父親の訃報に際しまして、
多くの方から弔意を頂きました事、
この場をお借りしお礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
11年10カ月ブログを続けた中で、
自らが体調崩し更新を3日中断した以外、
初めてこの様な長い間お休み頂きました。
お陰様で無事葬儀を終える事が出来、
多くの寂しい思いのほんの僅かな隙間で、
安堵する気持ちを併せ感じている所です。
今私が勤める会社を経営していた父親は、
高度成長期以後大きく業績を伸ばした傍ら、
同時に仲間とビオラを楽しむ音楽人でした。
私が生まれる前4人で始めたと記録が残る
クラシック室内楽のその仲間は年々膨らみ、
その記録を紐解けば今や50名程の団体に。
当初代表を務めていた父の先輩の死を境に、
その「アンサンブル・アミチエ」という
音楽のグループの中心の役を担っていた父。
改めて自分の歩みが父の後を正にそのまま
追っている事に今更ながら気付き驚く始末。
その中に名フィルのビオラ奏者がおられた。
父のビオラの先生だったと言うその方は、
当然父より断然若い女性の先生でいらっしゃった。
通夜式に参列頂いた彼女からの申し出が、
葬儀当日哀悼の意を捧げ演奏しても良いか?と。
思わぬありがたい申し出に勿論お願いをし、
葬儀開式直前に眠る父の真横で演奏頂く事に。
響き渡るビオラの音色が会場全体を包み込んだ。
葬儀独特の張りつめたようなその空気が、
重厚な音色で、和らいだように感じたのは、
少なくとも親族席に座っていた我々には感じ取れ、
穏やかな気持ちで手を合す事が出来たのは幸い。
全てがこの演奏に助けられた葬儀で有ったに感じる。
父のビオラのケースの中にはたくさんの譜面。
晩年は流石に弾く事は出来なかったけれども、
自分の部屋で弾いている父の姿はやはり瞼に残る。
そんな譜面の中にこんな曲が。
何ともこみ上げるものを感じながら、
子供たちが書いた手紙と一緒に棺に納めました。
月曜日、参列頂いた方々にお礼をせねばと、
電話や手紙を書いたりしていた正にその日、
仕事で寄った金山の交差点でなんとも
先のビオラの先生にバッタリ会ったのは驚き!
この方には是非御礼に伺いたかったところ、
きっと父が巡り合わせてくれたのかと思うと、
偶然の一言ではとても片付けられぬ神秘な思い。
余りにも非日常が続いた一週間でありました。
皆様方には今後とも変わらぬお付き合いを頂く事
心からお願い申し上げましてこの記事を終えます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
多くの方から弔意を頂きました事、
この場をお借りしお礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
11年10カ月ブログを続けた中で、
自らが体調崩し更新を3日中断した以外、
初めてこの様な長い間お休み頂きました。
お陰様で無事葬儀を終える事が出来、
多くの寂しい思いのほんの僅かな隙間で、
安堵する気持ちを併せ感じている所です。
今私が勤める会社を経営していた父親は、
高度成長期以後大きく業績を伸ばした傍ら、
同時に仲間とビオラを楽しむ音楽人でした。
私が生まれる前4人で始めたと記録が残る
クラシック室内楽のその仲間は年々膨らみ、
その記録を紐解けば今や50名程の団体に。
当初代表を務めていた父の先輩の死を境に、
その「アンサンブル・アミチエ」という
音楽のグループの中心の役を担っていた父。
改めて自分の歩みが父の後を正にそのまま
追っている事に今更ながら気付き驚く始末。
その中に名フィルのビオラ奏者がおられた。
父のビオラの先生だったと言うその方は、
当然父より断然若い女性の先生でいらっしゃった。
通夜式に参列頂いた彼女からの申し出が、
葬儀当日哀悼の意を捧げ演奏しても良いか?と。
思わぬありがたい申し出に勿論お願いをし、
葬儀開式直前に眠る父の真横で演奏頂く事に。
響き渡るビオラの音色が会場全体を包み込んだ。
葬儀独特の張りつめたようなその空気が、
重厚な音色で、和らいだように感じたのは、
少なくとも親族席に座っていた我々には感じ取れ、
穏やかな気持ちで手を合す事が出来たのは幸い。
全てがこの演奏に助けられた葬儀で有ったに感じる。
父のビオラのケースの中にはたくさんの譜面。
晩年は流石に弾く事は出来なかったけれども、
自分の部屋で弾いている父の姿はやはり瞼に残る。
そんな譜面の中にこんな曲が。
何ともこみ上げるものを感じながら、
子供たちが書いた手紙と一緒に棺に納めました。
月曜日、参列頂いた方々にお礼をせねばと、
電話や手紙を書いたりしていた正にその日、
仕事で寄った金山の交差点でなんとも
先のビオラの先生にバッタリ会ったのは驚き!
この方には是非御礼に伺いたかったところ、
きっと父が巡り合わせてくれたのかと思うと、
偶然の一言ではとても片付けられぬ神秘な思い。
余りにも非日常が続いた一週間でありました。
皆様方には今後とも変わらぬお付き合いを頂く事
心からお願い申し上げましてこの記事を終えます。
最後までお読みいただきありがとうございました。