抄録 患者の自己決定権と海外製歯科補綴物
マスコミ・歯科専門誌あるいは、国会の委員会審議において「輸入入れ歯」に関する発言・報道等がなされている。そこで語られる「輸入入れ歯可能論」の根拠とされる「医師の裁量権」に対置し優越すべき、現代において国民・患者が獲得しつつある「患者の自己決定権」の概念を明らかにし、医療者としての歯科技工士が主権者たる国民・患者に果たすべき役割を共に考えとともに、何故我々歯科技工士は研鑚を続けなければならないのか、日本歯科技工学会全会員加入の必要性等々、「輸入入れ歯可能論」への対抗軸の構築を試みたい思といます。
マスコミ・歯科専門誌あるいは、国会の委員会審議において「輸入入れ歯」に関する発言・報道等がなされている。そこで語られる「輸入入れ歯可能論」の根拠とされる「医師の裁量権」に対置し優越すべき、現代において国民・患者が獲得しつつある「患者の自己決定権」の概念を明らかにし、医療者としての歯科技工士が主権者たる国民・患者に果たすべき役割を共に考えとともに、何故我々歯科技工士は研鑚を続けなければならないのか、日本歯科技工学会全会員加入の必要性等々、「輸入入れ歯可能論」への対抗軸の構築を試みたい思といます。