*杏のこころの穴*

シングルマザー・ひきこもり・子供のいじめ・不登校の娘。
うつ病を乗り越え、今わたしはここに居る。

人の死というものをわからない・・・。

2016-03-01 | 家族



こちらは、娘が8歳の時に書いた言葉です。

「私は、人の死というものお、よくわからない」


この頃、私の状態は最悪です。

娘は、学校を休みがちで不登校者でした。

近所の同じくらいの子が髪を染めたら、勝手に私の財布から

お金を取りカラー染めを買いに行き、髪を染める。


暴力は、当たり前

わがままは、当たり前


そんなんでしたから、私も精神的にやられ何も出来ない日々。


そして、そんな娘を見て私がはなった言葉が


「お母さんが死んだらどうするの?」

「お母さんが死んだら、おまえは自分の事は自分でやらなければならないんだよ!」


そんな言葉を無意識に言ってました。


私は、娘から離れて違う部屋に行きました。

その間に、娘が書いた言葉です。


私が戻ってくると、娘は鏡の前でお化粧をしていました。

「なにしてるの!!」

と私が言うと

「お母さん、居なくなっちゃうんでしょ?」

「私が大人になんなければいけないでしょ?」


私は、崩れるように泣きました。

なんて、この子にこんな言葉を投げかけてしまったんだろう?


私は、娘に言いました。

「ごめんね。お母さん、死なないから…」


そして、泣きながら私は娘に、化粧をしてあげました。

娘は、私の化粧道具を使っていたので、アイシャドウなど

ぐちゃぐちゃにされていましたけれど、

何もいわず、化粧をしてあげました。


「あなたが大人になったら、綺麗に化粧しなきゃね♪」

「だから、自分でお化粧出来るようにお母さんが教えてあげる」と…



今でも、その時のことが忘れられません。


こんな小さな子供に私は大人になれ!と言ったんだな…と


心と体のバランスがまだとれていないいない娘。



私がしているお化粧が唯一、大人への階段だと思ったのでしょうね。



ごめんなさい。

あの時は、本当にごめんなさい。





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