発達障害を持った子供を育てる
それは大変なことだ
この大変さは当事者にしか
絶対にわからない
わかってもらいたいとか
同情してほしいとか
肯定的に接してほしいとか
この子達が幼いときはそう思っていた
でも今は思わなくなった
健常者からの社交辞令的で
みせかけの同情や優しさ
ずる賢く立ち回り
気に入らなくなれば
容赦なく切り捨てる
優しい顔して近づいて
利用するだけ利用して
やっぱり発達障害系は
面倒だと背を向ける
つくづく人間が嫌になった
やっぱり学校なんてろくでもないし
この社会は間違っている
健常者と同じ扱いをすることが
障害者にとって平等だと
はき違えている人間が
聖人のような顔で言ってるのだから
うんざりする
すべてが面倒だ
もう全てから開放されて
楽になりたい
毎月の給料を
自分の好きなことだけに
使えたら気が晴れるだろうか
子育てで浮き沈む心の動きに疲れた
息苦しくても
機嫌良く振る舞うことに
もう限界だ
自由になりたい
ここまで来て
わかったことが１つあって
それは
どんなに考えても
いろんなことを試しても
誰に相談しても
答えはみつからない
答えはないということだ
成長とか進歩とか
この子は始めから
何の約束もしていない
期待されて可愛そう
誰よりも息苦しいのは
この子自身だったのに
この子に充実した人生を
送って欲しいという親の願いは
この子の幸せだって
何で言えるのかな
それは親の満足なだけじゃないのかな
成長も進歩も否定して
現状を維持し続けたい
あるいは後退を選ぶ子に
親の期待は毒でしかないように
思えてくる
もう無駄に
前向きになんてならない
学校にも
社会にも
この子にも
期待しない