学術書の二番煎じになることも無く、実践的な「そもそも市民が調査すること」の意味から読者に語りかける。
各種の図書館の利用方法から始まり、インターネットの利用方法は勿論であるが、ごく身近な自分を取り巻く状況に対応した「フィールドワーク」の実践指南と、「まとめかたとプレゼンテーション」までがこの一冊にまとめられている。
著者の市民への期待が、本書を心地良いものにしている。
目次
1 市民が調査をするということ(自分たちのことは自分たちで決める 調査は難しくない ほか)
2 資料・文献調査(資料・文献調査とは? 雑誌記事・論文を探す ほか)
3 フィールドワーク(フィールドワークはなぜ必要か フィールドワークは立体的 ほか)
4 まとめかたとプレゼンテーション(1つ目の“一覧化”=フォルダにまとめる 2つ目の“一覧化”=カード化とキーワード化 ほか)
5 最後に―市民調査を組織しよう(市民調査を組織する ノウハウの相互交流 ほか)
宮内 泰介 (著)
新書: 199ページ
出版社: 岩波書店 (2004/07)
ASIN: 4007001170
市民が、社会人が情報を活用し発信する時代のために, 2007/1/8
レビュアー: 歯職人
自分を取り巻く状況に対して、ただ嘆き悲しむだけでなく、論理無く他人の責任を転化し存在しない「安全圏」に逃げ込むのではなく、生活者としての市民が社会に働きかけるために、そんな志を感じる一冊です。
本書は、技術論に偏ることなく、学術書の二番煎じになることも無く、実践的な「そもそも市民が調査すること」の意味から読者に語りかける。
各種の図書館の利用方法から始まり、インターネットの利用方法は勿論であるが、ごく身近な自分を取り巻く状況に対応した「フィールドワーク」の実践指南と、「まとめかたとプレゼンテーション」までがこの一冊にまとめられている。
著者の市民への期待が、本書を心地良いものにしている。
目次
1 市民が調査をするということ(自分たちのことは自分たちで決める 調査は難しくない ほか)
2 資料・文献調査(資料・文献調査とは? 雑誌記事・論文を探す ほか)
3 フィールドワーク(フィールドワークはなぜ必要か フィールドワークは立体的 ほか)
4 まとめかたとプレゼンテーション(1つ目の“一覧化”=フォルダにまとめる 2つ目の“一覧化”=カード化とキーワード化 ほか)
5 最後に―市民調査を組織しよう(市民調査を組織する ノウハウの相互交流 ほか)