連載第12回
料理人の登場だ!
●さて、材料も揃ってきた。
「この材料をいかに調理どうするか……」
まな板に乗った具材を吟味する楽しいひとときだ。
各区切りの中に詰まっている体験、出来事を、ひとまず箇条書きにし、充分それを検討してみる。
(このとき、どれもこれも書きたい気持ちを抑えること)
その中で、「どうしてもこれだけは書きたい」と思うものを一つ選びだす。前述の場合だと、水泳上手、つまり、「○○川のカッパ」というように。つまり、主人公の少年時代は村一番の水泳上手だったことをその区切りのメインテーマとする訳だ。
このようにして、各ブロックの中心テーマ、大黒柱を必要な本数だけ建てる。
泳ぐという中心テーマの関連として、魚をつかむことが得意だったことも書ける。同様に、ある日、友達がおぼれそうになったこと、それを得意の泳ぎで助けたこと、その助けた友人が今はどこそこの社長になっている……など、一本の中心的小見出しの大黒柱を個々の区切りの中にぶっ建てておいて、そのまわりをぐるぐるまわりながら物語を展開させる。これは書くほうも大変楽だし、読む側も内容がスッキリしているので分かり易い。
●…ここで、書くための心得のようなものを書いておく。参考にしていただきたい。
A、素人さんがお原稿を書こうとするときの心理として、「やるからには上手に書こう」と決意する。……だが、これがイケナイ!
名調子の文章を書こうと考えてもそう簡単に書るものではない。また、今の時代は、古の美文調はあまりウケないようだ。
B、知らない言葉や難解な漢字は絶対使わない。よく知り尽くしている「自分のことば」で書くこと。すると文章に気取ったところが無く、書き手の真実が不思議と読者にグングン伝わるものだ。特に必要なことは、方言を正直に書く事。ただし、意味不明なものは除く。
C、「こんなこと書いたら笑われるのでは……」などと思わないこと。(多くの場合、当人だけがそう思い込んでいるからだ)
D、なるべく短い文にする。
●長い文の例…
「朝起きて寝巻きのまま外へ飛びだすと、ゆうべの激しかった風雨はうそのようにやみ、雲一つない上天気で、村の人々が楽しみにしている年に一度の村祭りのために神様が特別にお与え下さったような、それこそ、透き通るように晴れわたった朝であった。」
と書くのを、
●短文、スッキリの例…
「目がさめる。じっとしておれず寝巻きがけで外へ飛びだすと、ゆうべの風雨はやんでいた。
早朝の空には雲一つない。すばらしい天気だ。
今日は村祭り。村の人々が楽しみに待ちわびた日だ。
この日のために、神様が特別に与えて下さったような秋晴れだった。」
という具合にする。短く、句読点の句点(。)で文に区切りをつける。読んでいて実によく分かる。
(で、)や(と、)(そして、)など、句読点の読点(、)で文をどこまでも引きのばすやり方は、文を書きなれない方々が殆んど例外なくやる方法。これは、よくないことだと思う。
つづく
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