ブルックナー音盤日記

録音データは下記サイトより
https://www.abruckner.com/discography1/

Symphony No. 6 in A Major, Joseph Keilberth, Berlin Philharmonic Orchestra

2023年03月17日 | 日記
1881 Version. Ed. Leopold Nowak [1952]
13-14/3/63: Japanese Teldec CD WPCS-12153
55:50 - 17:06 14:40 8:46 15:18

聴いているうちに、すっかり忘れていたことを思い出した。
凡庸な演奏。
まったくブルックナーらしくない。
ロマンチックな曲を型どおりに演奏しましたという感じ。

なぜそうなるのかわたしにはわからない。
まずテンポが速い。
だからチェリビダッケと違って聴こえるのはわかる。
ではヴァントと何が違うんだろう?
強弱の振れ幅と緊張感だろうか?
録音のせいもあるかもしれないが立体的に聞こえない。
こういうのを聴くとオーケストラの奏者は辛い仕事だと思う。

Symphony No. 5 in B Flat Major, Sergiu Celibidache, Munich Philharmonic Orchestra

2023年03月15日 | 日記
1878 Version Ed. Robert Haas - No significant difference to Nowak [1935]
14 and 16/2/93: EMI CDC 5 56691 2
87:40 - 22:43 24:14 14:33 26:10

チェリビダッケの時間について考える。
許光俊はチェリビダッケの演奏を噛んで含めると形容した(ように記憶する)が、聴いていて必ずしもそう感じさせない。
しかし1楽章で弛緩した時間帯があり、そのときにはテンポの遅さが意識される。

4楽章は最初奏者が失敗したりしていまいちだが、最後はちゃんとまとめている。

Symphony No. 4 in E Flat Major, Gunter Wand, Cologne Radio Symphony Orchestra

2023年03月10日 | 日記
1880 (aka 1878/80) - Ed. Robert Haas [1936]
10/12/1976: BMG/RCA CD 60079 and set
64:22 - 17:26 15:37 10:33 20:22

1楽章はちょっと地に足がつかない凡庸な演奏。
しかし2楽章以下よくなる。
特に第3楽章がすばらしい。
オーケストラの音量をコントロールしてダイナミックに立体的に聴かせるのがうまい。

Symphony No. 3 in D Minor, Nikolaus Harnoncourt, Concertgebouw Orchestra

2023年03月07日 | 日記
1877 Version Ed. Leopld Nowak (with Scherzo coda) [1981]
7-9/12/94: Teldec CD 4509-98405
54:34 - 19:29 13:26 7:02 14:37

つまらない演奏。
アーノンクールの辞書に美という言葉はない。
むき出しの強奏を躊躇なくできることがこの人の売りといっていいだろう。
なぜか録音も潤いも輝きもない。
しかしノヴァーク版で後半2楽章(特に第3楽章)が聴きなれたのとはかなり違う曲になっていたのには驚かされた。