8月3日金曜日に行われました熊谷俊紀奨励会二段VS加藤幸男アマ六段の公開席上対局の解説入り棋譜です。
感想戦やその後の熊谷二段の研究をもとに解説を入れました。
# ---- 柿木将棋形式棋譜ファイル
対局日:2018/08/03 17:00:00
表題:所司一門将棋センター公開対局
手合割:平手
先手:熊谷俊紀奨励会二段
後手:加藤幸男アマ六段
手数----指手---------消費時間--
1 2六歩(27) ( 0:01/00:00:01)
2 8四歩(83) ( 0:01/00:00:01)
3 2五歩(26) ( 0:01/00:00:02)
4 8五歩(84) ( 0:01/00:00:02)
5 7八金(69) ( 0:01/00:00:03)
6 3二金(41) ( 0:01/00:00:03)
*相掛かりのスタートに。
7 3八銀(39) ( 0:01/00:00:04)
8 7二銀(71) ( 0:01/00:00:04)
9 6八玉(59) ( 0:01/00:00:05)
10 4二玉(51) ( 0:01/00:00:05)
11 9六歩(97) ( 0:01/00:00:06)
12 1四歩(13) ( 0:01/00:00:06)
*飛車先を切る手を保留しているのは最近の流行。
13 2四歩(25) ( 0:01/00:00:07)
14 同 歩(23) ( 0:01/00:00:07)
15 同 飛(28) ( 0:01/00:00:08)
16 2三歩打 ( 0:01/00:00:08)
17 2六飛(24) ( 0:01/00:00:09)
18 7四歩(73) ( 0:01/00:00:09)
19 3六歩(37) ( 0:01/00:00:10)
*お互い銀桂の進路を開ける。
*▲3七銀型は△7三銀型もよくあるが本局ではお互い桂を跳ねるややクラッシックな形に進んだ。
20 8六歩(85) ( 0:01/00:00:10)
21 同 歩(87) ( 0:01/00:00:11)
22 同 飛(82) ( 0:01/00:00:11)
23 8七歩打 ( 0:01/00:00:12)
24 8五飛(86) ( 0:01/00:00:12)
*△8五飛型で先手からの仕掛けをけん制したり、積極的に動く手を見せる。
25 3七桂(29) ( 0:01/00:00:13)
26 3四歩(33) ( 0:01/00:00:13)
27 4六歩(47) ( 0:02/00:00:15)
28 7三桂(81) ( 0:01/00:00:14)
29 4七銀(38) ( 0:01/00:00:16)
30 6四歩(63) ( 0:01/00:00:15)
31 4八金(49) ( 0:01/00:00:17)
32 6三銀(72) ( 0:01/00:00:16)
33 2九飛(26) ( 0:01/00:00:18)
*穏やかな展開にする。
*手損となるので作戦は今一つだったか。
34 6二金(61) ( 0:01/00:00:17)
35 7六歩(77) ( 0:01/00:00:19)
36 8一飛(85) ( 0:01/00:00:18)
*後手の引き飛車で追従したので、これで先後同型で、先手のメリットがある。
37 5八玉(68) ( 0:01/00:00:20)
*中住まいに構え、バランス重視で戦う。
38 5二玉(42) ( 0:01/00:00:19)
*後手も同型で戦う。
39 1六歩(17) ( 0:01/00:00:21)
40 9四歩(93) ( 0:01/00:00:20)
41 5六歩(57) ( 0:01/00:00:22)
42 5四歩(53) ( 0:01/00:00:21)
43 2二角成(88) ( 0:01/00:00:23)
*角交換で手損となるが、先手は▲6八銀から▲5七銀型に組めば利点もあるという考え。
44 同 銀(31) ( 0:01/00:00:22)
45 6八銀(79) ( 0:01/00:00:24)
46 3三銀(22) ( 0:01/00:00:23)
47 4五歩(46) ( 0:01/00:00:25)
*位を取って、基本は▲5七銀から▲4六銀型を目指すように見えたが。
48 6五歩(64) ( 0:01/00:00:24)
49 5七角打 ( 0:01/00:00:26)
*工夫の自陣角。
*ただし良いかどうか微妙なところ。
50 6四角打 ( 0:01/00:00:25)
*「角には角で」後手も自陣角で対抗する。
51 7七銀(68) ( 0:01/00:00:27)
52 4二玉(52) ( 0:02/00:00:27)
53 4六銀(47) ( 0:02/00:00:29)
54 5三角(64) ( 0:01/00:00:28)
55 8六銀(77) ( 0:03/00:00:32)
56 2四銀(33) ( 0:01/00:00:29)
*お互いに端攻めをカバーしたり、狙ったりと7筋、3筋から動いていく含みを持つ。
57 6八玉(58) ( 0:01/00:00:33)
*お互い似た形が続く。同型から先手が▲4六銀と上がった局面ともいえる。
58 5二金(62) ( 0:01/00:00:30)
59 7七銀(86) ( 0:01/00:00:34)
60 3一玉(42) ( 0:01/00:00:31)
*難しいやり取りが続く。
61 4四歩(45) ( 0:01/00:00:35)
*ここで動いていく。
*やや動き過ぎの可能性もあるが代わる手が難しい。
62 同 歩(43) ( 0:01/00:00:32)
63 4五歩打 ( 0:01/00:00:36)
*合わせ歩で手を作っていく。
64 7五歩(74) ( 0:01/00:00:33)
*△4三金右も考えられるが、守勢になる。
65 4四歩(45) ( 0:01/00:00:37)
*取り込んで攻め合う。
66 7六歩(75) ( 0:01/00:00:34)
67 同 銀(77) ( 0:01/00:00:38)
68 4四角(53) ( 0:01/00:00:35)
69 7七桂(89) ( 0:01/00:00:39)
*桂頭が弱点だが、▲7七歩では積極性がない。
70 5三角(44) ( 0:01/00:00:36)
71 4五銀(46) ( 0:01/00:00:40)
72 7五歩打 ( 0:03/00:00:39)
73 6五銀(76) ( 0:01/00:00:41)
74 4七歩打 ( 0:01/00:00:40)
*手筋のたたき。
75 3八金(48) ( 0:01/00:00:42)
*かわしてがんばる。
76 8六歩打 ( 0:02/00:00:42)
77 同 歩(87) ( 0:01/00:00:43)
78 6五桂(73) ( 0:01/00:00:43)
79 同 桂(77) ( 0:01/00:00:44)
80 6四角(53) ( 0:01/00:00:44)
81 4四桂打 ( 0:01/00:00:45)
*激しい攻め合いに。
82 7六歩(75) ( 0:01/00:00:45)
83 3四銀(45) ( 0:01/00:00:46)
84 3三銀打 ( 0:01/00:00:46)
*粘っこい手で、後手わずかに指せる可能性あり。
85 3二桂成(44) ( 0:01/00:00:47)
86 同 玉(31) ( 0:01/00:00:47)
87 3三銀成(34) ( 0:01/00:00:48)
88 同 桂(21) ( 0:01/00:00:48)
89 3四銀打 ( 0:01/00:00:49)
90 7七銀打 ( 0:02/00:00:50)
*ここはほぼ互角の形勢。局後の検討では痛恨の一手。
*ここは△4六桂がピッタリの手で後手わずかに指せそうが感想戦だった。
*お互い秒読みでは後手が勝ちそうだが、その後の研究では▲7七歩が最善の応手で後手も△4八銀が有力で優劣不明。
*いずれにしても角筋を止める△4六桂なら後手ペースの難解な将棋が続いていた。
91 5八玉(68) ( 0:01/00:00:50)
92 7八銀(77) ( 0:01/00:00:51)
93 2三銀成(34) ( 0:01/00:00:51)
94 同 玉(32) ( 0:01/00:00:52)
95 2四角(57) ( 0:01/00:00:52)
*危険な手で、負ければ敗着という手だった。▲2四角では▲2四飛△3二玉▲2三金△4一玉▲3三金なら先手優勢。
96 4八金打 ( 0:03/00:00:55)
*△2五歩と受けたら、後手が勝てそうだった。
97 同 金(38) ( 0:01/00:00:53)
98 同 歩成(47) ( 0:01/00:00:56)
99 同 玉(58) ( 0:01/00:00:54)
100 3七角成(64) ( 0:01/00:00:57)
101 同 玉(48) ( 0:04/00:00:58)
102 2五桂打 ( 0:01/00:00:58)
103 4七玉(37) ( 0:01/00:00:59)
104 3七金打 ( 0:03/00:01:01)
105 5八玉(47) ( 0:01/00:01:00)
106 3六金(37) ( 0:01/00:01:02)
107 2五飛(29) ( 0:01/00:01:01)
*かっこいい決め手。
108 同 桂(33) ( 0:01/00:01:03)
109 3三金打 ( 0:01/00:01:02)
*以下は簡単な即詰み。
110 投了 ( 0:00/00:01:03)
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