歯科技工管理学研究

歯科技工管理学研究ブログ
歯科技工士・岩澤 毅

立川談四楼 (著)  談志が死んだ [単行本]

2013年02月20日 | amazon.co.jp・リストマニア
憎く、しかし愛し、飯のタネにもなる談志, 2013/2/20

By 歯職人

 立川流で最も筆が立つであろう立川談四楼による談志との日々、憎く、しかし愛し、飯のタネにもなる談志本である。
 談志に出会い、談志に惚れ込み、談志の身近にいることを選んだ談四楼の筆は、談志を容赦しない。談志の人柄、談志の歴史の裏側を、徹底的に読者に「晒し」続ける。
 本書により、談志の「そうだったのか」(発見)と「やはり、そっうだったのか」(納得)が、重量級で得られるだろう。
 若き日から談志が持っていた性質、加齢と病により拡大され追加された性質、この談志そのものとの対応・戦いに、いわば振り回され、振り回されそうになる談志周辺と談四楼の濃密過ぎる人間模様が本書の怖さである。構えを忘れ、気を抜いていると、活字の間から矢が飛び出し、憎悪が目を射ぬきそうである。
 取扱い注意の一冊です。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4104247049/ref=cm_cr_mts_prod_img

ダンシガシンダ
談志が死んだ


立川 談四楼【著】
新潮社 (2012/12/15 出版)

220p / 19cm / B6判
ISBN: 9784104247042
NDC分類: 913.6

価格: ¥1,575 (税込)

詳細

「チクショー、やりゃがった」42年前のあの日、談志は本気で嫉妬した。
三島由紀夫の派手な死に様に…。
かの“全身落語家”と一門の裏も表も、虚実皮膜の間に描き尽す長篇小説。

オレが死んだら笑って送ってみせろ――はい、師匠! 42年分の感慨を込めて、談志と一門の表も裏も、虚実皮膜の間に描き尽す長篇。

42年前のあの日、談志は本気で嫉妬した。三島由紀夫の派手な死に様に……。一門の落語協会脱退騒動の張本人にして、「小説はおまえに任せた」と談志に言わしめた著者が、苦しみも喜びも半端じゃなかった、入門以来42年分の感慨を込めて、あの全身落語家と弟子たちの裏も表も、虚実皮膜の間に描き尽す長篇小説。「オレが死んだら悪口だけで三時間はもつはずだ。笑って送ってみせろ」――はい、師匠!

最新の画像もっと見る