SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

プロ野球セリーグ 開幕間近

2010年03月18日 | プロ野球

昨日はプロ野球、パ・リーグの予想を書きましたが、
今日はセ・リーグの予想を。

とはいっても、
セ・リーグは混戦ではないんですけどねえ。
例年と同じようなペナントレースが展開されそうなにおいがしますね。
ここ数年来の傾向だと思いますが、
下位3球団には大いにハッスルしてもらって、
盛り上げていって欲しいと思います。


【2010年ペナントレース予想 セ・リーグ】
1.巨人
2.中日
3.阪神
4.ヤクルト
5.広島
6.横浜


1位は、まず間違いないでしょう。巨人が挙がります。
ここ数年来の”育てながら勝つ”路線は、着実に成果を上げています。特に原監督が再登板してチームカラーが一新されたあたりから、強豪と呼ぶにふさわしい陣容を誇っていますね。そして、常にチームに危機感があるのが、チームとして素晴らしいことだと思います。決して主力だけのチームではない、ここが凄いところ。今年も、グライ・オビスポ・高橋と昨年活躍した3本の先発投手がいない開幕にもかかわらず、全くその影響を感じさせません。
先発に回った山口がどこまで力を発揮できるか、ということに興味がありますが、新戦力の藤井、そしてリリーフの小林。このあたりが力を発揮するようだと、グッと投手陣全体にも厚みがまします。
打線は心配ないでしょう。特に外野陣で、激しいチーム内競争が勃発しています。新人の長野がどこまで食い込むのか、2年目のジンクスを松本が跳ね除けられるか、高橋と亀井はどうするのか・・・・・など、注目点は枚挙に暇がないほど。
ペナント1位通過はまず間違いないところ。足元をすくわれるとすれば、クライマックスシリーズなどの短期決戦だけと思われます。円熟味を増した原采配にも注目ですね。


異論もあると思いますが、チーム力の高い中日を2位に推します。
中日は、前評判は高くないし不安要素もいっぱいありますが、こういうときに若手を使っていくのが上手い落合監督の腕の見せ所でしょう。
不安要素には先発投手陣が挙がります。昨年大活躍の吉見・チェンの2本柱の調子が上がってきていません。これに続く朝倉、山井、期待の伊藤などもいまひとつかな・・・という感じ。更にネルソンの出場停止、岩瀬の状態など、山ほどの不安要素を抱えています。しかし、結局は何とかまわしてしまう、そこが中日の強さの源泉です。打線もブランコ・新外国人セサルの不調や、立浪の穴など万全ではない様子。落合監督は、結果が出ないと更迭もありうる状況の中、どうチームを引き上げていくのか、注目されます。
しかし、長いペナントレースの中で、”終わってみたら上にいた”は中日の得意技。大崩れしないチーム哲学で、クライマックスシリーズ出場をゲットして、あとは短期決戦に総力を結集する戦い方でしょう。


3位は阪神ですが、もちろん優勝も視野に入れています。
中日との差はあってなきが如し。大波に乗ることも出来れば、打倒巨人も見えてくる戦力だと思われます。とりあえず、今年1年注目され続けるのは城島の動向であるのは間違いのないところ。彼の出来如何でチームは大きく左右されます。もとよりチームリーダーの素質はありすぎるほどの城島。関西のマスコミに躍らされることなく、地道にチームを把握することが出来れば、自ずと結果はついてくるでしょう。今年を境に、阪神は金本とのチームから城島のチームへの移行を果たすと思われ、その元年になる予感です。”4番キャッチャー”という待望久しい選手の誕生と思われます。しかし今年に限って言えば、先発投手陣の手薄さが戦う上でのネックになってきそうな予感がします。安藤・能見・下柳・久保・フォッサムらでローテを汲む予定と思われますが、そこに岩田・新人二神らの復帰や台頭がないと、1年間を安定して戦えるとは言いがたいと思われます。久保田はどうなんでしょうか。抑えは藤川でガッチリとしていますが、そこに持っていくまでのセットアップにも不安が残ります。
打線は、城島、金本、ブラゼル・新井と長打が期待できる打者が久々に並び、強力打線を形作ります。そこに鳥谷・林らが絡めば、かなりの破壊力が期待できるでしょう。しかし反面、赤星の引退などで細かいつながりが出来るかということには疑問符が付きます。
いずれにしても失敗の許されない2年目。真弓監督の手腕に期待がかかります。


4位は普通に考えればヤクルトでしょう。
毎年毎年、主力がどんどんチームを出てMLBに挑戦するのが”お約束”となってしまったヤクルト。ファンはかなわないでしょうが、今年も五十嵐が退団してしまいました。
しかしながら、毎年毎年新戦力が台頭してくるのもこのチームの特徴。それゆえに、新陳代謝し続けていつも若々しいチーム構成となっています。実はチーム作りに最も成功しているチームなのでは、といつも思っています。
さて、今年も戦力は苦しいことに間違いありません。先発投手陣は、石川を軸として回していきますが、去年大ブレークの館山が今年はやや失速しそうな感じ。3年目を迎える由規の大ブレークは期待できるものの、後に続くバーネット・村中・李・増渕らの中からひとりでも安定したピッチングを見せないと、また昨年同様に後半息切れする予感があります。
打線は、ガイエルの好調が伝えられ、福地、青木らがつなぐことが出来れば得点力に問題はないでしょう。上位にいってもなかなか盛り上がることのないヤクルトファン。優勝争いをしているときに、もっともっとテンションを上げて選手を後押しして欲しいですね。


5位は広島。野村監督の1年目、どんな野球を見せてくれるのか、楽しみです。
広島としては待望久しい生え抜きの青年監督。彼を大いにバックアップする体勢のようです。
天谷・栗原・フィオで組む中軸は、お世辞にも強力とはいえないでしょう。投手陣も、前田健が開幕投手最有力候補で、去年活躍の大竹に調整遅れが報じられるなど、万全には程遠い状況です。しかし、だからこそ”ゼロからの出発”で面白いチームになるかもしれません。『カープのDNA』を継ぐ野村監督が、これまでのカラーを一新して広島らしい野球を展開すれば、ファンも必ずついてくるのでは、と思っています。これまでの数年間、ブラウン監督にチームを任せたのは大失敗だった、と私は思っています。それだけに、チームを一新して臨む広島に期待をし、また長い目で観察していこうかとも思っています。


6位は横浜ですね、残念ながら。チームのムードが昨年から変わっていません。いつ見ても”甘すぎる”感じのするチームなのですが、尾花監督を持ってしてもこのチームカラーを変革するのは容易ではないということが、よくわかってしまうような状況ではないでしょうか。
個々の成績を見ると「なぜ最下位にいるのだろう」と思うこともありますが、要するにチームとしては機能していないチームなんですね。今年は、三浦・清水のベテラン2人を前面に出して、その後を寺原・山口らの若手で埋めるローテーションのようですが、三浦・清水が額面どおりの働きが出来るのかどうか、はなはだ懐疑的です。清水はチームが上昇気流に乗っているときはいいのですが、いったん下降線を描き出すと一気に”頼りにならない”ピッチャーに変身する選手と見ています。ロッテでもファンの支持はあまり高くなかったようですね。開幕から上位争いは出来ないと見ている横浜の中で、いったいどんなモチベーションでローテを張っていくのでしょうか。
打線は外人さえ機能すれば、日本人には好打者がそろいます。HRの打てる村田・吉村を筆頭に、”日本人最高打者”内川もいるし、若手も成長してきました。彼らが束になって相手にかかっていくところを、私も見てみたいです。
それだけに、頑張って上位に食らいついていって欲しいと思っています。



こう見ると、例年と代わり映えしませんね。
AクラスとBクラスのチームの間に溝があるので、
なかなか混戦にはなってこないような・・・・・。

去年はヤクルトが前半踏ん張ってペナントを盛り上げましたが、
今年は果たしてどうなることでしょうか。
下位を予想されるチームが踏ん張ってくらいついていくと、セリーグはもっともっと面白くなっていくはず。その期待を、ヤ・広・横に期待しちゃうんだけどなあ。
がんばってくれよ~!!


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« プロ野球パリーグ 週末開幕 | トップ | 春はセンバツから いよいよ開幕 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

プロ野球」カテゴリの最新記事