近くのタクシー会社の古い建物の中から、ツバメの鳴き声が聞こえた。薄暗くて姿は見えなかったが
確かにツバメの鳴き声だった。ここ数年、巣を作り、子育てをしていた場所である。
「今年もここにするか?」「そうだね、ここにしよう」などと話しているように聞こえた。
この会社では、もうすぐ傘の花が開く。ツバメの巣の真下に傘を逆さまに吊るし、車をツバメの糞から
守るのだ。その数、約20。
巣作りの材料やヒナへの餌を運んで、出たり入ったり。(もうすぐこの光景が見られる)
心優しいドライバーさんたちに見守られ、巣作り、子育てが始まる。・・・そして旅立ちも。
気を遣う事の多いドライバーさんに一瞬の心のやすらぎを。
私もホッコリする。この光景、いつまでも続くと良いが。
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