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秋は「お山のおもしえ学校」へ行こう!

2011-10-05 09:52:00 | 体験

黒石市大川原。
自然豊かな八甲田の麓に位置する小さな集落です。

その集落の中に、普通の学校とは明らかに違う学校があります。
その名は『お山のおもしえ学校』

実はここ、数年前までは大川原小学校という学校でした。
2007年に統合されて廃校になった翌年、校舎をそのまま利用して『お山のおもしえ学校』としてオープンしました。
 
(右画像クリック

玄関脇には、“めだかの学校”がありましたよ♪

 

 

 

靴を脱いで校舎に入ると、古い時計とお山の仲間たち(?)がお出迎えしてくれます

お山のおもしえ学校のシンボルのようになっているこの絵は、青森市出身のクレヨン画家孫内あつしさんの作品です。
(孫内さんの作品は、このあとまた出てきますよ。)

 

 



さて、この学校には、「昭和の道具展」・「孫内あつしアトリエ・絵画展」・「温泉熱による山草園」・「喫茶職員室」という4つのコーナーがあります。

その中で、まず目に留まったのがこちらのランプたち
複数のコーナーで見かけました。
 
様々な色や形をしたランプが所狭しと並べられていて、まるでコレクションのようです。

あとで知ったのですが、校長先生は以前、「青荷温泉」の社長をされていたのだそうです。
青荷温泉といえば、ランプの宿で有名ですよね。
フムフム、これでランプコレクションの謎が解けました

 

 



「この印籠のようなものは一体何なんだ?」見当がつかないでいる私に、一緒に来ていた英語アドバイザーの夜子さんは「煙草入れだよ」とあっさり・・・
飾りだと思っていた円形のものは“根付”というものらしく、江戸時代に煙草入れなどを帯から吊るして持ち歩くときに用いた留め具だということです。
 
(※画像クリック

おっと!ちゃぶ台の上に、懐かしすぎるスチール缶のコカ・コーラ&ファンタオレンジが~\(^O^)/

 

 


さて、こちらは違う教室に展示してあったのですが・・・ お、大判?小判??
額縁には入っているものの、ガラスケースが付いていません
 
レプリカだと思うのですが、間近でじーっと見つめていると、後ろから視線が・・・
「見ざる、聞かざる、言わざる」 つい「私の行動、そんなに怪しかった??」と、問いかけてしまいました(;一_一)

 

 



こちらは2階にある教室です。
青森市出身のクレヨン画家、孫内あつしさんの作品が展示されています♪
 
その隣の教室には“孫内あつしの文化祭”という題名が付いていて、孫内さんの作品のほか、幼いころ夢中になったフィギュアなどがところどころに置いてあり、心躍ります

 

 

 

次の場所へ移動しようと廊下へ出ると、孫内さんの作品がさりげなく飾られていました。
 
学校の一部となっている作品をまんべんなく探してみて下さいね

 

 

 


この施設は、大川原温泉の廃湯熱を利用した観光山草園「どだれ鉢」
 
プールだった場所にハウスがあります。
室内に入ると、カエルの親子がこちらを見つめていました

 

 


ここでは、9月25日まで秋の山野草展が開かれていたので、まだまだ元気な山野草の姿を見ることができました
  
左から、シラヒゲソウ(花弁半分なし)、イワシャジンイワヒゲ
イワヒゲは花期が終わってからの狂い咲きということで、咲いているのはこの花だけでした。

 

 

 

ところで、黒石山草会の事務局長である久保田さんから山野草について色々とお話を伺ったのですが、この花のことを聞くのを忘れていまして・・・(汗

鉢についていた名前プレートを見て「かげろう草」だと思っていたのですが、このピンクの花はそれとは違うようです・・・
知っている方がいましたら、教えて下さいm(_ _;)m

 

 

 

ところで、この山草園では山野草の販売もしています。
下の山野草は、買うこともできますよ♪
  
左から、チャボホトトギスツルコケモモサギソウ
サギソウは、白鷺が翼を広げた姿に似ているからこの名前が付いたのだとか。

 

 

 

最後は、花弁の形がそっくりそのまま名前になったダイモンジソウ
 
右の白い方が原種だそうですが、なぜこんな形になったのでしょうね?

 

 

 


ひととおり見学した後は、「喫茶 職員室」でティータイム

本当にこの場所が職員室だったのか?と疑いたくなるような落ち着く雰囲気 職員室にいい思い出はないもので・・・(汗

 

 

 

今の時代を象徴するペットボトル飲料の下には、これまた懐かしい瓶入り清涼飲料水が
 
部屋の片隅にあったレトロなテレビの上には、ポータブルテレビ
扇風機もすこぶる年季が入っています。

 

 

 

嬉しかったのは、これまで土日祝日限定だった手打ちそばが、毎日食べられるようになったそうで

(※画像クリック

打ち立てのそばに、近くでとれたナスの小鉢&大根の漬物が付いてきました♪
ティータイムだけのつもりが、美味しいそばセットをいただくことができて大満足・・・

 

 

 

と言いたいところですが、ここへ来たらこれも忘れちゃ~いけませぬ!
お山のいぢご牛乳

先ほどの観光山草園「どだれ鉢」でとれたイチゴを使っている、ほんのり甘いイチゴ牛乳です。
この時間、厨房で忙しく切り盛りしていた登山ガイドの米坂恵子さん曰く、“いちご”ではなく“いぢご”と訛るのだそうです


米坂さんは、(社)日本山岳ガイド協会の公認資格を持った登山ガイドで、黒石市大川原地区を中心にトレッキングツアーを行っています。
初心者でも気軽に大自然を満喫できるということで、人気があるようですよ♪
(※ツアー日程は、お問合せください。)

 

 



さて、満腹になったところで隣の部屋を覗いてみると・・・
福士校長先生が、一生懸命そばを打っているではありませんか!!
 
そうなんです!先ほどの手打ちそばは、校長先生が自ら打ったものだったんですね~
ちなみに、福士校長はそば打ち名人佐藤誠治さんの一番弟子だそうですよ。


余談ですが、「葛」の種って見たことありますか?
実の入っていない枝豆のようですが、この根がくず餅の原料になるのだそうです。


ということで、お山のおもしえ学校へ一度遊びに行ってみて下さいね


§お山のおもしえ学校§

■住所 青森県黒石市大川原字門尻47-1
■TEL・FAX 0172-54-2505
■営業時間 10:00~16:00
■入館料 大人¥100 / 小人¥50
■定休日 毎週火曜日、12月30日~1月3日
■最寄駅 黒石駅(弘南鉄道弘南線)/ 駅から車で約25分、駅から弘南バス[大川原行き]で約40分、終点下車すぐ
■HP http://omoshie.web.fc2.com/

新そば祭り
■開催期間 10月8日~11月6日
□期間中は、校長先生のおいしい手打ちそばをいただくことができます♪


by ヴァ♪ 


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