第92回全国高校サッカー選手権大会 組み合わせ決定！

≪第92回全国高校サッカー選手権大会≫

【組み合わせ】

http://www.nikkansports.com/soccer/highschool/tournament/2013/pairing.html



国立競技場改修前の最後の大会、
全国高校サッカー選手権大会の組み合わせが、
昨日決まりました。


思えば現在の国立競技場での開催となったのが1976年度。

そこから40年弱、
この間の日本におけるサッカーの著しい変化とともにあったこの大会。
最近では『将来サッカー選手を夢見る有望な選手はユースへ』という流れの中、
曲がり角に来ているのは事実でしょう。

高校サッカー選手権の優勝校が、
必ずしも【世代ＮＯ1】ではないという現実も、
突きつけられている大会です。

しかしながら、
大会には『学校対抗』であるがゆえの盛り上がり、
そして『都道府県対抗』としての世間の盛り上がり、
そして常にテレビ中継されるということ。

それらがミックスされ、
『正月の風物詩』
として、
たくさんの人たちに楽しみにされている大会です。

現在の『国立競技場』が使用されなくなる来年度以降、
この大会は大きな変革を余儀なくされるのではと考えたりもしますが、
とりあえず今は、
この大会を楽しみ、
今の国立での選手たちの姿を目に焼き付けておくことにしましょう。


さて、今大会。

現在プレミアリーグ・イーストで首位を快走する、
『いまワタシが最も見たい』
と思っていた流経大柏は、
千葉県大会決勝で宿敵の市立船橋に敗れ去りました。

今大会はこの市立船橋を中心にして展開されると思われます。
自慢の堅守は一発勝負の戦いを勝ち抜いていく上では必須。
今年も安定した戦いぶりで『最後の国立の覇者』を狙っています。

そして反対ブロックには、
プレミアリーグ・ウェストで首位を快走する東福岡が上がってくる可能性が大。
しかしこの東福岡、
まだ代表の座を射止めたわけではありません。

週末の福岡大会決勝を勝ち上がってくれば、
Ａブロックの『候補筆頭』となるでしょう。

その他プレミアで戦う富山第一や青森山田など、
強豪はズラリとＡブロックに顔を揃えました。

特に長崎総大付属、富山第一、熊本国府、国学院久我山が並ぶところは、
どこが勝ち上がってきてもおかしくないほどの激戦です。

青森山田は比較的前半の対戦相手には恵まれた感じで、
4強までの『光の筋』はくっきりと見えていることでしょう。


Ｂブロックは、
昨年の選手を残す京都橘、星稜がどこまで昨年同様波に乗っていけるかが焦点。

優勝経験のある広島皆実や強豪の藤枝東など、
なかなかのチームが揃っているものの、
やはり勝ち上りの最有力候補は市立船橋だと思われます。
高校総体に続いて【夏冬連覇】の大きなチャンスでしょう。

50年ぶりに代表の座を射止めた松山商は、
なんと東京開催になってからは初出場。

名門復活への一歩をしるせるかが注目。

いずれにしても、
ここ数年『全く予期しない展開』で大会が進むことが常となっている今大会、
今年も波に乗ったチームの駆け上がりが期待できそうで、
目が離せません。

開会式と開幕戦は12月30日です。