これって何の花かおわかりでしょうか? 僕はこのアングルも大好きなのですが…
でもって,これならお好きな方ならわかっていただけると思います。
英名の Chinese fringetree がなるほどと思えるほど木そのものをおおいつくす花の密集。水戸黄門が将軍に「これはなんじゃ?」と尋ねられて「なんじゃもんじゃ」と答えたことから「ナンジャモンジャ」が通り名になったという伝説もあるヒトツバタゴです。なお,2枚目の写真は福岡は岡湊(おかのみなと)神社でずいぶん前に撮ったもの。境内一帯がナンジャモンジャで埋め尽くされることで有名な場所です。
こちらは今年(4月21日)のもの,福岡市アイラランドシティにて撮影
普通なら5月連休の頃に満開になるはずが,今年はえらく早かったです。
で,なぜ僕がこの花にこだわっているかというと,
1 今でこそ街路樹などとしてよく見られるようになりましたが,もともとは日本では隔離分布(自生地は対馬・愛知・岐阜のみ)しかしないという特殊性
※ちなみにいずれも天然記念物や絶滅危惧種に指定されています。
2 雌雄異株とはいうものの,雄株・雌株ではなく雄株と雌雄両性花をつける株だということ
で,ここからが本論の3つ目。桜前線という言葉があるように,日本は南北に伸びているので普通の花の開花時期はずれるではないですか。なのに,この花はどこもゴールデンウィーク前後に集中的に咲いているということ(さすがに今年は4月末に満開になっていましたが…)。
なので,今年,この花が一番最後に満開となる地域や時期を調べてみたいのです。みんなの花を通して情報が得られれば幸いです。