だれ？ 私のことをイモ呼ばわりするのは!? わかったらタダじゃおかないわよ！ ホンッとに失礼なんだから。
どうよ，この立ち姿。みんなで並んでたってあでやかでしょ！ 「ももいろなんとか」にも負けないでしょ，あっ，人数がちがったか。
これ見ても，まだそういうんなら…。
私の足元でひれ伏してるのがいるでしょ！ あなたもそうしてやるんだから！
私たちが束になったらかなわないくせに，なめんじゃないわよ！ 
どう？ 煙（スモーク）に見えるかしらん？
最近ではスモークツリーの名で知られているのかな？？ 
もとは白熊の木と書いて「ハグマノキ」と呼ばれていたウルシ科の樹木。「白熊」といっても北極熊のことではありません。チベットなどの高地で無茶苦茶寒い地域に住んでいる，とっても長～い毛で全身が覆われているウシ科の動物が「ヤク」。その尾の白い毛でつくられる「払子（ほっす）」という仏具のこと。ほら，お坊さんが仏事のときに前にかざして振るうあの真っ白い筆の化け物みたいなものがあるじゃないですか。あれのことだそうです。
で，話は変わるけれど，この花の本体はどこにある？ 必死になって探してみるも，それらしきものは見当たらず…
それもそのはず，これって実をつけることのなかった花が終わって，花柄が伸びたものなんだって。そりゃ，見つからんわ。来年，チャレンジだなとチェックした次第。
さて皆さま，どれがいちばんスモークツリーの名にふさわしいでしょうか？
ドーン，パッ！ 
夜空に開く大輪の花火… ではありません。
西南大学によると，アダムが禁断の実を食べたときに「お前に対して土は茨とあざみを生えいでさせる野の草を食べようとするお前に」と神が彼に告げたというあざみこそこのルリタマアザミとのこと。しかし，戒めのための植物がこんなに美しいなんて，神様もなんて罪作りなのでだろう（などと罰当たりなことを言ってみる…）。
実は一見するとヒゴタイかと思うばかり。
どこでどう区別するのか…。私には花だけでは見分けがつきまっしぇん。ルリタマアザミの方が葉が柔らかいというけれど，触った感じはこちらも硬いとしか思えません（同時に２つをくらべる機会がないので断定はできませんが）。葉が葉脈の部分まで裂けているのがルリタマとも言われるけれどよけいに？？？ 実はこの二つ極めて近い種。ルリタマはヨーロッパ原産，ヒゴタイはその名の通り阿蘇などに大陸と日本が地続きだったころから自生している日本固有のもので貴重なものだそうな。
なので，この季節に咲くのがルリタマ，真夏に実家の近くのお庭に咲くのがヒゴタイ。というのが乏しい経験の中での私なりの見分け方。どなたか，もっとわかりやすい見分け方をご存知の方はご教示くださいな。
ま，どっちにしても，花が目を惹くのは変わらないので，もう一度。今度はだんだん寄ってみます～
ほら，アップにしても面白い造形。やっぱ，魅せられます。
