『日本歯技』2016年1月号
年頭所感
常務理事 岩澤 毅
昨年10月、一般財団法人口腔保健協会より発行いたしました『歯科技工のおもしろさ』は、会員・地域組織などのご協力を得て、新年早々に増刷の予定となりました。販売見通しが立てにくい中、発行元の採算を考慮し第1刷1500部のスタートでしたから、「増刷」という言葉を聞くことが出来、先ずは一安心と言ったところです。
発行時に、日技より各地域組織、国・都道府県立図書館56館や全国の市区立図書館295館(衆議院小選挙区筆頭自治体)に寄贈させて頂きましたが、会員による出身高校や取引先歯科医院の待合室、地域組織による高等学校の図書室や地域の図書館への寄贈のお便りを頂いております。
歯科技工のおもしろさを高校生世代に知って欲しいという、企画意図、賛同頂いた著者の思いが、多くの人々の善意とつながり始めているように感じています。
歯科技工士養成機関の志願者減少が言われ久しい中、今も歯科技工を生業としている歯科技工士の確かな姿と思いを、飾ることなく、過大にも過少にもならず、高校生世代にお伝えし、知って頂くことから始まり、「未来の歯科技工士」誕生につながってくれればと思います。
みなさまの更なる普及へのご協力を、宜しくお願いいたします。