Amagiri's blog

車、写真、旅など色々つぶやきます。
「速度を上げるばかりが、人生ではない。」from Gandhi's quotes

RC Fが納車されました!

2019-05-24 22:42:12 | RC F

RC Fが納車されました!

本日無事RC Fが納車されました。
契約から3ヶ月ちょっと待ちに待った日です。

 

本日は午後1時から納車なので、早めに家を出て保険の手続きをした後に、妻ととディーラーの近くのホテルでのんびりお茶をしていました。
その間中もそわそわしていて、嫁さんに「楽しみで仕方ないんやろ?」と(笑)

正直楽しみというのもありますし、今まで憧れだった「F」の納車ということもあり、ドキドキ感でいっぱいでした。

ちょっと喉を潤した後10分前にディーラーに到着。
担当SCさんが外で待っていてくれ、「ようこそ!」と爽やかな笑顔で迎えてくれました。

そこで待っていたのは・・・

 

ピカピカのRC F!
そしてかっこいい!写真で見たよりも数段かっこいい!!
妻も「かっこいい~!」とかなり見とれていている様子。

以前RCに試乗したときにそのエクステリアに一目惚れしたのですが、RC Fの特長である盛り上がったボンネット、そしてあちこち張り出した部分が筋肉質な雰囲気を醸し出しています。
そしてそれを流れるようなラインで構成させたのがこのRC F。
かっこいいという外ありません。
というか、このかっこよさなら外に短所があっても全て許せそう(笑)

 

 

MCで変更になった3眼ヘッドランプですが、RC Fには更によく合っている雰囲気があります。
盛り上がったボンネットにうまくマッチしているからでしょうか。

 

悩みに悩んだポリッシュ仕上げホイールですが、これも選んで大正解でした。
全く派手すぎること無く足下を優雅に引き締めています。
またオレンジキャリパーともバッチリ合っています。

 

 

 

リアのボディカラーと同色のディフューザー、最初注文するときどうだろう?と思っていたのですが、
実車を見たところ凄く良く合っていました。
この部分だけまるで社外品のようにいいコントラストになっています。

 


と一通り外観を見た後納車の手続きに入ります。

 

ちなみにうちのディーラーは特にかしこまった納車式というのはなく、車の諸説明、そして花束贈呈、記念撮影と進んでいきます。
私も嫁さんもかしこまった式よりは淡々と進めてくれる方が嬉しいのでこちらのほうが好きです。

だいたいNXと同じですが、違いも幾つか。
まずは2ドアということで後部座席に人を乗せたり、足下に荷物を置いたりする場合の前席の倒し方。
そしてローンチコントロールの説明。
こちらは機構に負荷がかかるのと危険なので公道では使用しないで下さいとのことでした。


こんな感じで手続き一式が終わり、あとは出発準備ということでその間オーナーズラウンジでくつろぐことに。

 

私は洋菓子とペリエを頂きました。
本日は外も大変暑いのでやはりミネラルウォーターか炭酸水が欲しくなります。

さて一休みした後に担当SCさんから準備できましたということで、花束贈呈とプレゼント。
プレゼントはキーケースとケーキです。
ケーキも嬉しいですがキーケースは必要なので助かります。
その後記念撮影をして無事納車手続きは全て終わりました。

 

 

ということでいよいよ運転席に座って出発です。
座ってみた第一印象は「かなりタイトで視線が良い感じに低い!」という第一印象。
以前のISもタイトでしたが更にタイトにし、かつ包まれ感を強くしたような感じですね。
シートはとてもバケットシートですが、体を支えてくれてとても座りやすいです。

そしてブレーキを踏んでエンジンスタート。
「ブォォォン!」という咆吼と共に5リッターV8エンジンが目覚めました。
横にいた妻ははびっくりした様子です(笑)

そしてゆっくりとディーラーを後にします。
以下は妻が撮影してくれました。
(嫁さんは別にヴェルファイアで私を乗せてきてくれていました。)

 


こう見ると後ろ姿も綺麗かつ重厚感があります。
というより本当にこのデザインにベタ惚れです。


さて慣れていないということもあるのでディーラーからゆっくり外に出て慣れている道で帰宅することにします。
このままドライブに行きたい気分ですが、まずはしっかり自宅の車庫に愛車を駐めるのが第一。
ということで体を車に慣しつ帰路へ。

 

 

ここからは簡単にインプレッション、というより第一印象を書いてみたいと思います。

まず感じたのは「ハンドル」「アクセル」「ブレーキ」が凄く手応え、踏み応えがあるということ。
単純に重いということではなく、まるで体の一部分になったかのように反応が返ってくるという表現の方が正しいと思います。

例えば今までだとアクセルをちょんと踏めばそこそこ加速していたのですが、RC Fの場合踏んだら踏んだだけ正直に加速しますし、ブレーキを踏んだら踏んだだけ停まります。
またハンドルは切ったら切っただけ曲がる。
そんなの当たり前じゃない?と言われるかもしれませんでしたが、今までだと「あっ、踏みすぎでスピードが出すぎ!」とか「ちょっと踏んだだけだけどブレーキが効きすぎだな。」という車特有の癖があり
それに自分を合わせていたのですが、RC Fはそのあたりの調整がしやすい、というか自分が頭の中で考えたとおりの動きに車体がシンクロします。
これは調整しやすいオルガン式アクセルペダルというのも大きいと思います。


「運転が楽か?」と聞かれればそうではないのですが、「車の運転がよりリアルになった」という表現が正しいかな。
今まで以上に細かいスピードやブレーキ調節、そしてハンドル操作がし易くなっています。
この辺りは設計者がエンジン、ブレーキ、ハンドリングの設計やセッティングに自信がある証拠かなと思いました。

要するに操作系については良い意味で「ストレートで装飾していない」という言葉が似合います。


また今回MCで軽量化されたとはいえそこそこの車重があるRC Fですが、もっさり感や重さはなくキビキビ走らせようと思えばホットハッチのようにキビキビ走らせることも可能。
先程の件もまとめて「運転者がどう車を走らせたいかという思いがそのまま車の走りに繋がる」車だと思います。


あと以外だったのが乗り心地。
硬めと言えば硬いのですが、角を感じる硬めではなく凄くしなやかな硬さです。
街中の凹凸でも車体が揺れることは殆どありません。
馬力のあるスポーツカー=足はガチガチというイメージがあったのですが、寧ろ逆でした。


更に排気音が素晴らしい。
NORMALモードで街をまったり流していても、前からV8エンジンの精緻な音、そして後ろから迫力ある「ドドドド・・・」という心地よい排気音に包まれます。
LEXUS=静かというイメージがありましたが、なかなかこれは良い意味でイメージが覆りました(笑)


8AT SPDSもかなり良い仕事をしていました。
その分NX300やIS350の6ATに比べると変速ショックを感じますが、その分ダイレクト感、変速スピードが速い。
加速の時もポンポンテンポ良く変速していきますし、ちょっと踏み込むと2~3段直ぐキックダウンします。

 


そしてそのまま高速に入ります。
ETCレーンを通過する前にSPORT Sモードに切り替え、レーン通過後思い切って踏み込んでみました。
瞬間的にギアが数段飛ばしでキックダウンし、するとまるでジェットエンジンのような「グォオォォォォ」という快音と共にもの凄い加速が(汗)
本線に合流後急いでアクセルから足を離しました(汗)
SPORT Sだと少し低いギアを選ぶようになり、かつ足回りが少し硬くなります。

100㎞から50㎞に減速後、そこから100㎞までの再加速も余裕綽々。
反応の良いエンジン、そしてトランスミッションのお陰で即加速体制に移ることができます。
またその時には心地よい排気音が楽しめますのでついつい前があくまでゆっくり走ったりしていました(笑)


また100㎞でもあまり速度感がない(笑)
例えば今までの車だったら100㎞だったら風切り音やエンジン音も含め「頑張っているな~」と感じるのですが、RC Fだと普通の車で50㎞ぐらいに感じるか感じないか。
一体君の限界は何㎞だい?と聞きたくなりました(笑)

あと驚いたのが直進安定性の良さ。
IS350の時は路面の凹凸によくタイヤを捉えて修正舵が絶えず必要でしたが、それよりも太いタイヤを履いているのにも関わらず足を取られたりすることは全くありませんでした。
路面の凹凸をパワーで乗り越えている?ような感じでしょうか。

 


ということで楽しい帰宅ドライブはあっという間に終了。
取り敢えず凄いかつ刺激的な車だということが分かりました。
良い意味で今まで所有した車とは概念も何もかも違う車で、乗りこなせたら楽しいだろうなというのが正直な感想です。

また以前試乗したLC500と比べてもかなり走りに振っているなと感じました。
乗り心地はLCが上、そして加速はよく似た感じでしたが、やはりハンドリングのキビキビさ、運転の楽しさははRC Fに軍配が上がります。
納車の時に担当SCさんが「Fはレクサスの車の中で一番エンジニアがワクワク造っている車ですからね、やはり走行性能や運転の楽しさは格別ですよ。」と仰っていましたが
それはこの短い帰路で十分感じ取る事ができました。

 

 

さてインテリアもちょっとご紹介。

 

まずはRC Fのアイデンティティの一つとも言えるメーター。
とても見やすかったです。
基本的に普通に走るのであれば前の一番大きなメーターを見ていると事足ります。

 

ホイールと同じく悩みに悩んだオーナメントパネル「シルバースターリングファイバー」。

 

個人的にこれも正解でした。
とても厚みがあり、かつ綺麗なカーボンでブラックの内装にとてもマッチしています。
RC Fをブラック内装にした場合、本当にブラック一色になりがちなのでこのような綺麗なワンポイントがあればインテリアに華を添えますね。

 

またシフトノブととても握りやすかったです。
マニュアルモードはパドルシフトが多くなるでしょうが、これだけ握りやすいとこちらでも操作したくなります。

 

マークレビンソン。

 

まだ試せていませんので次回のお楽しみです。

 

インパネ。

 

MCで質感が上がったとのことですが、ボタンが整然と並んでいて計器っぽくて私は気に入りました。
また下手にメッキを使っていないので太陽光などの反射がなく助かります。


シート。

 

MCでセミアニリン本革シートが標準になり、またベンチレーション機能も標準装備されました。
体を包み込んでくれるようで腰痛持ちの私でも凄く気持ちよくドライブできました。
あとはダイエットしてこの中にすっぽりはまるようにするだけ(爆)

 

さてインテリアで一つ。
運転していてこれも気に入った事ですが、ブラック内装の場合あまりキラキラしたメッキパーツを使っていないこともあって、
ブラックのインテリアの中にメーター、ナビの画面、エアコン表示が浮き上がっているように見えます。
更に言えばRC Fの場合室内高も低く、またルーフもブラックなのでまさに「コックピット感」がバリバリでした(笑)
明るくてお洒落ということではないですが、機能的、運転に集中したい、そして飛行機のコックピットに憧れている
というのであればブラック内装が一押しです(笑)

 


車庫では1台で2台分を占有して駐めることにしました(笑)
クーペなのでドアが広いので慣れるまでの措置です。

ということで数枚パチリ。

 

 


今回思ったのはやはり迷ったオプションはしっかり調べておいて良かったということ。
特にホイールについてはポリッシュ仕上げにしておいて本当に良かったと思いました。
また逆にオーナメントパネルやリアのディフューザーなどは標準仕様で大満足。
この辺りはメーカーオプションで後で変更できませんから、
契約の際に決めておかないと駄目ですね。

 

ということでRC Fの納車、そして簡単なファーストインプレッションを書かせて頂きました。
取り敢えず期待以上、そして憧れていた「F」はやはり「F」だったということがよく分かりました。
これから長い付き合いになりそうですが大事に乗っていきたいと思います。

何卒RC F共々よろしくお願いします。


おおよその納車予定日が決定 & MC後RC F仕様、および各種レビューまとめ

2019-04-28 17:03:44 | RC F

昨日仕事を終えうとうとして目が覚めたところ、担当SCさんから不在着信がありました。

何かの手続きかな?もしくは納車が遅くなるとかかな?と思いつつかけ直したところ、思いもよらぬ朗報が!

「当初の納車予定日が6月末頃でしたが、1ヶ月ほど早まり5月末になりそうです。ただ予定次第には6月1週目ぐらいになる可能性もあります。
そろそろ登録や車庫証明の準備をしましょう!」

との連絡でした。
なんと予定よりも1ヶ月ほど納車が早まったことになります。

ちなみにMCモデル発表は5月上旬ぐらいになるのではないか?とのこと。

やはり早めに契約しておいたのがかなり功を奏したようです。
ということで連休明けから納車に向けて少しずつ準備を開始しようと思います。

 

 

さて、MC後RC Fですが、アメリカでは一足先に発表されており、アメリカのLEXUSのHPから色々情報を入手することができました。
それも含め今一度MC後のRC Fの情報をまとめてみたいと思います。

※以下はあくまで私が個人的に収集した情報です。
確定している内容かどうか、また日本仕様に反映されるかどうか不明で内容については保証できません。
それを踏まえてお読み下さい。

 


via:https://www.lexus.com/models/RCF

 

・2018年10月31日にマイナーチェンジしたRCに準ずる変更
(例えばエクステリアではヘッドライトの意匠変更、リアではコンビネーションランプの意匠変更、及びフルLED化、インテリアではアナログクロック (GPS時刻補正機能付)に変更等)

・新たなグレード“Performance Package”を設定

・ローンチコントールを装備

・シートマテリアルではアルカンターラ/セミアニリン本革の設定が無くなり、全てセミアニリン本革仕様に
またインテリアカラーではブラック&アクセントオレンジがブラック&フレアレッドに変更
オーナメントパネル一部変更。
(“Performance Package”は除く。)

・ボディカラーではマーキュリーグレーマイカとラヴァオレンジクリスタルシャインが廃止

・エンジンの出力が481ps、54.6kgf・mにパワーアップ(+4ps、+0.6kgf・m)

・軽量化(-20㎏)

・アクセルレスポンスの強化

・走行性能の細かい改良


以下はUS仕様から引用

・0-60mph(約96.5㎞):4.2秒“Track Edition”は3.96秒
(MC前は4.3秒のようです。)
※US仕様:472PS/395 lb-ft(おおよそ54.6kgf・m)(MC後モデル)

・US仕様ではナビがApple CarPlayに対している画像があるが、日本仕様は不明だが対応していない可能性が高い

・US仕様では本革シート以外に、NuLuxe仕様のシートも設定。NuLuxeとは合皮。(日本でいうL tex?)
アルカンターラとは別に記載されているため、従来のアルカンターラ/セミアニリンのコンビシートでは無さそう
日本仕様ではセミアニリン本革のみの設定

 

以下の予想画像(?)はUSサイトにて私の仕様に似せた仕様をカスタマイズしてみました。

※但し、私はムーンルーフは装着していないのと、US仕様の場合ホワイトのボディカラーがUltra Whiteという日本にないカラー。またインテリアは本革ですがセミアニリンかどうか不明。
よって実際の日本仕様とはかなり違いがあると思われます。


エクステリア

 

 


via:https://www.lexus.com/models/RCF

 

インテリア

 


via:https://www.lexus.com/models/RCF


MC前と大きく違っているところもあれば似ているところもありますね。

 

 

そして今度はアメリカからイギリスへ。
イギリスの有名な車の番組、TOPGEARでもレビューが掲載されています。


via:https://www.topgear.com

The Top Gear USA car review:Lexus RC F
(↑をクリックするとサイトにジャンプします。)

こちらも10点中8点の評価と概ね高評価のようです。(LEXUS車では最高得点)
ちなみにMC前モデルは6点。

LEXUS車の評価一覧
(↑をクリックするとサイトにジャンプします。)

しかし、日本の評論家と違い良い意味で歯に衣着せない評価をしているところが流石というところですね。

  

他にもスープラなどに比べあまり話題に出て来ないRCFのMC情報ですが、少しずつインプレが出てきています。


via:https://carview.yahoo.co.jp/

レクサス最速? 進化した新型「RC F」はどこまで速くなったのか

レクサスRC F 初試乗! 走り出してすぐに分かる改善と進化【動画レポート】
(↑をクリックするとサイトにジャンプします。)

どのインプレッションも概ね好評のようで、どちらも「軽量化」と「レスポンスアップ」について言及しています。
ただMC前でもかなり良い車でしょうからそこまで差があるのかどうか?と思ったりもしますが、少なくとも「悪くなっている」部分は無さそう。
最近はフルモデルチェンジやマイナーチェンジ(以下、MC)でも前車より悪くなっている場合もありますから、そういうところも気になったりします。

 

 

さてこれらレビューも含めて全体的に評価が高いのは正直嬉しいところ。
デビューから約5年弱、相当力の入ったMCになっているようです。
個人的な印象としてエクステリアについてはMC前のRC FやもしくはMC後のRCのものをうまく活用し、インテリアはMC前から大きな変化は無し。
その分のコストを走行性能に掛けているような感じを受けました。
良い意味で派手なMCでは無いですが、「乗れば分かる」進化なのかもしれません。
(残念ながらMC前のRC Fは座っただけですが)

ただそもそもRC Fはいい車だと思いますし、私にとっては初の「F」モデル。
変更点も興味がありますが、それより何よりRC Fそのものが納車されることが一番嬉しいです。

 

 

余談ですがRC Fの話題としてはこちらも。


via:https://carview.yahoo.co.jp/

レクサス RC F 改良新型、映画『メン・イン・ブラック』最新作に起用…作品は6月公開へ
(↑をクリックするとサイトにジャンプします。)

自分の愛車が映画に出演すると嬉しくなりますね。
今までもWRX STIがワイルドスピードなどに出ることはありましたが、
今回はMIBということでスーツ姿の俳優さんがRC Fに乗ることになり、
更に嬉しい気持ちです。


via:Sony Pictures Entertainment


適度にプログレッシブ、適度にコンサバ

2019-03-02 17:11:14 | RC F

via:https://lexus.jp/

これはRC FだけでなくLEXUS車全体に言える事かもしれませんが、RC Fはプログレッシブな部分ととコンサバなところが絶妙に折り合っているところが個人的に長所だと思います。

※以下は完全に主観に基づいて書いております。不快に感じそう、気分を害される可能性のある方はご遠慮下さい。

 

例えば一例を挙げればRC Fのトランスミッションは見積書等でも「8AT」ではなく「8-S SPDS」と書かれています。
これはスポーツダイレクトシフト(Sport Direct Shift)の略称で、スムーズな変速と操作性とマニュアルのダイレクトなスポーツドライビングを可能にする、
双方のメリットを両立させた8速スポーツオートマチックトランスミッションの事です。

  

(MC前のカタログから抜粋)

個人的にこのSPDSもRC Fを決める際に大きな決め手になりました。
MTから乗り換える当たってやはりATでもダイレクト感は捨てがたい、かといってIS350で味わったような滑らかな変速は捨てがたい、そして故障も少ない方が良いという私の我儘な要求に応えてくれる
まさに良いところ取りのトランスミッションです。
例えばダイレクト感で言うのであれば、外国メーカーがよく採用しているDCT(デュアルクラッチミッション)の方が1枚上手かもしれませんが、やはり低速ではギクシャクしてしまいがちなのと、
どうしても耐久性や故障に不安がつきまといます。
(一時期VWのDSGややHONDAのDCTもかなりリコールを出していた記憶があります。)
そもそもDCTはストップアンドゴーの多い日本向きでは無いというのもありますが、人間でも一人により癖が出るクラッチ操作や半クラを上手に機械ににさせるのが難しいというのは想像に難くありません。
そこでATでもMモードの場合、2速から8速まで全域ロックアップしてくれる、更にシフトダウンの祭にブリッピングまでしてくれる、

しかし、Dポジションであれば普通のATと同等に滑らかに変速というまさに二刀流のようなトランスミッション。

 

IS350の時の6ATはこのSPDSではありませんでしたが、比較的ギア比が低めなのとエンジンのパワーでダイレクトにぐいぐい地面を蹴って進むような感覚があり、
それなりにダイレクト感がありましたが、今度のRC Fはそれ以上にダイレクト感がある事は間違いなさそうです。
この辺りの技術をうまく折衷させるのが良い意味でレクサスらしい感じだなと思います。

 

そして「プログレッシブ」な部分として個人的にありがたい装備なのがこの「ハイブリッドナビ」。

  

(MC前のカタログから抜粋)

ハイブリッドナビとはスマートセンターで収集した、リアルタイムの走行情報やVICS等の外部情報を組み合わせた膨大なデータを用いて、センター内に保有する地図データで最適なルートを探索し、ナビに配信します。
また、案内ルートを外れた時のリルートなど、素早い応答が必要な場合は、ルートの再探索をナビでの処理にハイブリッドに切り替えます。
TOYOTAのHPより)

要するにセンターと常に通信しながらルートを探索しナビの処理と協調しつつ最適なルートを探索するというもの。
RC Fのカタログではあまり大きく宣伝されていませんが、NXもこのハイブリッドナビでそのルート探索の正確さ、適切さに驚きました。

   

 ちなみに兄弟車のGS Fはナビが1世代前のタイプでこのハイブリッドナビでなかったこともRC Fを選んだ大きな理由の1つです。

 

またRC Fは車を選ぶ上でも大事な条件の1つである自動ブレーキ関係もしっかり装備されています。

  

(MC前のカタログから抜粋)

この分野は進化が著しいので、RC Fの「Lexus Safety System +」は最新型のタイプではありませんが、普通に乗る分には何ら問題のないレベル。
この辺り、例えば外国メーカーの車と比べてみるとそこまで進化していない部分もありますが、レクサスの場合、その分信頼性が高く安心して乗ることができるというのも大きなアドバンテージかなと思います。

 

 

先進的というのであれば最近の外国車は凄いなと思います。

  

via:https://www.mercedes-benz.co.jp/

最近デビューしたMercedesBenzのAクラス、そして日本で発売が予定されている新型3シリーズなどまるで車にスマホが内蔵されているような感さえあります。
今回RC Fを決めるとき、参考までに色々なメーカーの車を調べてみたのですが、最近外国車で流行しつつ(?)あるのが、車にAI(人工知能)を搭載して
iPhoneのSiriのように話しかけ車を自分の好みを学習させるという機能。
単なる音声認識ではなく、車に学習させていくというのが何気に凄いです。あとはスマホでエンジンの始動、停止が出来るようになるというもの。
良くも悪くもこういう先進的な所を取り入れるのは外国車は上手だなと思います。
レクサスではLSでもこういう技術は導入されていません。
あくまで音声認識までですね。

 

でも個人的に車の走行性能や安全性に関係ないこういう機能はあまり車を選ぶ要素にならなかったりします。
というより寧ろあまり装備しない方が良かったりもします。
大きな理由としては2つ。

 

1つめはこれらの技術はまだ過渡期にあるということ。
AI技術は日進月歩なのでハード的にもソフト的にも陳腐化するのは早い可能性があります。
というより恐らく車体やエンジンより寿命が先に来る可能性もあるのでは?と思ったり。
上記の写真はAクラスのコックピットとインパネの写真ですが、メーターの質感も現在のアナログタイプには及んでいませんし、写真等で見るとグレアパネルの様ですし外で見ているととかなり目が疲れそうです。
(ただずっとメーターを見つめることはないですからそこまでは影響はないかもしれませんが。)
また全面液晶はただパネルにメーターを映しているだけでは質感に乏しいですし、何より見にくいので様々な工夫が必要になると思います。
それも例えば飛行機のコックピットがアナログからグラスコックピットに進化したぐらいの革命的な。
まだ現時点ではアナログ表示していたものを単純に液晶表示にしたような感じを受けます。

 

そして2つめに不具合。

実は私自身、こういう先進的な物が好きで仕事でもプライベートでもよく導入するのですが、しょっちゅう不具合を起こします。
まだ車にAIを搭載する仕組みはまだ始まったばかり。
それが良い方向に動くか、それとも廃れていくかはわかりませんが、まだまだ私が手を出すのにはまだ早いと思っています。
例えばスマホでエンジンをかけられるの凄いな!と嫁さんに言ったところ、「スマホを落としたらどうするの?あとスマホが起動しなくなったら?」
すかさず私が「それなら普通キーであければ良いじゃん?」と答えると「それなら最初から車のキーを持っておけば良いよね。」とぴしゃり(汗)
確かに社外品のエンジンスターターではスマホでエンジン始動できるものもありますが、標準装備している(要するに装備として外せない)となると・・・ということでしょうか。
(勿論、それなりにきちんと対策はされていると思いますが。)
実際、今回RC Fを検討するときに某外国車ディーラーの方に最近は故障はどうなんですか?と聞くと動けなくなるような故障は殆ど無いが、今度はこういう電子系の故障が増えてきているとのこと。
これだけ多機能になればそれも一理あるなと思います。
ディーラーの整備士の方の苦労も忍ばれますね。

 

TOYOTAも最近コネクティッド技術として新型クラウンやカローラスポーツに標準装備して盛んに宣伝していますが、実はLEXUSが私のIS350の頃から、もっと言えば日本でLEXUSが開業から同様なことを行っていました。
最初は「TOYOTAがコネクティッド技術に力を入れていく」と聞いておおっ!と思ったのですが、中身を見ると「前からやっていたじゃん、これ。」と思ってしまいました。
ただ逆に言えばそれだけ「堅実」に物事を進めていると捉える事もできます。
個人的に先程の「ハイブリッドナビ」についても常に通信しているというので大丈夫なのか?と思ったのですが、NXに乗っている時にトラブルは皆無でした。
昔は市販のナビもよくフリーズや再起動をしていたのですが、時代も進んだなと感心しました(笑)
ただどちらにしてもこれからはAIがあちこちおで活躍するようになる時代。
良し悪しに関わらずうまく付き合っていかないといかない時代がすぐそこまで迫っているなとはひしひしと感じます。

 

大分話があっちこっちにいってしまいましたが、結局何が言いたいのかというとRC Fを選ぶ大きな理由としてはが先端技術と現在の技術が絶妙にマッチしているということ。
そしてやはりLEXUSならではの安心感、そしてサポート良さが大きいということです。

 

 

最後に余談になりますが、MC後のRC Fのリアですがよく似た写真がありましたのでこちらに掲載しておきます。

  

  

(MC後のRCのディーラーオプションカタログから抜粋)

標準ではこのような感じでリアディフューザーがボディ同色になっています。
最初は違和感がありましたが、よく見ると結構良いワンポイントになっていますし、また車高が低く見える効果がありますね。
「標準で普通にかっこいいと思いますけど。」という担当SCさんの言葉は、間違いなかったなと思います。

※リアスポイラーの形状はRC Fでは異なります。
※あくまでディーラーのPCでちらっと見ただけですので、実際は違う可能性もあります。


RC Fの成り立ち

2019-02-27 14:52:14 | RC F

via:https://lexus.jp/


RC Fについて私が気に入ったポイントとしてRC Fの成り立ちがあります。


少し話しは購入前に戻りますが、RC Fを購入するかどうか決める時に、個人的にもうちょっと調べてみたいと思い以下の2冊の本を購入しました。(電子ブックですが)

1冊目が、


via:http://motorfan-newmodel.com/

モーターファン別冊 ニューモデル速報 (第503弾 レクサスRC/RC Fのすべて)

 

2冊目が、


via:http://motorfan-newmodel.com/

モーターファン別冊 ニューモデル速報( 第528弾 レクサスGS Fのすべて)

です。


これは今回のRC Fに限った事では無いのですが、私は自分が所有した愛車の「ニューモデル速報」は必ず購入して、読めるようにしています。
1つは自分の知らなかった機能や性能が書かれていることがあったりするので勉強になったりするのですが、更にははその車の成り立ちやその過程などを知ることが出来、
さらに愛着が沸くからというのが大きな理由です。

余談ですが、どちらもRC/RC F、GS FのみならずIS Fにも言及した話しが載っていますのでかなり興味深く読むことができました。

※以下は個人的に書籍やHP等で調べた事及び見解です。もしかすると間違っている可能性もありますのでそれを予め承知でお読み下さい。

 

その「成り立ち」の部分ですが、これについてかなり興味深い記載がありました。


via:https://lexus.jp/

車にはプラットフォームがあってそれぞれある程度共通化されています。
プラットフォームとは人間で言えば骨格にあたるものでこれによるその車の特性、走行性能そしてボディ剛性が大きく決まったりします。
例えばトヨタならトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)の中に、GA-Kプラットフォームがありますが、これは4代目プリウス、CH-R、カローラスポーツなどに使用されています。

このプラットフォームですが、個人的にRC Fの場合、単純に現行ISやGSのものを基に「F」用に強化されたものだと思っていました。
RC FとIS共に駆動方式がFR、サイズがよく似ていて、更にインテリアもよく似ていたのが大きな理由です。

 

しかし、この本によると全く違うとのことが分かりました。
RC F(というよりRC)についてはベースの骨格はIS Cから出来ているということ。
ちなみにIS Cというのは先代ISの時にラインナップされていたISのオープンモデルです。


via:https://lexus.jp/

オープンカーはボディ剛性に重要な要素を持つ屋根が無いため、その分通常の車に比べてより強固に腰下の剛性を固めているとのこと。
RC Fの場合クーペということでルーフが取り付けられ他も色々取り付けられていてこれでもかとあちこちが強化されていて剛性は半端な物では無いとのこと。
(レクサスRC/RC Fのすべて 68ページ、69ページより)


ちなみにwebCGのレクサスRC350“Fスポーツ”(FR/8AT)/RC F(FR/8AT)【海外試乗記】にもそれに関して同様の事が書かれており、

「車台はエンコン(エンジンコンパートメント)を含めたフロントまわりに「GS」、
リアセクションにIS、そして中央部には、ロッカー断面積がISの2倍近くと、十分な強度が確保できる「IS C」のそれを用いた混成型となっている。
が、もちろんそれらはフォルクスワーゲンのMQB(モジュラー・トランスバース・マトリックス)よろしくブロックのように組み立てられるものではない。
実際はRCのために専用開発されたものと考えるべきだろう。」

と記載がされています。


要するにプラットフォームが共通化されていることが多い現代の車の中で贅沢にも専用のプラットフォームが使われており、RC Fはそれを更に強化されたタイプが使われている。
もちろん一般的にはプラットフォームは共通化しているといっても車によって細部は異なっていますが、RCぐらいになってくると確かに「専用設計」と言っても過言では無いのではと思ったりします。

 

そしてもう一つが、「RCの基本設計ががRC Fありきで作られているということ」

 

スポーツモデルとは基本的にノーマルモデルがあって、そこから骨格なりを強化して強力なエンジンや足回りを搭載して造っていくのが一般的、という認識があったのですが、
RC Fの場合そもそもベースのRCの時点で要件を入れながら設計していたということになります。
(レクサスRC/RC Fのすべて 78ページ、79ページより)

ちなみに「レクサスGS Fのすべて」にもよく似た事が書かれており、

~まさに兄弟と言えるRC FとGS Fだが、その背景には大きな違いがある。
それはRC FがベースモデルのRCと同時開発(RCの基本設計にF用の仕込みも入れられている)されたのに対して、GS Fはあくまで既存のモデルから「F」をつくらなければならなかったことだ。~
(レクサスGS Fのすべて 32ページ、33ページより)

と書かれています。


こう考えるとRC自体専用設計されたモデルであり、またRC Fはそのスペシャルモデルと言えるのかもしれません。
勿論専用設計のプラットフォームであるからどう、ないからどうという事は一概に言えませんが、こういう目に見えないこだわりが好きな私にとってはたまらない話です。

 

どちらにしてもRC300hに試乗した時、今までの車とは違う剛性感、例えばハンドルを切ったらボディが遅れてついてくる感覚が全く無く自分の背中がまるで車のリア分部になったかのよう一体感を味わったのですが、
ただ単にクーペだからという理由だけではなかったようですね。

 

ということで今回はちょっとマニアック(?)な話しになりましたが、この点も私がRC Fを気に入った大きな要因の1つなので書いてみました。


RC Fのメーカーオプション選び & マイナーチェンジ情報

2019-02-25 13:53:17 | RC F

 

 

今回は私が契約したRC Fについてマイナーチェンジの話しを踏まえつつ、私が選んだオプション等について話をしてみたいと思います。

 

※以下はあくまで当方の個人的な意見、見解です。また、まだ正式発表前ですので仕様等は変更になる場合があります。それを踏まえてお読み下さい。

 

 

 


まず2019年5月に予定されているRC Fのマイナーチェンジの変更点についてざっと書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

・2018年10月31日にマイナーチェンジしたRCに準ずる変更(例えばエクステリアではヘッドライトの意匠変更、リアではコンビネーションランプの意匠変更、及びフルLED化、
インテリアではアナログクロック (GPS時刻補正機能付き)に変更等)

 

・新たなグレード“Performance Package”を設定

 

・ローンチコントールを装備

 

・シートマテリアルではアルカンターラ/セミアニリン本革の設定が無くなり、全てセミアニリン本革に。
シートカラーはブラック&アクセントオレンジがブラック&フレアレッドに変更
オーナメントパネル一部変更。
(“Performance Package”は除く。)

 

・ボディカラーではマーキュリーグレーマイカとラヴァオレンジクリスタルシャインが廃止

 

・エンジンの出力が481ps、54.6kgf・mにパワーアップ

 

・軽量化(-20㎏)

 

・アクセルレスポンスの強化

 

・走行性能の細かい改良

 

この中で、特に目新しいのは“Performance Package”の新設ですね。

 

ブレーキをカーボンセラミックにした他、装備をカーボンに置き換えることで軽量化した、まさにサーキットを少しでも早く走るために作られた仕様です。
このグレードでは実に70㎏もの軽量化が行われています。

 

ただし軽量化のため装備も省かれていて、シートもアルカンターラ/セミアニリン本革タイプでシートヒーター無し、チルト&テレスコも手動、ステアリングヒーターも無し、後席のアームレストも省かれています。
個人的にかっこいいなとは思うのですが私が求めている方向性とは違うので選択肢には入りませんでしたが、かなり走りに振ったり気合いの入ったモデルだと思います。

 

ちなみにお値段はLC500よりちょっと高いぐらいだったような気がします。
これ以外のグレードは後はMC前と同じく、“Carbon Exterior Package”と標準グレードの2種類。

 

 

 

 

 

個人的に今回のRC Fを選んだ理由は前回も少し書きましたが、「ドライブが楽しくなること。」「同乗者(妻)が快適に過ごせること。」「停まっているときは自分の部屋のようにくつろげること。」
「綺麗なデザインであること。」「故障が少ないこと。」
そして更に折角なので「ドライビングレッスンなどでサーキットをちょこっと走れる仕様」というのも加えてみることにします。

 

グレードは標準グレードを迷わずチョイス。
“Carbon Exterior Package”もかっこいいなとは思うのですが、ただRCの流麗なデザインを生かすのであればやはりボンネットやスポイラーもボディ同色の方が良いかなというのが大きな理由です。
あと個人的にサーキットでコンマ何秒を削るような走り方はしないのでそこまで軽量化は求めていません。

 

 

 

ボディカラーはNXと同じホワイトノーヴァガラスフレークを迷わずチョイス。
この色が好きというのもあるのですが、このカラーのRC Fなどを写真で見るとレーシングカーっぽいかっこよさとクーペの流麗さがうまく両立しているような感じがすること。
そしてディーラーの試乗車(RC)や認定中古車がこの色で、とても綺麗だったというのが理由です。

 

内装色は迷わずブラックをチョイス。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

MC前であればブラックかもしくはブラック&アクセントオレンジでちょっと遊びを入れても良いかなと思っていたのですが、MCでオレンジが廃止されブラック&フレアレッドになりました。
ただこの色の配色だとかなり汚れ目も目立つのと、RC F自体がブラック一色のインテリアなので統一感を考えてもブラックが合うのではと個人的に思いました。
無難と言えば無難ですが、逆に飽きが来ませんし、汚れも目立たなので迷わずこの色をチョイス。

 

ちょっと迷ったのがオーナメントパネル。
パワーウィンドウのスイッチ周りと助手席前に装着されているパネルです。
インテリアに占める面積はそんなに大きくないのですが、色によって結構インテリアの雰囲気が異なります。

 

こちらは標準で「シルバースターリングファイバー」、オプションで「カーボン」が選べるようになっています。
ちなみに「シルバースターリングファイバー」とは「シルバーカーボン」の事、「カーボン」は「ブラックカーボン」の事です。
どちらもいわゆるカーボン調ではなく本カーボンになります。

 

オプションのカーボンを選ぶと5万円ほどアップするのですが、パーツ単体で言うと何故か標準のシルバースターリングファイバーが高いらしい。
何とも不思議な仕様ですね。

 

カタログや中古車サイトのRC Fの写真を数多く集めて見ていましたが、写真ではイメージが掴みにくい。
また正直どちらのパネルにしても変ということは無いのでどちらにしても大きく外れるということは無いと思います。
なので妻や担当SCさん(以下、SCさん)に相談しつつ確認することにしました。

 

まず試乗車だったRC300h“F SPORT"のインテリアがブラック、そしてオーナメントパネルがシルバーだったことを思い出し、もう一度じっくり見せてもらうことにしました。

 

 

さてRCのインテリアを再度じっくり見てみることにします。
標準でブラックやブラウンのパネルが装着されているのですが、こちらの試乗車にはオプションで本アルミ(名栗調仕上げ / シルバー)が装着されています。
またシートカラーもブラックということで私が注文したRC Fとよく似た配色です。

 

インテリアを見た瞬間、「この配色の方が良い!」と直感で感じました。。
(このRCの本アルミよりシルバースターリングファイバーの方が少し複雑な造形ですが、基本的な配色は同じです。)

 

この部分のパネルをブラックカーボンにするとより完全に真っ黒なインテリアになってしまいます。
ワンポイントのアクセントとしてシルバースターリングファイバーを入れておくと、お洒落ですし逆にスポーティーな感じになります。
個人的に今まで所有した車のインテリアがこういうパネルを含めてブラックだったのもあり、アクセントを入れてみたいなと思っていたのですがこれはまさにうってつけ。

 

 

 

パワーウィンドウのスイッチ周りもかなりお洒落になります。

 

こちらがその「シルバースターリングファイバー」の見本パネルです。

 

 

いわゆるベタ塗りのシルバーやシルバーカーボン調とは違い、グラスファイバーも柄が整然と、しかも立体的に並んでおりとても上品かつスポーティーな雰囲気があります。
綺麗な輝きを放っていますが、かといって派手ということもなし。
RC Fのスポーティーな雰囲気によく合っていますし、ブラック内装との相性もとても良さそうです。

 

ということで内装はブラック、オーナメントパネルはシルバースターリングファイバー、ということで無事決まりました。

 

 

 

 

 

後はメーカーオプション。これはなかなか迷いました。
いろいろなオプションがありますが、長く乗ることも考えてしっかり考えて色々装着することにしました。
今回は装着しなかったオプションも含め全体的に説明したいと思います。

 

 

 

ボディカラー(ラディアントレッドコントラストレイヤリング、ネープルスイエローコントラストレイヤリング、ヒートブルーコントラストレイヤリング)・・・装着しませんでした。

 

レクサスは殆どのメーカーで有料色になっているパール系のホワイトは無料ですが、この3色だけは有料です。
ただ有料なだけあってかなり綺麗な色だと個人的に思います。
特ににラディアントレッドコントラストレイヤリング、ヒートブルーコントラストレイヤリングはお勧め。

 

ただ私はやはりホワイトノーヴァガラスフレークが気に入っていますのでこの色にしました。
ホワイトながら光に当たるとまるで宝石のように光る凄く綺麗なホワイトカラーです。
あとやはりホワイトだと飽きが来ないというのも大きいですね。

 

 

 

ホイール・・・フロント255/35ZR19+リヤ275/35ZR19タイヤ&鍛造アルミホイール(BBS製・ポリッシュ仕上げ・スパイラル10本スポーク)を装着しました。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

当初、個人的に標準のホイールでもでもBBS製だし別に買えなくても標準でもいいのではと思っていたのですが、SCさんがの強い勧めもありカタログを見たところ、
確かにオプションのホイールはかなり魅力的。
標準も悪いデザインではないですが、ちょっと地味な感じであまりスポーティーな感じも受けなかったです。
それなら最初から+αで済むメーカーオプションの段階でホイールを変更することにしました。
(ちなみにメーカーオプションのホイールを4本後で購入すると50万円近くするらしいです。)

 

ちなみに当初決めていたのは、右から2番目のスパイラル10本スポークタイプ。
ガンメタですし、RC Fにはピッタリかなと思っていました。

 

しかし・・・いろいろRC Fの写真を見ているうちに1番右のポリッシュ仕上げ・スパイラル10本スポークが気になってきました。
華やかですが派手では無く、またカタログの「職人が1本ずつ手作業で・・・」というところに魅力を感じました。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

ただ嫁さんに聞いたところ「ポリッシュっていったらかなりピカピカするんじゃない?下品な感じにはならない?」と渋い顔。
試乗したLC500 “S package”が全面ポリッシュ?のようなホイールだったのであまり気に入らなかったとのこと。
SCさんにも聞いたところ、「これは完全に好みですね。」と。
そりゃそうですよね(笑)

 

ということでインテリアのオーナメントパネルと同じく中古車サイトなどを見てポリッシュ仕上げとポリッシュ仕上げでないホイールを履いたRC Fの写真を多数集めて見比べることに。
ボディカラー、色々な方向や光の加減から検討してみました。

 

その結果少なくとも下品な感じでは全く無く、いわゆる「ワンポイント的」な感じで立体感が増すような感じになりますが、
逆にポリッシュなしだとちょっと地味?に感じなくもないという結論に至りポリッシュ仕上げにすることにしました。

 

最終的にSCさんにも確認したところ敢えて言うのであればNXの “I package”のオプションホイールに近い感じというとのこと。

 


(NXのカタログから抜粋)

 

妻にもディーラーに置いている実車を見せたところ「この形なら逆にポリッシュの方が良いかも。」となり無事ポリッシュタイプに決まりました。

 

 

 

F専用オレンジブレーキキャリパー (フロント・リヤ)・・・装着しました。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

フロント6POT、リア4POTのブレンボブレーキが良い感じに引き立ち華やかになります。
後で塗るとなると大事ですし、オレンジの色がホワイトのボディといいコントラストになっていてこれは迷わず装着。

 

 

 

クリアランスソナー&バックソナー・・・装着しました。

 

仕事で狭い道も走る事もあるので、これがあれば安心です。
またRCのソナーのセンサーは以前乗っていたISに比べると目立ちにくくなっているのもポイントが高いですね。

 

 

 

TVD・・・装着しました。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

走行性能に関わる部分なので装備したいのですが、オプションで40万円以上。
果たしてその価値はあるのかどうかということでかなり悩みました。
ちなみにSCさんは「あくまで+αの装備ですので無いからといって走行性能が下がるということはありません。RC Fも年改でリアのトラクションがかなり良くなってきています。
ちなみにサーキットで本格走行される方はない方が走りやすいという人は多いみたいですね」と。

 

TVDとは後輪左右の駆動力を最適に電子制御する装置で、どのような効果があるのか色々調べていると
「これを装着しているとコーナリングが楽しい」など魅力的な感想(?)に加え「フロントヘビーなので重量バランスが良くなる」という副次的効果もあるようです。(TVDが40㎏あることに加え後部に取り付けられるため。)
ただ確かに本格的にサーキットを走っていると少し不自然な動きになるとかならないとかそういう感想も確かにありました。

 

いろいろ考えた末、サーキットでコンマ何秒を削るように走る事はありませんし、それより一般道や高速道路を気持ちよく走れるのであれば装着しておいても損は無いかなと思い装着することにしました。

 


 

ムーンルーフ (チルト&アウタースライド式)・・・装着しませんでした。

 

個人的に今までの愛車でムーンルーフを装着したことがありませんし、装着してもすぐ飽きが来るだろうということで特に検討しませんでした。
あと最近はあまりボディ剛性に関係が無いとも言われていますが、やはり車体に大きな開口部を作りたくないというのも大きな理由です。

 


“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム (RC F専用チューニング)・・・装着しました。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

ISの時は装着、NXの時は主な用途が仕事で使うことが主ということで装着しませんでしたが、音質は十分でした。
ではなぜRC Fでは装着することにしたかというと、カタログを見ていると結構標準のプレミアムサウンドシステムとの差がありそうだったというのが理由です。

 


(MC前のカタログから抜粋)

 

スピーカーの数は勿論の事、マークレビンソン独自の機能として圧縮音源の失われた情報や帯域幅を再構築する「Clari-Fi(クラリファイ)」という機能が搭載されています。

 

ウォークマンでもDSEEという似たような機能がありますが、あるのと無いのではMP3/AACを再生する時に大きく違ってきます。
最近のオーディオは圧縮音源が主流なのでこれは有り難い機能です。

 

勿論安い値段では無いですが、ISの時も装着しており、この時もかなり満足度の高いオプションでした。

 

 

またLEXUSの車の場合、仮に標準のプレミアムサウンドシステムであっても後でアフターパーツやショップで音質アップさせることは相当難しいので、
それなら最初からできるだけ高音質なオーディオを選んでおきたいというのがあります。

 

ちなみにこれらに加えてMC後のRC Fにはメーカーオプションが増えています。

 

カーボンフロントスポイラー
カーボン大型ロッカーフィン
カーボンリアディフューザー
チタン4連エキゾーストマフラー

 

上記のカタログに写真がありますが、いわゆる本格派「エアロパーツ」ですね。結論から言えばこれらは装着していません。

 


個人的に当初「カーボンリアディフューザー」だけ取り付けるつもりでした。
これは何故かと言えばMC後のRC Fはリアディフューザーがボディ同色になっており、ホワイトカラーのボディだとその部分だけ白になってしまうので変かな?と思ったからです。

 

ただよく考えてみてまたサンプルを見てみると、標準のデザインでも普通に格好いいですし(嫁さんとSCさんも同意見でした。)、あとディフューザーだけカーボンにするのも変な気分です。
するならこれら全てを装着したいですね。
またもし気に入らないのならディフューザーだけ周りに合わせて塗装しますよという
SCさんのアドバイスもあり先に書いたTVDに変更する形で取り付けは見送りました。

 

あとどちらにしても雰囲気的にスポーティーな感じにはなりますが、流麗なRC Fのデザインがちょっと失われる気がします。
チタンマフラーも標準でもかなり大きな大人のでこれ以上の音量アップはちょっと・・・という気持ちがあり検討しませんでした。

 

更に先日のブログにもちょっと書きましたが、うちの駐車場が車高がギリギリなのでエアロパーツは基本的に擦ると考えておいた方がいいです。
流石に本カーボンのエアロをガリガリ擦ってしまってすぐに修理や交換という訳にはいきません。

 

ちなみに上記のカーボンの3点セット+チタンマフラーを合わせると200万円弱になります。
やはり本物のカーボンは良い値段がしますね。

 

 

 


基本的にRC Fは安全装備も含めフル装備ですので、メーカーオプションについても「+α」という感じのものが殆どです。
それもあってつけた方が良いけど効果の程はというところで悩みました。
ただ中途半端にしておくと後で後悔するので、悩むだけ悩んでいい結論が出せたと思っています。
これも車を買うときの楽しい悩みですね。

 

ということでメーカーオプション選びとRCのMC情報でした。