自然破壊に思う

昨年の事だが通勤の帰り道、道路わき３メートルの高さにイノシシを見た。しきりに土を掘っている様子。

山が荒れて餌を探すため人里まで降りてきたのだろうか。けっこう車も走っている時間帯である。何かの

はずみで道路に降りてきたら大惨事になりかねない。イノシシにとっても災難である。

山が荒れる・・・人間の行う環境破壊によって餌場を失う鳥や動物たち。以前に書いた風力発電もその一つ。

大規模に森林を伐採し、無機質の風車を立てる。台風や豪雨によって根こそぎ大地が削られ、結果として生き物

の住処を奪う。私はアジア植林友好協会に毎月少額の寄付をしているが、微々たるもので、一本の木が育つのに

何年もかかるそうだ。それに比べて自然を破壊するのは一瞬である。・・・人間の強欲のせいで。

自然破壊、台風被害のニュースに接するたび、何もできず途方に暮れる私である。