先日のブログにも書いたとおり、妻の愛車兼私のサブ車であるヴェルファイアを買い替えました。
うちの妻のヴェルファイアは納車されて2年ちょっと。
当初はもともと車検で乗り替えるつもりでした。
理由としては2つ。
①MCでFMC並にあちこちが改良されて走行性能、安全装備とも格段にアップしていること。
②去年もらい事故を起こしていること。
③走行距離がかなり伸びていること。
ここら辺が主な理由です。
そう思っていたところ、3月29日にまたもらい事故を起こしてしまいました。
駐車場で停まっていたところをぶつけられたのですが、運良く妻は乗っておらず怪我をすることはありませんでしたが、
ヴェルファイアはまたバンパー交換する羽目に。
流石にちょっと運が悪いというかツキが悪いというか・・・
車種は、ヴェルファイアの3.5一択。
妻が運転しやすいし、馬力もあるし、荷物の載るのでとても気に入っているとのでこれ以外は考えられないとのこと。
なので特に他車と検討比較することなくヴェルファイアの3.5リッターグレードの中から決めることになりました。
さてヴェルファイアの3.5ということですが、実は今乗っているヴェルファイア(以降30系前期)も3.5リッターですが、
先程も書いたとおりMC(MC後モデルを以降30系後期)でまるでFMCしたかのように改良されています。
修理をお願いしたディーラーの担当営業の方にも「来年乗り替えるのであれば思い切って今乗り替えたらどうですか?走行距離もかなり伸びていますし、今なら良い条件が出せますよ。」との有りがたい条件を頂き、
乗り替えを決意しました。
まずは走行性能。
via:https://toyota.jp/
エンジンが2GR-FEから2GR-FKSに換装され、馬力は301PSに、トルクは36.8kgへとアップ。
(30系前期ではそれそれ280PS、35.1kgm)
にも関わらず燃費は、9.5km/Lから10.8km/Lへとアップ。
馬力は遂に300馬力の大台を突破したのにも関わらず燃費向上とはこれまた凄いのですが、エンジンを見てそれも納得。
搭載されている2GR-FKSですが、こちらRC350やGS350に搭載されているもので、以前私の乗っていたIS350に搭載されていた名機2GR-FSEの後継エンジン。
トヨタ自慢の直噴&ポート噴射併用のD-4Sシステムが採用されています。
勿論MC前の2GR-FEもパワー/トルクとも十分、そして気持ちよく回るエンジンですがやはり設計が古いこともあり燃費の面では不利でしたので、最新エンジンに換装されたのでしょう。
そして組み合わさるトランスミッションはDirect Shift-8AT。
こちらも2016年に開発された最新型のトランスミッションで、従来の6ATに比べると段数は勿論の事、ロックアップ領域拡大がされ加速力の向上、ダイレクト感のある走りは勿論、燃費の向上にも貢献しています。
そして組み合わされているトランスミッションはDirect Shift-8AT。
via:https://toyota.jp/
こちらも2016年に開発された最新型のトランスミッションで、従来の6ATに比べると段数は勿論の事、ロックアップ領域拡大がされ加速力の向上、ダイレクト感のある走りは勿論、燃費の向上にも貢献しているとのこと。
更に走行性能における改良はそこだけではありません。
フロントブレーキは17インチにパワーアップ、更に構造接着剤の適応範囲を広げる等によるボディ剛性アップ(この部分は3.5のみか他のグレードも同様かは不明)
個人的にMCはNX300等に搭載されている8AR-FTS(2リッターダウンサイジングターボ)に換装するのではないかと思っていましたが、それの予想を遥かに超えたMCになっています。
因みにヴェルファイアにおける3.5の販売比率は10%程度(うちのディーラーに至ってはMC後の3.5は私の妻が初)なのですが、ここまで改良を施すとは驚きです。
ちなみにモーターファン別冊第566弾「新型アルファード/ヴェルファイアのすべて」によると、最上級モデルのエグゼクティブラウンジについては50%が3.5でかつ
国産や欧州車のサルーンからの乗り替えも多く高級サルーン的な使い方をされることが多い。(ちなみにエグゼクティブラウンジは3.5とHVのみ)
また30系前期のFMCの際に3.5についてはエンジンについてもキャリーオーバーだった。
なのでそれを含めて思い切って改良を施したとのこと。
また大きな改良点として「Toyota Safety Sense」の2世代目が搭載されている点も、買い換えのきっかけのひとつ。
via:https://toyota.jp/
Toyota Safety Senseは現在TOYOTAの車種はほぼ前車搭載されていますが、この2世代目については現在の所「ヴァルファイア/アルファード」「クラウン」「カローラスポーツ」のみ。(2019年3月現在)
ちなみに初代との大きな違いは、プリクラッシュセーフティが歩行者(昼)から(昼夜)に対応したところ、ハンドル操作をアシストするレーントーンアシスト[LTA]、
そして道路標識を読み取るロードサインアシスト[RSA]が装備されたところです。
ちなみに30系前期と安全装備を比較してみると
via:https://toyota.jp/ 新型が30系後期、旧型が30系前期です。
差は歴然としています。
最近は妻も仕事やドライブで遠出することも多いので、やはりこういう安全装備は特に大事、というより必須です。
このような形で走行性能、安全性能の面でもほぼFMCに近い改良が加えられた30系後期型、その点がかなり魅力で車検での乗り換えを考えていたというわけです。
ただ、いざ30系後期でグレードを選ぶとなったときに困ったことが。
今乗っている30系前期のグレードはZAというグレード。
このグレードはエンジンは3.5リッターですが、内装が通常のタイプ。
妻は内装の善し悪しにはあまり興味がないのでこのグレードを選んだのですが、30系後期ではなんとこのグレードが無くなっています。
30系後期で選ぶことのできる3.5のグレードはエグゼクティブラウンジ、エグゼクティブラウンジZ、それとZGとVLです。
先程も書いたとおりうちの妻は内装の豪華さにはあまり興味がないのでエグゼクティブラウンジ、それとそのエアロボディであるエグゼクティブラウンジZはすぐ候補から外れました。
となると後はZGかVLの2タイプ。
ちなみにZGはエアロボディで内装はブラックかつ合成皮革、VLは標準ボディで内装はフラクセ(ベージュ)ンかつ本革という違いがあります。
ただここも迷い無くZGで決定。
ZGに決まったのには大きな理由があります。
実は1回目のもらい事故の時に修理中の代車で30系後期(グレードはX)がやってきたのですが、エクステリアやインテリアカラーとも妻はあまり気に入りませんでした。
この点については私も同感です。
標準ボディも悪くはないのですが、やはりエアロボディ=ヴェルフィアというイメージがあります。
また内装もブラックの方がシックで引き締まっていますね。
余談ですが、個人的にMC後はカタログなどでヴェルファイアよりアルファードの方が良いなと思っていたのですが、実車を見たところ即嫁さんも私もヴェルファイアの方が良いという結論になりました。
(この辺は完全に好みの問題ですが)
あと本革シートというのも妻は気に入らなかったようです。
本革シートは質感は凄く良いのですが、やはり定期的に手入れをしないといけないが面倒なのと汚れなどにも気を遣うのが嫌なんだとか。
ちなみにこれも余談ですが、私も以前乗っていたNX300、そしてこれからやってくるRC Fも本革シートですが、予めディーラーでコーティングの後、
6ヶ月点検毎にシートクリーニングを施工しています。
それはディーラーから「市販のクリーニング剤は絶対に使用しないで下さい。」と念を押されていうのもあります。
どうも以前市販のクリーナーを使用した方がシートの色が色落ちしたことがあるのでそれ以降勧めていないとのことです。
ただこれを抜きにして仮にメンテナンスを自分でするにしても3列シートになると結構手間もかかります。
またカタログでは合成皮革の方が耐久性もあるとのことで合成皮革に決まりました。
今所有しているZAはファブリックのシートですが上に合成皮革のシートカバーを装着していますので、それと殆ど同じような感じになるというのも大きかったようです。
ということでグレードはZGに決定。
このグレードは30系前期ではZA“G EDITION” と呼ばれていたグレードで3.5のエアロボディで内装が豪華なグレードということです。
因みに2.5やHVでは内装が標準の仕様も残っていますが、やはり3.5で内装が標準タイプというのはあまり売れなかったのでしょう。
ということでグレードは決まりましたが、実際に試乗車を確認させてもらうことにしました。
ちなみにZGというより3.5の試乗車そのものがうちの販社に置いていないので、エンジンだけが違う Z“G EDITION”を試乗させてもらいました。
私も30系後期のエアロボディをじっくり見るのは初めてですが、「アルファードよりこっちのデザインが好きかな」と個人的に感じました。
前期に比べて厳つさがアップしていると同時に、ヘッドライトのブルーのカバーがなかなか綺麗。
妻も同じく気に入った模様。
フロントからフェイスも迫力満点。
また先にも書いたとおりヘッドライトのカバーが薄いブルーになっているのもなかなかかっいいいです。
更にこちらの試乗車はMOPで3眼ヘッドライトが装着されています。
レクサスでも定番の装備ですが、やはりこれを装着するとフロントフェイスが引き締まりますね。
さらにシーケンシャルターンランプも装備されます。
ホイールはZAはシルバーのホイールでしたが、ZGは切削光沢+ブラック塗装のタイプになりかなり引き締まった雰囲気になります。
ZAに比べると明らかに高級感が出ていますね。
リアもかなり手が加えられています。
30系前期に比べ、かなりスタイリッシュな雰囲気になりました。
リアもシーケンシャルターンランプが装備され、フロント、リアのライトは全てLED化されたことになります。
ちなみにZGは標準でパワーバックドアが装備されています。
ZAにはこれが装備されていなかったので、これは有り難い装備です。
エクステリアは全体的に厳つくスタイリッシュになったというのが正直な感想です。
これはグレードが上がった、というのもあるのでしょうが、シーケンシャルターンランプ等を含めランプ類がLED化されランプの造形がかなり自由になったというのも大きいと思います。
さて後編ではインテリア、試乗の感想、そしてオプション選びから契約に至るまでを書いてみようと思います。