ふ く は う ち

2020年05月25日 | 日常
こんにちは、なべこぱんです。

これからお休みになる方も、ご帰宅された方も、起き抜けの方も、通勤中の方もそうでない方も、
とりあえずここに来てくださった皆様、こんにちは(こんにちは)

こんちには、って何回も書くとこんにちは、なのかこんにちわ、なのか、はてまてこんちには!になってるじゃねぇか!

ってだんだんこんがらがってきますよね。今回はそういう話です。

ファッションブロガーの界隈の方々と共同でブログリレーを行う「ふくはうち」そう、つまり「鬼は外」


私めごときにお誘いを受けまして、快く参加したはいいものの、皆さんの眼力といいますか、センスの高さや熱意の太さを少しずつ感じるにつれ、どうしたものかな、自信ないな、そもそも俺、ファッションブロガーって名乗っていいほどのもんでもなかろうに。

いわゆる「バトン」という形式で贈られる今回の企画、いささか古風な風習であるとは思いますが(突然のディス)、人里離れた自身は特に回ってきたこともほぼなく。最近妻が「コロナは摂取〇〇度で死ぬからお湯を飲みまくれ」みたいな(嗚呼これはバトンではなくってなんだっけ?チェーンメールか)連絡は回ってきましたけれども私には回ってこなかった、なんだか寂しい人生に一筋の光が差し込んだような、そんな気がします。発案していただいたそろそろさん、そして個別に猛烈(でもなかったか)にお誘いしてくださった、まるすけさんには御礼とともに、「なぜ超絶ネガティブおばけ(おばか)のなべこぱん」なんかに今回の企画の趣旨に沿う内容のブログが描けると思ったのか、ということを次回酒を酌み交わした時にでも密に問い詰めたいと思います。

そして、バトンをつないでくれたgoyさんには、こんなブログのおすすめ記事なんてなかろうに、きっとたくさん悩んでしまうだろうから、トップページとかにリンク貼ってくれればいいよ、と心の中で呟いてはいました。ありがとうございます。

さて、本題。

今回は色々考えました。
自分は自分のペースでのみ、ブログを書いています。特に誰に強要されるでもなく、期待され、要望されても、自分の指が乗らない限りは微動だにしない、そんな冷徹な人間でした。

しかし今回はバトン形式で、真ん中やや後半に位置するため指が走る日を待つ余裕がありました。
普段は1つの記事を15分くらいで書いて修正もせずポーンと投稿してましたが今回はそうもいかず。醜く、もとい見にくくなってしまうと思いますがよろしくお願いします(結果何度も読み返してはいるんですが結局慣れてなさすぎてなにがダメかもよくわかりませんでした、以下お見苦しいかと思いますが読み進めていただいて、結果として天国か地獄かはたまたどちらでもない無感情な世界に旅に出ることについて一切の責任を負いませんあしからずー)


さて「ふくはうち」という企画について
https://theoboist.net/?p=2933
(第一走者のオボイストさんのブログを参照してください)


↑リンク貼るのも不慣れので上手くできてるかわかりません。すみません。バトンを渡してくださったgoyさん。

ずーっと前からオンラインでは知り合いで。
オフラインでも何度かお会いして。超好青年。話題沸騰、憧れの人物だったので会えることになって、実際に会ったときのことはよく覚えています。

大いに影響を受けています。ブログからというよりは、実際の人柄として。人懐こさや愉快さ、話の巧さ、審美眼やセンス。ホント何を着てもカッコいいんです。ズルい。
というわけでホントありがとうございます。
さて自身の話題もせねばなりませんね。

まずは自己紹介をします。なべこぱんです。15年前にレプリカジーンズの洗礼を受け、おしゃれを求めはじめます。古着系、ハードボイルド系キレイめ系クラシコ系アイビー系などのスタイルを経て、ポパイ復活のシティボーイ系を通り過ぎ、ノームコアについて考え、モードに目覚め、今はわけわからん系です。ジーンズが軸といって良いと思います。僕の青春時代は特に何かのムーブメントがあったわけではなく、ただの田舎の少年として過ごしてきました。今は普通の田舎のおじさんとして過ごしてます。ブログを始めたきっかけは、ジーンズの色落ち経過を伝えるホームページがきっかけです。僕もジーンズの色落ちをする様子を記録してみたい。そういう気持ちからスタートしました。ホームページを作るような知識も熱量も持ち合わせておりませんで、友だちを作ろうとか、そういう気持ちも全くなかった。ただの自己満足。そして僕はインターネッツという大海原に解き放たれて波に揉まれて岩にぶつかり、それでも海をさまよう千切れたワカメのようにウネウネウネウネ…その間、人に馬鹿にされようとたまに褒めてくれる人もいたりして、こんな僕と仲良くしてくれる人まで現れました。ありがたいありがとう。
でね、自己紹介ながいと思ったよねぇー
2020年5月現在。新型コロナウイルス(covid19)の影響で外出自粛を余儀なくされています。
私はビョーキに著しく弱いと勝手に思っていまして1月くらいから対策を開始していました。
その1月から、自宅、勤務先、スーパー薬局に出かけること以外は犬の散歩と子どもたちと外で運動する程度のことしかしていません。

この前提を頭に入れておいてください。

命、健康が今は一番大事です。
外出自粛に関しては、僕はさほどダメージを受けていません。
家にいるの好きだし、そもそも外で飲みにいったり、人混みにまみれることも、若いうちに済ませて(なにを)もう無理。
ライブに行く習慣もなければ、集団生活、集団行動はできるだけ避けてきてしまった(そのせいで後々困ることになる)
そして一番自分に足りないものを補うことにしようと決意しました。
さて、僕に足りないものってなんだろう。数日考えました。
ある日、まるすけさんhttps://shifukuno-life.com/とお出かけするときがあって、その時のまるすけさんの服装にマッチした柔和かつ豪胆というか、強堅というか、とにもかくにも私の胸にズキューンと射た、肩にかけたカバンがとっても素敵な雰囲気で。


思い切って伺いました。

そしたらそのカバン、セールで手が届く価格であることが判明。enseというブランドのバッグでした。(アンサと読む)



まるすけさんと同じ色は在庫がなかったので、色違いを買ってみました。

そしたらんば、購入した本品が届く前であるにもかかわらず、

enseの期間限定セールでとても良さそうな革カバンを発見してしまい、うーんうーんとうなされる日々を過ごしていました。

ある日、残り一個、という表示に負けて…ポチり。







僕に足りなかったものに気がつきます。

「バッグを選ぶセンス」

これは由々しき問題でした。圧倒的に足りない。他のアイテムとのバランスとして。

足は革靴、スニーカー。脚はジーンズやチノ、ミリタリーパンツ。

上半身はモード系やセントジェームスのようなキレイめ。

頭はボウズやロン毛、今は伸びかけボウズ。


バッグだけ決め手がなかったんです。革カバンも合わず、モード系は高いし、llbeanのトートは良いけど持つ場面が限られてしまうというか。

少しの「モード」と少しの「丁寧な暮らし」的な要素を求めていたのだと思います、つまりピンとキタ。





以前おしかけたFUGEEさんのバッグを見てから、こう、カバンの概念というか何かこう1つの道筋が見えてきて。

バッグとはなんたるか、を言語化してもらったことによってそのシンパシーや情熱、選び方や取捨選択ができるようになりました(なりました?ホントゥ?)

この革鞄は「丸み」「機能的に制約」があります。

丸みがあって可愛い。革は薄めで軽く、欠点となり得るほどに柔らかく、かつ傷がつきやすくて消えやすい。そんなカバンです。

機能としては、背面も側面も収納がなく、マルチと言えるべきところは手持ちと肩掛けができる2WAYというところのみ。メインの収納も1つで、スマホと小物を収納するポケットがついているのみです。

わりと潔い。

カバンを買うにあたって条件が有りました。横幅は38センチ程度。電車に座って隣にはみ出ない、膝に収まるサイズ感です。

これが本当に見つからない。

だいたいのブリーフは40センチ超となっていて少しはみ出るというか収まりが悪いんです。
隣の人にぶつかって嫌だろうし、僕も触られたくなし、電車で座るときは膝を小さくこじんまりと誰の負担にもできるだけならないように固まっていたい性分なので。

それから収納力(奥行)が多めにあること。これは書類等を持ち運ぶためです。辞書2冊は入らないといけない。もちろんA4サイズ。

最後に、肩掛け出来て、手持ちもできることです。自宅から駅までは自転車に乗ることがほとんどで、今はBMXをママチャリ化していてカゴもないし、カゴもないしなので必須事項でした。

かといってずっと肩掛けというのは服も痛む。繊細な服やコート、ジャケットはできるだけ負担を掛けたくありません。自転車に乗ることや両手がふさがる場面以外では、できるだけ手持ちがよい。

こういった条件を達成するには多くの障壁がありました。とにかく見つからん。そこでこのEnseの革カバンです、完璧。

深いブラウンのカバンも持ち合わせていなかったので、ほぼ買わない理由が見つからなくて、すんごーく悩んだのですがエイヤー!うおーしぬー!



それで、enseの革バッグのモチーフとなっている「オールドコーチ 」らしい。まるすけさんや諸先輩に相談の末の情報で得た。

そういえば、そんなようなものもあったよなあと、思って。

その事実を知ってからenseの革バッグを買う前にもフリマサイトやオークションサイトで検索する日々を過ごしました。

結局理想的なサイズや良い状態のものが見つけられず、このEnseのバッグを買うことになります。(2つね)





…そしてわずかな時を経て、検索履歴に残ったキーワードをちまちまチェックしているとあらマンマミーアっ!理想的なサイズ、良い状態のンマンマ!ポチッとなー!!





オールドコーチ。フィリスバッグ、というらしい。あら本当にそっくりくりそつ。



マチの大きさが物足りませんが、横幅良し、色良し。書類を差す部分が小分けになっているため使いやすいかもしれません。そして

届いて気がついたのですが、ほぼデッドストックのような状態の良さ。

この妖艶な赤、というのがまた心が揺さぶられます。

妻には1つ目のカバン、2つ目のカバンともに反対されながらも、購入をしてて。3つ目(3つ目)は内緒で買うも、届いたその日にバレました。もちろんその日は口を聞いてくれませんでした(鬼は外に置いておきましょう、ふくはうちおにはそとー)


さて、「バッグを選ぶセンス」enseまではとても良かったと思う。色も合わせやすい、使いやすい、大きさも良い。

オールドコーチはどう?もしかして、最初に戻ってない?3歩進んで4歩戻ってないー?




僕は結局、好きな物や色や素材のものが合致すると、どう合わせて使うんだ!という意思はもう全くどこかの霧の中に消えてしまう、そういう歯止めのきかない人間だ。ということは言わずもがな。



そしてもう少し遡って。


前提はなんだったでしょうか。


外出自粛ですよね。この外出自粛期間中に3つもカバン買っているのです。あほ?あほなの?


リモート勤務も板について、会社にすら週に2回行くか行かないかという状況なのに…つまりほとんど使えてません。靴なんて犬の散歩用のスニーカーしか履かなくなって。



せめてレッドウィングのアイリッシュセッターを犬(アイリッシュセッター)の散歩で履こうと履いていたんですが、3日ボウズ。犬がスーハスーハ暴れてるのをよそにのんびりブーツの紐を結んでいられません。(今後もたまに履くとは思う)



全く外出しないような状況でカバンを三つも買うという所業。これは深いです。遥かなる地の、掘っては埋め掘っては埋め、そこに穴はあるのか。穴から穴へ。湧き出た水は沼となり、沼は土を削り横から下から広がり深まり底なしの沼。ヒトタビ足を踏み入れば、アイリッシュセッターでぬかるんだ山道も林の道も、行けるかと思えば片足が埋まり脛を通れば泥水が侵入し足がぬけなあああああい!あああ!










散々はいてきたALDENの画像で締めよう。きちんと輝くときもあれば曇るときもあり。様々な実験を繰り返してきたね(そしてこれからも…)


fin...





さて、私がバトンを渡す方はgreenさん。(そうお呼びしていいかどうかもわからず恐縮です)

https://ryu.jpn.com/

今回の「ふくはうち」の企画でお互いの存在を知ることになったわけですが、こんな私でごめんなさいという感想がやはり先頭にきます。

こんなわたしからのバトンでホントにごめん。僕の好きな記事はやはりジーンズ、リゾルトの!


こう、画像をスライド?すると新品から履き込んだやつに変身するんですけどマジこれすげぇ。
はんぶんこっこにしたり全体にしたり。おもしろい!
そして色落ち具合がとてもカッコいい。

負けじと僕もジーンズの写真だけ挙げておきます。



おうちじかんにもっとも最適なジーンズを挙げるとすればこのフルカウントを一つ挙げても差し支えないと思います。
最近めちゃくちゃ穿いてるジーンズの一つ。購入してから1年と少しだったかなと思います。ステッチやタブがなくなるっていうんで滑り込みで買った。

リゾルトはもう本当ずっと欲しい。少し前に爆発的にSNSで取り上げられて、僕もリゾルト会たる会合にリゾルトもってないのに参加させていただいたりして

でも未だに買えていません。昔からそういうブランドってあるんですけど、リゾルトデザイナーの林さんがドゥニーム時代からもドゥニームは憧れのまま買わず仕舞いだったりして。

次こそはチャレンジしようかな!!

穿き込んだ時間の記録や、同じ位置、照明等の撮影など、ザテキトウ男の私には到底、全く真似できない!もちろんやろうとしたこともありますが、ポケットの裏に洗濯した日付を入れることすら途中で諦めるほどのマメさなのですから、ホント、ダメ人間よね。

そして

https://ryu.jpn.com/archives/12407

トリッカーズ、私も大好きな靴の1つです。


どれくらい好きかって?


自分で手洗いして、スポンジで擦ってたらやたら茶色い汚れが出るなぁと延々と擦っていたらこんなになっちゃって。





それでも未だに履いています。使ってたスポンジ、ゲキオチくんなのよね。

乾いた靴の姿を見た時の衝撃は当時の古アパートの玄関からベランダまで思い起こすことが容易なほど鮮烈なものでした。

エイコーンアンティークっていうかもはやただのアンティークじゃね?こんな失敗をする人はおそらくいない。


ということで、私の「ふくはうち」そして鬼は外。これにて完結です。

ご期待に沿えず、乱文駄文、お目汚し大変失礼いたしました。

今回は「ふくはうち」という企画だったのですが、僕のブログの内容的には「ふくぶくろ」みたいな内容でした。

アタリもあればハズレもある。それでは

一日でも早いバイキンの終息を願って。greenさん、あとは頼んだ!バイバーイ!