竹中平蔵のブレインによる仕事術・生き方論, 2008/9/15
By 歯職人
小泉・竹中構造改革路線の担い手の一人であり、秘書官として竹中に付き従った元通産官僚の仕事術・処世術・生き方論といったところの一冊である。
既得権益で固まった強固な地盤の上に存在する永田町と霞ヶ関に、竹中流「改革」の地殻変動をもたらした竹中チーム仕事術を平易な文体と見出し、編集術で20~30代の読者を対象に普及しようとする試みか。
著者の岸博幸自身は、坂本龍一との交際等々、多芸多才にして旧来の官僚像からも政治人間像からも遠い。
今後も繰り返し名称も衣も変えながら復活するであろう竹中流「改革」に備え押さえて置いても良い一冊である。
ブレインノセンジュツ セイカイヲウゴカシタヒショカンノテクニック
ブレインの戦術―政界を動かした秘書官のテクニック
岸 博幸【著】
あさ出版 (2006/10/24 出版)
199p / 19cm / B6判
ISBN: 9784860631802
NDC分類: 159
価格: ¥1,470 (税込)
詳細
40代前半にして、その異能ぶりから「陰の黒幕」とメディアで称されてきた著者。
彼はいかにして官僚や議員を動かし、政界を変えることができたのか…。
【担当編集者のコメント】
竹中平蔵氏推薦――「この戦術があったから改革できた! 人を、そして世の中を動かすノウハウを学べ」。竹中平蔵前大臣の右腕として改革を遂行してきた政務秘書官が明かす、「自分」「流れ」「人」「世の中」を動かし、変えるテクニックの数々。「イヤだ」と思っても、何もできずに悶々としてはいませんか? 自分を変えてみたいと思っていませんか?――「できない」と思い込んでいるあなたが「できる」ようになる方法が、ここにはたくさん詰まっています。
【著者のコメント】
ボクはこれまで、本当に恵まれた経験ができました。目上の人たちとの戦い方、問題解決の方法、発言力のつけ方、仲間をつくる方法など、さまざまなことを学べました。政治に関わる以前にも、留学したりKEDOに勤務したりコンテンツ業界の仕事をするなかで、たくさんの教訓を得ました。これらの経験を少しでも多くの若い人に伝えることによって、皆さんが頑張りだすきっかけになれば、と思います。<序章より>
■■本書のもくじ■■
★序章 立ち上がるべきときが来た
竹中平蔵前大臣の側近として感じたこと
小泉改革で日本は変わったか
夢と希望のない国になりつつある日本
若い世代の危機的状況
格差社会の実態は「意識の格差」
★第1章 自分をつくる
自分の夢を明確にする
「心の宝物」を持つ
小さくていいから達成感と成功体験を積み重ねる
努力したぶんだけ未来が変わる
You can do it!
自己主張しましょう!
説明能力アップのコツは「簡潔さ」から
肩書きや組織に頼らない
専門性と教養を身につける
「手段」と「目的」を混同しない
度胸があればチャンスはついてくる
笑顔は内面を磨く
★第2章 「流れ」を感じる
情報のアンテナを高く
好奇心を行動に繋げる
常識や前例はまず疑う
マスメディアを信用しない
「権威」を信用しない
情報は自身で分析する
直感を信じる
「流れ」を読む
視野はグローバルに
★第3章 人を動かす
本当に信頼できる仲間を見つける
「志」で仲間を探す
人と会うときは1回目が勝負
まず自分から動く
常に「正論」を吐く
聞き上手、ほめ上手になる
相手を見て説得する
相手を「洗脳」してしまう
下に優しく、上に厳しく
カッコ良さを貫く
★第4章 世の中を動かす
大義名分を明確に
まずは世のため人のため、自分のためは最後
「出過ぎた杭」になる
頭は低く、志は高く
失敗は大事な経験値
日頃は執念、ここぞで気合と根性を
100点の評論よりも50点の成果
50点の成果を出す方法
ゲリラ戦、百姓一揆が大事
まずは今の場所で全力投球
★最終章 正しい方法で行動を起こす
いろいろ言ってきましたが……
ワールドカップが日本の実態
「自分はダメだ」と思い込んでいるなら
変えるのは、自分しかいない
著者紹介
岸博幸[キシヒロユキ]
1962年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業、コロンビア大学ビジネススクール卒業(MBA)。86年、通商産業省(現・経済産業省)入省。朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)、資源エネルギー庁、内閣官房IT担当室などの職務を経て、竹中平蔵大臣の秘書官に就任。同大臣の側近として、不良債権処理や郵政民営化をはじめとした構造改革の立案・実行に携わる。同時に、98~00年に坂本龍一氏らとともに設立したメディア・アーティスト協会(MAA)の事務局長を兼職するなど、ボランティアで音楽、アニメ等のコンテンツビジネスのプロデュースに関与。04年から慶應義塾大学助教授を兼任。06年、小泉内閣の交代とともに経産省を辞職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
By 歯職人
小泉・竹中構造改革路線の担い手の一人であり、秘書官として竹中に付き従った元通産官僚の仕事術・処世術・生き方論といったところの一冊である。
既得権益で固まった強固な地盤の上に存在する永田町と霞ヶ関に、竹中流「改革」の地殻変動をもたらした竹中チーム仕事術を平易な文体と見出し、編集術で20~30代の読者を対象に普及しようとする試みか。
著者の岸博幸自身は、坂本龍一との交際等々、多芸多才にして旧来の官僚像からも政治人間像からも遠い。
今後も繰り返し名称も衣も変えながら復活するであろう竹中流「改革」に備え押さえて置いても良い一冊である。
ブレインノセンジュツ セイカイヲウゴカシタヒショカンノテクニック
ブレインの戦術―政界を動かした秘書官のテクニック
岸 博幸【著】
あさ出版 (2006/10/24 出版)
199p / 19cm / B6判
ISBN: 9784860631802
NDC分類: 159
価格: ¥1,470 (税込)
詳細
40代前半にして、その異能ぶりから「陰の黒幕」とメディアで称されてきた著者。
彼はいかにして官僚や議員を動かし、政界を変えることができたのか…。
【担当編集者のコメント】
竹中平蔵氏推薦――「この戦術があったから改革できた! 人を、そして世の中を動かすノウハウを学べ」。竹中平蔵前大臣の右腕として改革を遂行してきた政務秘書官が明かす、「自分」「流れ」「人」「世の中」を動かし、変えるテクニックの数々。「イヤだ」と思っても、何もできずに悶々としてはいませんか? 自分を変えてみたいと思っていませんか?――「できない」と思い込んでいるあなたが「できる」ようになる方法が、ここにはたくさん詰まっています。
【著者のコメント】
ボクはこれまで、本当に恵まれた経験ができました。目上の人たちとの戦い方、問題解決の方法、発言力のつけ方、仲間をつくる方法など、さまざまなことを学べました。政治に関わる以前にも、留学したりKEDOに勤務したりコンテンツ業界の仕事をするなかで、たくさんの教訓を得ました。これらの経験を少しでも多くの若い人に伝えることによって、皆さんが頑張りだすきっかけになれば、と思います。<序章より>
■■本書のもくじ■■
★序章 立ち上がるべきときが来た
竹中平蔵前大臣の側近として感じたこと
小泉改革で日本は変わったか
夢と希望のない国になりつつある日本
若い世代の危機的状況
格差社会の実態は「意識の格差」
★第1章 自分をつくる
自分の夢を明確にする
「心の宝物」を持つ
小さくていいから達成感と成功体験を積み重ねる
努力したぶんだけ未来が変わる
You can do it!
自己主張しましょう!
説明能力アップのコツは「簡潔さ」から
肩書きや組織に頼らない
専門性と教養を身につける
「手段」と「目的」を混同しない
度胸があればチャンスはついてくる
笑顔は内面を磨く
★第2章 「流れ」を感じる
情報のアンテナを高く
好奇心を行動に繋げる
常識や前例はまず疑う
マスメディアを信用しない
「権威」を信用しない
情報は自身で分析する
直感を信じる
「流れ」を読む
視野はグローバルに
★第3章 人を動かす
本当に信頼できる仲間を見つける
「志」で仲間を探す
人と会うときは1回目が勝負
まず自分から動く
常に「正論」を吐く
聞き上手、ほめ上手になる
相手を見て説得する
相手を「洗脳」してしまう
下に優しく、上に厳しく
カッコ良さを貫く
★第4章 世の中を動かす
大義名分を明確に
まずは世のため人のため、自分のためは最後
「出過ぎた杭」になる
頭は低く、志は高く
失敗は大事な経験値
日頃は執念、ここぞで気合と根性を
100点の評論よりも50点の成果
50点の成果を出す方法
ゲリラ戦、百姓一揆が大事
まずは今の場所で全力投球
★最終章 正しい方法で行動を起こす
いろいろ言ってきましたが……
ワールドカップが日本の実態
「自分はダメだ」と思い込んでいるなら
変えるのは、自分しかいない
著者紹介
岸博幸[キシヒロユキ]
1962年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業、コロンビア大学ビジネススクール卒業(MBA)。86年、通商産業省(現・経済産業省)入省。朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)、資源エネルギー庁、内閣官房IT担当室などの職務を経て、竹中平蔵大臣の秘書官に就任。同大臣の側近として、不良債権処理や郵政民営化をはじめとした構造改革の立案・実行に携わる。同時に、98~00年に坂本龍一氏らとともに設立したメディア・アーティスト協会(MAA)の事務局長を兼職するなど、ボランティアで音楽、アニメ等のコンテンツビジネスのプロデュースに関与。04年から慶應義塾大学助教授を兼任。06年、小泉内閣の交代とともに経産省を辞職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)