Amo Torino!

トリノで6週間のイタリア語研修します。その後5週間程ヨーロッパをまわります。

今日はバルセロナのガウディ建築のウオーキングツアーへ 写真はグエル邸

2024-11-02 22:00:00 | 日記
今日はウオーキングツアーに参加しました。

レイアール広場が集合場所で、ここでガウディが学校を出たての時に作った街灯だそうです。
説明によると、ガウディは地方の貧乏な家の出身で両親は彼を建築の学校にやるために家を売ってバルセロナに出てきたそうです。この街灯は学校を出たばかりの時のものです。彼はキリスト教を深く信仰していて十字架を題材によく使い、太陽、竜等お約束の題材がこの後どの建築にもよく出てきます。彼は就職に手っ取り早くするため市役所に就職したけど、お給料が半額しか支払われず、お金持ちからの依頼で設計することに切り替えたそうです。

①グエル邸



ルーフトップ。ガウディはルーフトップにこだわりがあるようで屋上に十字架や煙突に昔はキャンドルを立て、下の天井に穴を開け光が見えるようにしたそうです。

骨のデザインの支柱。これもガウディのお約束。


この建築の施主のグエルさんは繊維業、他で財をなし国会議員にもなりバルセロナ万博で若いガウディに建築を依頼したそうです。この他の建築と違い、地味でエレガントです。
② パルデウー邸
パルデウーさんも織物業で財をなし、派手な建物を希望したそうです。

カーニバルの仮面のデザイン。
壁は割れたタイルを張りつけたリサイクルでガイドさんは花と言っていましたが、カーニバルの紙吹雪という説もあるそうです。

あくびの形の窓、骨の形の支柱。

ルーフトップ。ドラゴンに剣が刺さったようにも見えます。


左隣の建物はガウディの師匠の設計で、ガウディは師匠よりはるかに有名になり稼ぐようになり、二人の関係はあまりよくなかったが、ガウディは一応敬意を払っていたそうです。
③ カーサミラ

巨大な建物で、当時は『石切場』とあだ名がつき、市民の評判がすこぶる悪かったそうです。敷地からはみ出し、ことごとく市の建築基準違反でしたがガウディは『これは建築物でなくアートだ』と言って引き下がらなかったそうです。アパートは評判が悪いため、借り手がつかず、『三代にわたり値上げしない』という条件で借り手を募り、現在もお婆さんが月20ユーロで
表面は砂、窓は海藻をイメージしてリサイクルの鋼材です。

これもガウディのお約束の戦士像。
ジョージルーカスがバルセロナに来て、ガウディの戦士像にヒントを得てスターウオーズのダース・ベイダーを作ったそうです。

それまでバルセローナはそれほどの観光地でなかったのが、それから火がついて有数の観光地になったそうです。

当時、共産主義がはびこり、集団で邸宅を壊していたので、襲われないように教会と思われるように大きな十字架を立てていたそうです。

④ サクラダファミリア

おととい来たときには気付かなかったガウディのキリスト教信仰や、色々なお約束があちこちにあることが分かりました。

個人的にはグエル邸が一番好きでした。

今回のガイドさん(前列右側のピンクのキャップの男性)はハンガリー人で分かりやすい英語で、要領よく説明しとても良かったです。でも、後半私達の足では付いて行くのが大変で、最後のサクラダファミリアはパスしようかと思ったのですが、言うとペースダウンしてくれました。
やはり、ウオーキングツアーは自分たちのペースで歩けないので無理かなと思いました。
そして今回のツアーは事前には2ユーロを事務費で払うだけで、後は終了後のチップ制になっていました。私は20ユーロかなぁと思ったのですが、皆さんそうでした。

ランチはおととい行ったサクラダファミリア近くのイタリアンに。

店の名前は百姓料理と書いてあり、素朴で見た目はしゃれていませんが、とても美味しいです。
海のパスタ


たっぷりのトリュフソースの大きなラビオリ

ブッラータとイベリコ豚のサラダ
150年前から家族でやっている老舗だそうです。


バルセロナにはガウディだけでなく、個性的な建物が数々あり、建築好きにはたまらないと思います。