8番らーめん片町店横の通りを入ったところにある『犀川会館』1Fの細い通路を進んだ中ほどある間口一間ほどのお店。
中華そば 金沢煮干しセンター(かなざわにぼしせんたー)

札幌市に本部があり道内や東北を中心に展開するFC店。北陸初上陸の1号店。
店内は厨房を囲むLの字カウンターに8席と言うこじんまりとした空間で、店長と男性スタッフの2名体制。オーナーは石川県能美市にある『焼肉たかちゃん』

メニューは「煮干しそば750円」「背脂煮干しそば850円」「江戸系中華そば750円」の3アイテム。
真鰯・片口鰯など煮干しの出汁に、北陸では見かけない様な褐色の醤油清湯スープは見た目よりスッキリ。
魚粉や骨粉まで入ったザラっとしたスープは好みが分かれそう。

デフォの
「煮干しそば」と名前が気になり「江戸系中華そば」をシェア。

◆煮干しそば 750円

真鰯・片口鰯など煮干しの出汁に、北陸では見かけない様な褐色の醤油清湯スープは見た目よりスッキリ。
煮干し出汁の仕込み寸胴にチャーシュー用の肩ロースを入れて煮込んでいるのでその油でしょうか、スープの表層には結構香味油の層ができている。
丼の底には煮干しの骨粉まで入り濃いめの味付け。

ザクッとした低加水の細麺とプリッとした多加水の太麺とが選べる。
細麺は低加水#24くらいで緩いウェーブが入っているが元はストレートなのかも。ザクっとした食感でスープとの相性に違和感はなかった。
店内にあった麺箱には『八郎めん』と印刷してあり地域的に推察すると八郎潟のある秋田県の製麺所かと思ってクグると案の定その通りだった。

◆江戸系中華そば 750円

「江戸」ってなんや!しかも「江戸系」って!なんか金沢を金澤と言い換えて客の目を惹こうとするやり口と共通してるかも?(笑)
要するに東京ラーメンみたいにスッキリ、キレのある醤油スープだと言いたいのでしょう(笑)
「煮干しラーメン」に比べ出汁は共通だが、幾分かあっさりした醤油スープ。スープの色目はこちらの方が褐色に近い。

「お麩」に乗せた煮干し粉末で味変できるが、ザラついたスープは好みが分かれそう。この「麩」が札幌のお店でも使われているので『煮干しセンター』の特徴でもあるようだ。

こちらはプリっとした多加水の平打ち太麺仕様。
煮干しスープに多加水の平打ち縮れ麺の組み合わせは東北のラーメンに多いようだが、「江戸系」との整合性はどうなんやろ?(笑)良く分かりませんがこの組み合わせも特に違和感はありませんでした。

金沢では他にない煮干しラーメンなので斬新! (大量に使った煮干しの魚粉・骨粉感は富山の『むてっぽう』に通じるところがあるかもしれませんね)
変態煮干しマニアには物足りないかも知れないが、飲んだ後の締めには選択肢が増えて面白そうですね!
今回未食の「背脂煮干しそば」には🍋の皮が入っているそうです?
次回はその🍋を検証してみたいです😋
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【お店情報】
お店のWebページは→こちら
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店名;中華そば 金沢煮干しセンター(かなざわにぼしせんたー)
住所;金沢市片町2丁目21-17犀川会館1F
電話:
営業時間;18:00~02:00
定休日;日曜日
駐車場;なし、付近にコインパーキング多数あり
地図;