私は普通になりたいと願い続け
いつしか普通になれたと思い
さらに、それ以上になりたいと願い
自分をそれ以上の者になれたと思い
いつしか自分が普通以上の優れた人間になれた気分になった
恐ろしいことに、間違えは正される
どんな酷い方法を使ってでも
容赦なく正される
ありがたいことだ
結果、私は普通になどなれておらず
結局、私は人間とは異質な生き物であると認識する
人が嫌いだ
人は信用できない
動物的な弱肉強食の世界
昨日の友が今日の敵だ
そもそも友などいなかった
やさしい人になりたい
思いやりのある人になりたい
これは、とてもきれいな言葉だ
人間嫌いな私にはどちらも
非常に難しい
やさしいも思いやりも裏側を感じる
ひねくれた私には難しいことだ