最初に誤解のないように断っておくが、
私は雅子妃に対して批判的な立場ではない。
むしろ、ずっとファンであった。
特に、結婚前、皇太子妃候補として
マスコミに追いかけられていた時、
憮然とした表情や態度で対応していた
気の強そうな雅子さんが大好きだった。
これは決して嫌味で言っているのではない。
だから、ご成婚後、妃殿下方に
慈悲深い母のイメージを求める国民の期待に応えようと
彼女が無理に微笑んだり優しげに振舞う姿が
痛々しく思えてならなかった。
福祉施設の訪問や農業青年達との交流を
つまらないとまでは言わないが、
彼女にはそれよりもっと関心のある事柄が
きっと他にあるだろうにと同情していた。
男児を産まなかったことも
第二子が授からないことも
別に雅子妃だけに責任がるわけでもないのに
彼女だけが責められているようで気の毒でたまらなかった。
そもそも皇太子との結婚だって
雅子妃が望んだことではない。
嫌がる彼女を外務省OBまで動員して
無理矢理入内させたのだ。
婚約発表での皇太子の有名な「全力で守る」発言には
実は前段があって、
皇室に入ってからそれほどの苦労があるとは思わないが
それでも何か苦労があった時には自分が「全力で守る」
と言ったのだ。
つまり、そんなに大変じゃないと思うよと言われていたのに
物凄く大変だった訳で騙されたようなものだ。
こういう諸々の事情から、私は、
雅子妃が適応障害とやらで公務をほとんど行わなくなってからも
同情こそしても非難する気持ちにはずっとなれなかった。
しかし、そんな雅子妃びいきの私でさえ
最近だんだんと気持ちが変わって来ている。
特に、今回のオランダ行に関して
国民に理解を求める態度が無さ過ぎないか。
帰国後にご夫妻が出したコメントを読んで
初めて不快になった。
「オランダ王室の方達との交流は良い経験になった」
これだけか?
国際親善のために行った訳ではあるまい。
随行の人間の旅費や滞在費も含めれば
大変な出費をして雅子妃の静養のために出かけたのだ。
そのことに関して何らかの言及があるべきではないのか。
このようなコメントで済まそうという態度は
皇太子ご夫妻の希望なのか?
それとも宮内庁の方針か?
私達国民は雅子妃の病状について
これまでほとんど何も知らされていない。
もう何年も公務をしない状況を許し
楽しそうに静養する姿だけを見せられているのだ。
そろそろ寛容さも限界だ。
宮内庁は雅子妃の病状について
包み隠さず国民に真実を知らせるべきだ。
仮に、彼女がうつ病で人前でにこやかに振舞うことが
とても大変な状況ならば、
これまでのように無理に取り繕わせて
元気そうに笑っている姿を撮影し公表するのは止めたらよい。
元気でないなら元気でないようにしていれば良い。
具合が悪いなら具合が悪そうにしていれば良い。
その方が余程誤解が少なくて済むだろう。
雅子妃殿下ご自身にとっても
自分の病気を世間に公表されるのは辛いだろうが
自分の苦しい状況を国民が理解せず
あることないこと勝手に想像して
非難されるよりはずっと良いのではないか。
そして、あと何年待っても
雅子妃が回復しない可能性が大きいのであれば
私達も彼女の事を忘れて放っておいてやれば良い。
彼女が皇室を去りたいと願っているのなら
望むようにしてあげたら良い。
たとえ、離婚を許されて彼女が皇室を去ったとしても
それで彼女が幸せになれるわけではない。
一人の女性を不幸にしてしまったことに変わりはない。
ならば、せめて少しでも苦しみから解放してあげようではないか。
宮内庁もいい加減に腹を括れ。
私は雅子妃に対して批判的な立場ではない。
むしろ、ずっとファンであった。
特に、結婚前、皇太子妃候補として
マスコミに追いかけられていた時、
憮然とした表情や態度で対応していた
気の強そうな雅子さんが大好きだった。
これは決して嫌味で言っているのではない。
だから、ご成婚後、妃殿下方に
慈悲深い母のイメージを求める国民の期待に応えようと
彼女が無理に微笑んだり優しげに振舞う姿が
痛々しく思えてならなかった。
福祉施設の訪問や農業青年達との交流を
つまらないとまでは言わないが、
彼女にはそれよりもっと関心のある事柄が
きっと他にあるだろうにと同情していた。
男児を産まなかったことも
第二子が授からないことも
別に雅子妃だけに責任がるわけでもないのに
彼女だけが責められているようで気の毒でたまらなかった。
そもそも皇太子との結婚だって
雅子妃が望んだことではない。
嫌がる彼女を外務省OBまで動員して
無理矢理入内させたのだ。
婚約発表での皇太子の有名な「全力で守る」発言には
実は前段があって、
皇室に入ってからそれほどの苦労があるとは思わないが
それでも何か苦労があった時には自分が「全力で守る」
と言ったのだ。
つまり、そんなに大変じゃないと思うよと言われていたのに
物凄く大変だった訳で騙されたようなものだ。
こういう諸々の事情から、私は、
雅子妃が適応障害とやらで公務をほとんど行わなくなってからも
同情こそしても非難する気持ちにはずっとなれなかった。
しかし、そんな雅子妃びいきの私でさえ
最近だんだんと気持ちが変わって来ている。
特に、今回のオランダ行に関して
国民に理解を求める態度が無さ過ぎないか。
帰国後にご夫妻が出したコメントを読んで
初めて不快になった。
「オランダ王室の方達との交流は良い経験になった」
これだけか?
国際親善のために行った訳ではあるまい。
随行の人間の旅費や滞在費も含めれば
大変な出費をして雅子妃の静養のために出かけたのだ。
そのことに関して何らかの言及があるべきではないのか。
このようなコメントで済まそうという態度は
皇太子ご夫妻の希望なのか?
それとも宮内庁の方針か?
私達国民は雅子妃の病状について
これまでほとんど何も知らされていない。
もう何年も公務をしない状況を許し
楽しそうに静養する姿だけを見せられているのだ。
そろそろ寛容さも限界だ。
宮内庁は雅子妃の病状について
包み隠さず国民に真実を知らせるべきだ。
仮に、彼女がうつ病で人前でにこやかに振舞うことが
とても大変な状況ならば、
これまでのように無理に取り繕わせて
元気そうに笑っている姿を撮影し公表するのは止めたらよい。
元気でないなら元気でないようにしていれば良い。
具合が悪いなら具合が悪そうにしていれば良い。
その方が余程誤解が少なくて済むだろう。
雅子妃殿下ご自身にとっても
自分の病気を世間に公表されるのは辛いだろうが
自分の苦しい状況を国民が理解せず
あることないこと勝手に想像して
非難されるよりはずっと良いのではないか。
そして、あと何年待っても
雅子妃が回復しない可能性が大きいのであれば
私達も彼女の事を忘れて放っておいてやれば良い。
彼女が皇室を去りたいと願っているのなら
望むようにしてあげたら良い。
たとえ、離婚を許されて彼女が皇室を去ったとしても
それで彼女が幸せになれるわけではない。
一人の女性を不幸にしてしまったことに変わりはない。
ならば、せめて少しでも苦しみから解放してあげようではないか。
宮内庁もいい加減に腹を括れ。
転地療養したからといって治るものではないし
かといって、
「はい、じゃあ公務は一切なしで自由にしていいよ」というと、多分自分と社会との接点をまったく失って病気を治すどころか、悪化させることも多々ある。
この病気の人に接するとき、タイミングをよく考えなくてはならない。ある日は転地療養がよかったり、人前に出ることが有効だったりする。でもある日はまったく逆にぜんぜんダメだったりするのだ。そこがこの病気の難しいところなのだと思う。だからこの病気はまったく約束ができない。周りは気長にまってあげるしかない。家族はどれほど回復を待っているだろうが、それを期待することはできない。だけど希望はもっていなくてはならない。雅子さまもそういう状況にあるのだろうと想像している。宮内庁もものすごく考えて、結局いえることだけしかコメントできないんだろう。
気持ちの病気は目に見えないから、あんなに元気そうなのに仕事をしないなんて!とお怒りの人たちもあると思うけど、こころの病というのは、体が元気であればあるほど、辛く焦燥にかられるものだそうだ。
報道に一喜一憂せず、ほんとうの笑顔を取り戻されたとき、喜べばよいと私は思う。それは、鬱病の知人たちを見ていた経験から、すぐにはたぶん来ない。気長に待ちましょう。
直接のきっかけは、一部のブログや掲示板に、雅子妃やその家族が皇族という地位に執着しているという批判があるのを知ったからです。公務もせず静養ばかりして、そこまでして皇太子妃でいたいのかというような論調です。
そんな風に考えている人達がいるとは正直言って驚きました。私はずっと彼女が皇太子妃になって得をしたことなど彼女自身にとっても家族にとっても何一つなかったと思っていたからです。雅子妃もご家族も気の毒でたまりませんでした。
しかし、今回のオランダ行きのコメントが本質的な問題を避け通り一遍のものであったことで、皇太子ご夫妻や宮内庁の方も待っている国民を見ていないのだなと感じました。それが、先のような誤解を生んでしまったのではないかと思えてきたのです。
雅子妃の回復にまだまだ長い時間がかかるなら、宮内庁はやはりきちんと状況を説明すべきです。
雅子妃が離婚あるいは東宮御所を出ること(つまり別居)を望んでいるのならそうさせてあげれば良いし、皇太子一家が別れることを望んでいないならちゃんと病気の説明をして国民の理解を得る努力をすべきです。
オランダ行きにもかなりなバッシングがあったことを、中吊り広告などで見聞きしています。物見遊山に公費を使っていくのだという批判も知っています。多分そういうものは遠ざけておられるでしょうけど、やはり耳に入ってしまうでしょう。きっと皇室の方、ご家族は心を痛めておられるでしょう。私の意見としては、宮内庁は何も説明できないだろうと思います。もし「長引きます」といえば、雅子様自身が「私は治らない」と思われるでしょうし、「長引くかもしれません」と曖昧にいえば、精神状態の不安定なときにそれを聞くと、どんな結果になるか予想もつきません。逆に「回復基調です」といえば、焦燥感を募らせるでしょうし。それで何もいえないのだと思います。本人が聞く可能性のあるところで、コメント出すことは不可能なのではないでしょうかね。
心の病は回りもまきこみます。いまは当り障りのないところ言ってあまりその嵐を引き起こしたくないというのが、役所の本音ではないかと想像しています。
それでも、今のような曖昧な状態のままでずるずる引きずるのはそろそろ限界なのではないかというのがやはり私の正直な気持ちです。
このまま皇太子が即位したとして、国民は彼等を統合の象徴として受け入れることができるでしょうか。問題なのは、雅子妃が病気であることではなく、東宮や宮内庁に国民の理解を求める姿勢が無いことだと私は思います。
amenbo様は凄いですね。誰もこの話題から避けたい。されど胸につかえている。この難しいテーマを直球勝負で投げ込みました。
amenbo様とユーリャ様お二人のお考えどちらも良く分かります。とても難しいですね。
この内在する問題を解く鍵は、国民が皇室に望むもの求めるものは何かということから議論をスタートしなければ方向性は見出せないのではないかと思います。
>国民は彼等を統合の象徴として受け入れることができるでしょうか。問題なのは、雅子妃が病気であることではなく、東宮や宮内庁に国民の理解を求める姿勢が無いことだと私は思います。
↑amenbo様ご指摘のここがポイントだと思います。
憲法第一条で、「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。」とある。
だれも何気なくこのことを承知しているのですが、「統合の象徴」なる字句は余りにも重く大きい。
一方、開かれた皇室、平民皇室論もある。皇太子の日ごろの言動はコチラに近い。テキストに述べられている帰国後のコメント。ずっと以前の物議をかもした皇太子の談話もしかり。オランダでの雅子妃の打解けたご様子。本当に快癒されたのではないかと見紛う微笑み。この落差は何なのか?
どうやら皇太子ご夫妻は後者の皇室を望んでいらっしゃるようだ。
そのことと、皇室の存在、重さイコール国民の皇室への求心力より所であると考えたとき、どうなのかと思えてくる。
仰るとおりだと思います。
憲法には、天皇は日本国および国民統合の象徴と規定されていますが、それは憲法の文言にあるように日本国民の総意に基づいて決まったわけではありません。誰も正式に同意などしていないのです。この重大な事実(笑)をこれまで皆見て見ぬ振りをしてきた。
雅子妃の病気や女系天皇論争は、私達がずっと避けてきたこの問題にそろそろ真剣に向き合わなければならない時期がきたことを示唆しているのではないでしょうか。
今上陛下や皇后様はご自分達がどうあるべきかよく分かっていらっしゃると思います。だから、皇太子のあの衝撃的な「人格否定発言」の後、具体的にきちんと説明した方が良いと助言されたのだと思います。しかし、皇太子は曖昧な文書を出しただけで逃げてしまいましたよね。これが皇太子ご夫妻の本意であったのか、それとも宮内庁の意向であったのかは分かりませんが、ああした対応は実に良くない。国民の側に不信感を抱かせるだけです。
私は、あの時の腰砕けと今回のコメントに同じものを感じてしまうのです。