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歯科技工士・岩澤 毅

裁判官の爆笑お言葉集 (新書) 長嶺 超輝 (著)

2007年06月28日 | amazon.co.jp・リストマニア
同時代を共に生きる裁判官の肉声を記録, 2007/6/28

By 歯職人

 本書の読者対象は、一般紙の片隅の一段の裁判記事に眼の行く方。また、最近はスポーツ紙にもあるチョットした事件の傍聴記事などが気になる方となるだろうか。
 法廷の裁判官の口から漏れる一言が醸し出す裁判官の人柄、判決時点での社会の雰囲気の影響。現代を時代を、被告・原告と同時に生きる裁判官の発言集です。
 「爆笑」とは程遠いが、裁判官の生態に近づく資料となる。

(サイバンカンノバクショウオコトバシュウゲントウシャシンショ )

幻冬舎新書

裁判官の爆笑お言葉集
ISBN:9784344980303 (4344980301)
219p 18cm
幻冬舎 (2007-03-30出版)

・長嶺 超輝【著】
[新書 判] NDC分類:327.04 販売価:756(税込) (本体価:720)

「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。
裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。
ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。
スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。
本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。
これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい。

第1章 死刑か無期か?―裁判長も迷ってる
第2章 あんた、いいかげんにしなさいよ―あまりに呆れた被告人たち
第3章 芸能人だって権力者だって―裁判官の前ではしおらしく
第4章 被告人は無罪―「有罪率99.9%」なんかに負けない
第5章 反省文を出しなさい!―下手な言い訳はすぐバレる
第6章 泣かせますね、裁判長―法廷は人生道場
第7章 ときには愛だって語ります―法廷の愛憎劇
第8章 責めて褒めて、褒めて落として―裁判官に学ぶ諭しのテク
第9章 物言えぬ被害者を代弁―認められ始めた「第3の当事者」
第10章 頼むから立ち直ってくれ―裁判官の切なる祈り

長嶺超輝[ナガミネマサキ]
1975年長崎県生まれ。九州大学法学部を卒業後、弁護士を目指し、塾講師や家庭教師の指導と並行して司法試験を受験。七回の不合格を重ねて懲りる。現在はライター業の合間をぬって裁判傍聴に通う日々。2005年の最高裁判所裁判官国民審査では、対象となった裁判官六名の経歴や過去の発言、判決骨子をまとめたサイト「忘れられた一票」が各方面で大きな反響を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

法治国家つまみぐい
http://miso.txt-nifty.com/

名古屋地方裁判所 やじうま傍聴記
http://chisai.seesaa.net/

阿曽山大噴火コラム「裁判Showに行こう」 - バックナンバー
http://www.nikkansports.com/general/asozan/asozan-backnumber.html

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