熟年

当社にある様々な機材。
製本機であるとか断裁機などの、
仕組みが比較的単純構造で、
どちらかと言うとアナログな機械は、
20年を超え活躍している物も多い。

針金綴り機(いわゆる大型ホチキス)
に至っては私の入社以前から活躍。
針金では無く正に筋金入りである。

ところでデジタル機材、
いわゆるコピー機だとかプリンターは、
(とは言っても専門機なので大きいが)
技術革新がとても速く10年持たないものが多い。
いや、持つのかもしれないけれども、
もっとすぐれた機材が出てきて不要となる。

これ、何と無く身につまされる話だが、
要するに優れた若者が入ってくると、
老いぼれた年よりは不要になる。みたいな。

かなり歪んだ感想かもしれないが、
ついそんな様に見えてしまうのである。

そんな中、大型プリンターの一台が、
本来であれば既に代替わりをしていても
よさそうな時期をはるかに飛び越えて
活躍してくれている物が一台ある。

軽く10年は超えているであろうか。
実に出力した長さは667キロメートルに及ぶ！

担当に聞くと、使い勝手が良いのだそうだ。

先日もメンテナンスを受けていたが、
古い機械だっててメンテナンスをすれば
活躍するのである。

そう、人も同じ！

まだまだ若いもんには負けとれん！
つい熟年万歳の気持ち。