歯科技工管理学研究

歯科技工管理学研究ブログ
歯科技工士・岩澤 毅

山本喜代宏 日本歯科医師会

2004年10月14日 | 国会議事録
[024/052] 161 - 衆 - 本会議 - 3号
平成16年10月14日

○山本喜代宏君 社民党の山本喜代宏でございます。
 私は、社会民主党・市民連合を代表して、小泉総理の所信について質問いたします。(拍手)
 冒頭、今回の台風二十二号の被害に遭われた方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。豪雨や台風の頻発によって、私の地元の秋田でも水稲や果樹に大きな被害が出ております。被害を受けた各地に対する政府を挙げての支援を要請いたします。
 改革の本丸と言われる郵政民営化については、総理の意気込みだけが空回りするばかりで、何のための民営化か、民営化でどうなるのかという答えが全く出されておりません。
 各種世論調査によりますと、新内閣に望むのは、年金・福祉問題と景気・雇用対策がほとんどであります。一方、この十月から施行された年金改悪法案には、依然として国民の七割が反対です。銀行を国有化して郵政を民営化する支離滅裂な政策にしがみつくのではなく、今こそ、国民の声に耳を傾け、年金法の抜本的な改正、非正規雇用労働者の均等待遇の実現を初め、安心をつくり出す社会保障の抜本改革こそ緊急最優先課題であると私は考えますが、総理はどうお考えでしょうか。(拍手)
 八月十三日、世界一危険と言われる普天間飛行場に隣接する沖縄国際大学に、米海兵隊の大型輸送ヘリが墜落しました。米軍は、現場を封鎖し、県警の捜査員すら締め出したまま、機体の残骸を撤去しました。平時の訓練中の事故さえもすべてを米側の運営に託す現行日米地位協定のあり方を根本から見直す必要があると考えますが、総理、いかがですか。
 総理は夏休みとのことでしたが、基地の重圧に苦しむ沖縄県民の心に耳を傾けるべきだったと思います。総理はなぜ県知事に会おうとなされなかったのか、説明を願います。
 住民の不安を考えれば、米軍再編の機を逃さず、基地縮小を大胆に決断すべきです。沖縄の基地負担軽減に対する総理の決意をお伺いいたします。
 イラク戦争について、米政府調査団は、イラクに大量破壊兵器は存在せず、開発計画もなかったとする最終報告書を提出しました。アナン国連事務総長も、イラク戦争を国連憲章違反で違法と断言しています。それでも、大量破壊兵器があるはずだと繰り返してきた総理のお考えは変わりありませんか。もはやイラク戦争自体に大義がないことは明らかであり、基本計画を延長せず自衛隊を即刻撤退させるべきと考えますが、いかがでしょうか。
 小泉内閣のアメリカ追随の姿勢は、国民の食の安全の分野でも明らかです。
 アメリカからの強い圧力により米国産牛肉の輸入再開に安易に道筋をつけることは、断じて許されません。アメリカに対し、日本と同等のBSE対策を講ずるよう強く要求するとともに、安全、安心を柱とした現行BSE対策の徹底と拡充を求めますが、総理、いかがですか。
 最後に、日本歯科医師会をめぐる一連の事件の徹底解明と同時に、厳しい企業・団体献金規制に取り組まない限り、国民の政治不信は解消されません。
 総理は、先般も、公共事業受注企業からの献金禁止を打ち上げましたが、全く実現する気配は見えません。「政は正なり」というならば、迂回献金の禁止や政治団体間の献金規制にも踏み込んだ政治資金規正法の改正に取り組むべきと考えますが、いかがでしょうか。
 今臨時国会は会期が五十三日間と短く、政府・与党の姿勢を見ると、逃げまくり国会、疑惑隠し国会と断ぜざるを得ません。米軍基地の縮小、安心の社会保障制度の確立と政治と金の是正にこそ、困難があってもくじけることなく努力すべきだということを申し上げ、私の質問といたします。(拍手)

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