歯科技工管理学研究

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歯科技工士・岩澤 毅

間違いだらけのアンチエイジング (新書) 鳥羽 研二 (著)

2010年03月19日 | amazon.co.jp・リストマニア
エセ科学とエセ商売人のアンチエイジングに対し「ウィズ・エイジング」を提唱, 2010/3/19

By 歯職人

 石川五右衛門の辞世の句と伝えられる「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」。
 老いや死は、人を悩ませ人を苦しませる。しかし、だれもが老いと死の時を迎える。この当たり前の事実に対面したじろぐ人々に、「アンチエイジング」という名を引っ提げエセ科学とエセ商売人が忍び寄る。「ホルモン補充療法」「コラーゲン入り食品」「ボトックス」「サプリメント」「トクホ(特定保健用食品)」「脳トレ」....。
 本書は、著者の柔らかい筆遣いと論理で「アンチエイジング」商法に医学の知見からメスを入れる。
 既に十二分に長寿社会である日本に、今求められる「ウィズ・エイジング」の生き方、社会の在り様、意識の持ち方を考える上で示唆に富む一冊です。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4022733284/ref=cm_cr_mts_prod_img

マチガイダラケノアンチエイジング アサヒシンショ
朝日新書
間違いだらけのアンチエイジング

鳥羽 研二【著】
朝日新聞出版 (2010/03/30 出版)

189p / 18cm
ISBN: 9784022733283
NDC分類: 491.358

価格: ¥735 (税込)

詳細
しわ取り、しみ取りにも副作用がある?このサプリメントに根拠はあるのか?脳トレの後でかえって気力が減退?長続きしない老化防止法はむしろ有害?老いを拒否せず、その価値を認めることが健康の秘訣。


第1章 「老い」の正体がわかってきた!(実感、外見、希望…年齢にもいろいろ;1000年以上昔から「老人といえば65歳以上」の不思議;見てわかる老化、見えない老化 ほか)
第2章 アンチエイジングは、ここがおかしい(アンチエイジングの現状は、やりたい放題;わからないのに「若さを取り戻す秘訣」;「生理的な老化は病気なのだろうか」 ほか)
第3章 「年の功」を見つめなおす(文章が書けないのに毛筆で書を書いた!;趣味を引き出す;認知症と車の運転 ほか)


著者紹介
鳥羽研二[トバケンジ]
1951年、長野県生まれ。東大医学部卒、同助教授をへて2000年から杏林大学医学部高齢医学主任教授。専門は老年医学、認知症。06年から同大学病院もの忘れセンター長(兼任)として6000人近い高齢者を診察。社団法人日本老年医学会理事。09年、老化を悪と決め付けず、魅力として受けいれる生き方「ウィズ・エイジング」を提唱し、評判となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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