~日刊スポーツより~
センバツ組み合わせ ⇒ 組み合わせ - 第97回選抜高校野球(2025) : 日刊スポーツ
さあ決まりました。
今年のセンバツの組み合わせ。
見てみると、
ある程度強豪校がばらけましたが、
初戦から好ゲームが期待できる対戦が多いですね。
4つのブロック別に、
勝ち上がりの予想をしてみましょう。
【ブロックA】 柳ヶ浦 二松学舎 花巻東 米子松蔭 健大高崎 明徳義塾 敦賀気比 滋賀短大付
健大高崎と明徳が初戦で激突。敦賀気比、二松学舎などの実力校もおり、予断を許さない。
まずはAブロック。開幕戦に二松学舎が登場して、柳ヶ浦と激突。そして、いきなり第3試合では、優勝候補3強の一角、連覇を狙う健大高崎が、初戦には絶対の自信を持つ強豪・明徳義塾といきなりの激突だ。健大高崎の先発が下重なのか、石垣なのかが試合の一つの焦点か。明徳は左腕エース・池崎に絶対の自信を持つだけに、ロースコアの試合が予想される。どちらが先手を取り、試合を優位に進めるかがカギを握ってくるかもしれない。実力は互角だ。そして2日目にはこちらも今回は優勝候補の一角と目される敦賀気比が登場。春夏通じて初出場の滋賀短大付の挑戦を受ける。そしてここを勝ち上がると健大高崎ー明徳義塾の勝者と激突。ここが優勝に向けて、一つのキーポイントとなる対戦になるかもしれない。いずれにしても、実力は拮抗しており、5校程度が勝ち上がりの有力候補。予断を許さない展開となりそうだ。
◎ 健大高崎 ○ 明徳義塾 敦賀気比 二松学舎 △ 花巻東 ▲ 柳ヶ浦 米子松蔭 滋賀短大付
【ブロックB】 横浜 市和歌山 青森山田 沖縄尚学 大垣日大 西日本短大付 山梨学院 天理
優勝候補・横浜に刺客続々。初戦激突の青森山田と沖縄尚学も好試合か。そのほかも、すべてのチームにブロック抜けの可能性あり。
優勝候補筆頭と目されている横浜が入ったブロック。その横浜は初戦ではくせ者の市和歌山との対戦が組まれた。市和歌山は甲子園では強豪の足をすくってくることも多く、横浜にとっては全く油断ならない相手。一方隣りに位置するのは、力があると目される青森山田と沖縄尚学。東西の強豪の対戦となった。沖縄尚学はエース末吉にかかる期待が大きく、青森山田は5人の旧メンバーからの残留組が打線を組む強力打線で勝負。逆山には、ほとんど力の差がない4校が並ぶ。秋の東海大会を制した総合力の大垣日大には、昨夏甲子園2勝の西日本短大付が挑む。両校まったく戦力的には互角とみる。次の試合も、一昨年センバツを制覇した山梨学院と、名門・天理の一戦で興味深い。この4校は本当にどこが勝ち上がってきても不思議ではない。横浜はこのくせ者ぞろいのブロックを悠々と勝ち抜くようだと、優勝への期待が一気に膨らむだろう。
◎ 横浜 ○ 沖縄尚学 △ 青森山田 市和歌山 大垣日大 西日本短大付 山梨学院 天理
【ブロックC】 東洋大姫路 壱岐 広島商 横浜清陵 エナジック 至学館 千葉黎明 智辯和歌山
優勝候補と新鋭校が入り乱れる。候補の東洋大姫路は8強でライバル・智辯和歌山と激突か。広島商はどう戦う?!
Cブロックの予想は単純明快。優勝候補の東洋大姫路と、ライバルの智辯和歌山が双璧。これに秋大躍進した広島商がどう絡んでくるか。他は21世紀枠2校を含めて、春夏通じての甲子園初出場校が4校。強豪3校に、新鋭がどう立ち向かっていくのかということが焦点か。東洋大姫路は、なかなかいい組み合わせを引いたような気がする。初戦に21世紀枠と対戦し、勝ち上がるとなかなか骨のある名門校、そしてその次に強豪のライバル校との対戦となり、徐々にエンジンをふかしていくだろうという大会全体の流れを見ると、非常にいいかもしれない。ある程度エース阪下を休ませながら、後半戦に向かって徐々に上げていくのは、好投手にとっては絶好であろう。智辯和歌山は初戦、2戦目と手探りながらしっかり戦えば結果はついてくると見る。8強での対決となれば、近畿大会決勝の再現。その時にどちらの投手陣がより余裕を持って試合に臨めているかという事も、勝負を左右する大きな要素だ。そこに風穴を開けたいのが名門・広島商。どこまで秋の勢いを持続できているか。秋の粘り強い戦いが継続できれば、勝ち上がりも十分に可能だ。他の5校の中では、エナジックがどのような戦いを見せるのかに注目だ。
◎ 東洋大姫路 ○ 智辯和歌山 △ 広島商 ▲ 壱岐 横浜清陵 エナジック 至学館 千葉黎明
【ブロックD】 早実 高松商 聖光学院 常葉大菊川 滋賀学園 浦和実 日本航空石川 東海大札幌
注目の第1回大会決勝の再現、早実VS高松商。滋賀学園が昨夏の勢いで一気に浮上か、東海大札幌が投手力で駆け上がるか。
Dブロックでは、非常に興味深い対決が組まれた。なんと選抜第1回大会の決勝のカードである、早実vs高松商だ。その当時の人たちも、100年後に同じカードが甲子園で組まれるなんて、思いもよらなかったのではないだろうか。今大会の力から言うと、高松商が有利か。早実としては、甲子園のマウンドを経験しているエース中村に賭けたい。聖光学院と常葉大菊川も実力伯仲の好勝負が期待できる。守りの聖光学院と打の常葉大菊川の激突は興味深い。反対の山では、滋賀学園の力が上回るとみる。昨夏は優勝してもよかったぐらいの戦いを見せ、秋は近畿大会で大阪桐蔭を撃破。今上昇気流を描くチームだけに、この春は一気に浮上が考えられる。一方で大会屈指とも言われる左腕矢吹・右腕高橋の2枚看板を擁する東海大札幌も勝ち上がりの期待が大きい。両校の激突となれば、痺れるような投手戦、という事も十分に考えられる。粘りの日本航空石川、秋は強豪を次々連破してきた浦和実も侮れない存在。群雄割拠の、先が見えない戦いになりそうだ。
◎ 滋賀学園 高松商 ○ 東海大札幌 聖光学院 常葉大菊川 △ 早実 ▲ 日本航空石川 浦和実
今のところのワタシの予想では、
やはり4強には「今大会3強」と言われた3校が上がってくると思われます。
しかしそれはあくまでも秋の成績を参考としたもの。
冬から春にかけて、どのチームがぐっと伸びたかということが、
選抜では重要になってくるのは言わずもがな、です。
これまで全くの「無印良品」ながら頂点まで駆け上がったチームは数知れず。
今年もまた、そんなチームの出現を、心待ちにしています。