SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ああ10度目の挑戦も・・・・歓喜の復活劇も・・・・・悲喜こもごもの決勝の舞台

2013年07月28日 | 高校野球

≪第95回全国高校野球選手権大会≫

【東東京大会・決勝】

修徳 13-6 二松学舎大付



二松学舎の夢は、
またも持ち越しになりました。

10度目の決勝に挑んだ二松学舎。
ついに、
40年来の夢が実現するかということで、
3塁側のスタンドはぎっしり満員。

現役の高校生応援団に交じって、
緑のメガホンを振り、
大声を張り上げるOBや関係者の姿が、
そこにもあそこにも…・見受けられました。


今度こそは・・・・・

その願いもむなしく、
試合は初回から修徳打線の猛攻を受け、
自慢の投手陣が粉砕されてしまいました。

打線は最後まで望みを捨てずに反撃しましたが、
また一歩≪聖地≫には届きませんでした。





10度目の決勝敗退……

関係者やOB、ファンの落胆はいかばかりか。

しかし、
いくらやられ続けても、
また立ち上がって≪夢の聖地≫を目指す、
その姿を秋には見せてくれることでしょう。

市原監督、
さすがに苦労を重ねて、
髪にすっかり白いものが混じる年代になりました。

しかし≪二松学舎の輝ける瞬間≫を知る、
甲子園準優勝投手です。

あの時、
選抜準決勝で野中投手率いる名門・中京を見事に下して誇らしげに”お立ち台”に上がる姿、
目に焼き付いています。

切れ味鋭い打線を軸にして勝ちあがる野球、
いつの日かこのチームが≪聖地・甲子園の夏≫に登場するのを、
楽しみに待っています。

さて、
全国でも続々と代表が決まっています。

選抜準優勝の済美・安楽投手は、
さらにグレードアップした157キロの剛球で聖地に帰還です。

そして・・・・

和歌山では、
箕島高校が29年ぶりに夏の甲子園に帰ってきます。

しかも【尾藤監督】で。

あの名将・尾藤監督の息子である尾藤強監督。

今年の春監督に就任して、
さっそく名門の復活を果たしてくれました。

自身の高校時代から、
長く閉ざされた箕島の甲子園への道。

それまでは『年中行事』で、
夏は甲子園に行くのが当たり前だった箕島高校。

その目線は常に、
甲子園での全国制覇に向かっていました。

しかしながら勝てなくなると、
聖地への道は、
限りなく遠いものとなってしまいました。

90年代に入って、
高嶋監督の智弁和歌山が台頭。
和歌山県の勢力図は、
完全に変わってしまいました。

94年にセンバツを制覇して全国区になった智弁和歌山は、
その後【王国】を形成。

96年から昨年まで、
17年間で甲子園出場は実に15度。

その間2度の全国制覇をはじめ常に全国での上位を占め続け、
その力は突出していました。

箕島は、
その間ほとんど智弁和歌山の後塵を拝し続け、
その背中ははるか遠いものとなっていました。

しかしながら今年。

2011年に尾藤監督が死去してから、
地元では何とかこの名門の復活へ…・
という機運が高まったのでしょう。

尾藤監督の息子である強氏の監督就任。

名門復活に向けて、
これ以上≪求心力≫のある存在はなかったでしょう。

やっぱり、
箕島・尾藤監督という響きは、
我々高校野球ファンにとって、
特別なものがあります。

おめでとう!!

甲子園での大活躍、
期待しています。

箕島の全員が一丸になって挑みかかる迫力のある攻撃と小技の冴え。
見てみたいなあ。

夏の甲子園の見どころ、
一つ増えましたね。


さて、
今日は都立旋風を巻き起こした日野が絶対王者の日大三に挑みます。

埼玉では、
こちらも絶対王者の浦和学院が登場。

神奈川では準決勝。
横浜vs東海大相模という、
意地と意地のぶつかり合いもあります。

大阪でも大阪桐蔭vs履正社の頂上対決は、
どちらに軍配が上がるか。
実力は互角!!

甲子園に向けての最終章、
盛り上がっています。



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