Lucky Wing Aの花だより

タイトルにある通り,日々の中で出会った花々の紹介…

いますのよ。その名の通りかわいいお姫様が! …… 福岡市植物園のヒメオドリコソウ

2019-03-17 22:53:27 | 

むか~し昔のことじゃった。

あるところにそれはそれは麗しいお姫様がおらっしゃったそうな。

病に倒れたかか様が姫の行く末を心配しておったところ,

観音様が娘に鉢をかぶせよとお告げになられたそうな。

以来,姫にかぶせられた鉢はとれることなく,いつしか姫は「鉢かつぎ姫」と呼ばれるようになり …

いかがでしょう? 衣を正面で合わせたような姿,ちょいと伏し目がちなお目目も可愛らしいではございませんか?

そうそう,話の最後は…

かか様には先立たれ,再婚した父親には家を追われと,姫にはつらいつらい日々が待っておりましてな。

遂に世をはかなんで身投げしようとしたをある若武者が救っての。

その若武者に縁談が湧き起ったものの,若武者は姫と結ばれたいの一本やり。

ついに怒り猛った若武者の父親が姫を殺そうと刀を振り下ろしたところ,

鉢が割れ,金銀財宝がざっくざっく。姫は末永く幸せに暮らしましたとさ。

どっとおはらい。

 

しかし,横顔を見るとなんだか飲み込まれそうにも!?

これだけ懐が深ければ,そりゃ財宝もたまるわな??

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たいへんな失礼ばかりしていました 知りませんでした! …… 福岡市植物園のラナンキュラス

2019-03-17 09:16:38 | 

これまでラナンキュラスといえば,玉ねぎみたいに何枚もの花弁が重なっているものとばかり思ってました。

LOVEGREEN編集部さんがhttps://lovegreen.net/flower/p73221/で詳しく紹介していますが,なんと190枚も!(なんて根気だ!)

それが当たり前だとばかり思ってました。

 

ところがですよ,原種は一重の5枚の花弁というじゃないですか!?

これはテセウスというものだそうな。

「エヘッ!」って頭をかいているのは,アルテミス。

いずれも園芸種らしいのでさすがに5枚の花弁とはいきませんが,いろいろ調べてみるきっかけとなってくれました。

Ranunculus asiaticsのasiaticsとはアジアを意味しています。

Ranu」はラテン語のラナ:カエルからきているんだそうな。葉の形がカエルの足に似ているからなんだって。

えっ、葉の形がわからないって?

もう一つ前の「オキナグサ」を見てくださいね。同じキンポウゲ科の仲間なので想像していただけると思います。


 

 

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また会えましたね! …… 福岡市植物園のオキナグサ

2019-03-17 08:33:54 | 

いかがでしょうか。いかにも柔らかそうな白い毛に全身おおわれた姿は?

乱獲に見舞われ野生種は急速に姿を消してしまってるそうです。

福岡では珍しい自生地を知ってるという人におたずねしても,「その場所は内緒」と言われてしまいました。

でも,鹿児島ではけっこうあちこちのお宅で鉢植えされているのを見ることもできましたし,

霧島の近くの野原でポンと顔を出しているのに出会った時の喜びときたら!

 

 

で,なぜ,この花にこだわるかといえば,

花の姿(外側の赤いのは咢です。咢に大切に隠されている黄色い粒のようなものが本来の花です)もそうですが,

終わった後,実をつけた姿がまさに「翁」だからであります!

古いデータをちょっと紹介しておきます。

 

 

 

なお,次の4枚は西洋オキナグサ。ちょっと色合いが違ってます。

なんで紹介したかというと,俯いていた花が終わりに近づくにつれて上を向くのもお伝えしたかったから……

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