Apu Medicina

アプは山という意味。高い山々は叡智を保持しているとインカのシャーマン達は云います。

ペルーのシャーマン儀式体験記

2017-04-30 12:05:43 | ペルー/アヤワスカ

今まではクスコの標高の高い場所に行っていましたが、今回はアマゾンの奥地へ。行く事になったきっかけは、浅川嘉富氏の著書で「UFO宇宙人アセンション・真実への完全ガイド」。これはチェコソロバキア人のペトロ・ホボット氏との対談本です。このペドロさんは、幼い頃から次元移動ができてしまう能力を持っていたのですが、自分の意志でそれをコントロールできず、気がつくとどこか知らないところにいることが多々あり、それが悩みだったそうです。そこでロシアのKGBがそのような超能力を持つ子供を育てるプログラムをやっていて、そこでトレーニングを受け、遠隔透視能力などを活用した仕事をKGBにて数年していたそうです。しかし、ある時、KGBを離れるようにと、宇宙人に言われ、KGBをやめ、その後は人々を治療したり、瞑想を教えたりヨーロッパで活躍されている方です。その後ビジョンでコンドルが現れたことをきっかけにアマゾン奥地のシャーマンのところに行き、毎年数ヶ月修行をするようになり、20年ほどが経過しているようです。彼がペルーのアマゾンの話をこの本で多く話していて、ペルーに行き始めた私には大変興味深い内容でした。そこで彼をネットで検索し、彼のサイトを見つけました。すると、毎年ペルーでのシャーマンとの探求のワークをやっていることが分かりました。内容は大変濃いもので、なかなかアマゾンの奥地に一人で行く勇気はないので、これは是非参加して体験してみたい!と昨年からずっと計画していました。ハワイに行き始める前は、アマゾンのシャーマンのところにでも行かないといけないかなと思っていたのですが、その頃はどこにいけば良いのか為すすべがなく、そうしているうちにハワイに導かれたような感じでした。しかし、結局は、アマゾンに行くことなりました! (^^)

なかなかハワイには、もう本物のシャーマン的な人はいなくなってしまっているので、さらに魂の道を探求するには、もうアマゾンに行くしかない。。今でないとできないと思いました。15年前はまだ若すぎてスピリチュアル的にもまだ準備ができていなかったと思います。

その旅が始まる3週間前から食事制限をする必要があり、肉類、動物性脂肪からできた製品、乳製品、マーガリン、アルコール、チョコレート、お菓子、豆類、ドライ・フルーツ、ナッツ、マーマレード、缶詰食品、古くなったプロテインなどは食べてはいけないという事を実践しました。

そして、無事に戻ってきました!本当にたくさんの希少な体験をさせていただき、今回は、深く母なる地球の根っこと繋がった感覚があり、。。。深く深くグランウディングされた感覚を味わっています。感動体験でした。

言葉ではなかなか語り尽くせない部分が多いし、まだ自分の中でも消化、理解しきれていない・・・時間が経つにつれ、じわじわと分かってくる部分もあるのではないかと、またそれも楽しみにしています。また身体的には、ここ2年半、氷の上で滑って頭を打って以来、首の調子がずっと悪くどうにも治らず、最近特にひどくなっていたのが、いつの間かすっかり治っていました!嬉しい! 儀式の4日目くらいだったか、突然左の足全体がもの凄く痛くなったことがあったのですが、骨の調整が行われていると感じました。この時に矯正されたのかもしれません。砂漠で毎日寝たのも大地からのヒーリングも受けたのかもしれませんね。何れにしても感謝です。

さすが。。と言ってはなんですが、ペトロ・ホボットさん、チェコの方は、やはり日本人のようにきちんとツアーのスケジュールの日程表とかもなくって、今日何するのかもその朝、決めるみたいな。。20名もいるのに、凄い適当(笑)。まあ、それでも成り立っているところがまた凄い。誰も文句言わないし。参加者のほとんどチェコかソロバキアの方たちで英語もあまり話さないので、もうこれだけでも宇宙人と一緒にいるみたいでした。笑。私はドイツ人の旧友と一緒に行ったので、本当に一緒に来てくれて良かったと思いました。一人スイス人のおばさんが一人参加で、最初チェコ語もさっぱり分からないし困っていて、私たちと行動するようになり、私の友人がドイツ人だったこともあり、スイス人でもドイツ語圏の方だったので、ドイツ語が話せてほっとしてました。

ペトロ・ホボットさんは、チェコ・ソロバキアでは、かなりの大物グルのようで、王様的な存在でした。昼間はほとんど一緒には行動せず、夜の儀式の前だけ、アドバイスなどをしていましたが、ほとんどチェコ語だったので分からず、英語では最後にちょっとだけ説明してくれるのですが、1/10程度しか解説されない感じでした。まあ私もドイツ人の友人もアヤワスカ経験者で自分なりのやり方を持っていたので、きっとそれもあって、自分たちの好きなようにやりなさいという感じだったのだと思います。途中ペトロさんとの個人コンサルタントの面談が一度あり、その時は、身体に問題があったり、エネルギーの状態を見てもらったり、人生相談など色々話ができる日がありました。

今回は、ペルーの洪水の被害がやはり影響してしまい、行ってみたら、行く予定だった奥地のシャーマンのところにいく途中の道路が流されていて、急遽予定変更。違う一般的なシピボ族のシャーマンのところに行くことになってしまったのは、ちょっと残念でした。しかし、アヤワスカで行う儀式は、元々はアマゾンの伝統であり、アマゾンに育つ蔦なので、やはり一度はアマゾンで体験してみたいなと今回試みたわけです。(昨年は二度ほどクスコの山の方に住むシャーマンのところでこのアヤワスカを体験していました。このシャーマンも元は、アマゾン生まれのアマゾン育ちでしたが、現在は先祖の故郷であるマチュピチュに近い山の方に住んでいます。)

アヤワスカという薬草とチャクルナという薬草を混ぜて煮込み、これを飲んで儀式を行うことで、あらゆる病気が治ったり、また聖なる存在からメッセージを受け取ったり、カルマを解放したり、自分のアカシック・レコードヘのアクセスなど、人によって様々な状態を無限に体験することが可能です。浄化を強く必要としている人は、最初の2〜3回は、かなり吐いたりする場合も多いです。儀式は、必ず夜8時すぎから行われ、4時間程度続きます。薬草の作用が大体4時間くらい継続します。その間、シャーマンたちは、全員のエネルギーの状態を観察し、イカロスというアヤワスカの植物に語りかけるようなコード(歌)を歌います。歌は、200種類くらいあるそうで、それぞれの症状に合わせて歌が変わります。もちろん大勢いる場合には、個別に歌うことができませんので、全体に守りをかけてくれるようなイカロスを歌ってくれます。個人的に特に重い症状の人がいた場合には、その人の前に行って、その人に必要なイカロスを歌うこともありました。


これは、今回私がみたビジョンの一つに非常によく似ています。プーマが現れました、やはりアマゾンだったからでしょう。その図柄では、プーマの下にアヤワスカの蔦があり、アヤワスカの飲み物を飲んでいるシピボ族の人が描かれています。
(写真に写っている影は、うちの猫です。笑)


今回の飲み物の方が、クスコの時よりも薄くてはるかに飲みやすかったです。やはり、これもシャーマンによって作り方がそれぞれ違うようで、それによって効能も異なったりするようです。しかし、薄かった分、ビジョンも軽かったような気もしますが、3日目は、かなり強いメッセージが入って来たので、必ずしもそうとも限らないようで、やはり準備ができている時とかタイミングで、それぞれ異なるようです。アマゾン滞在中の1週間は、3日連続夜儀式があり、中一晩休みがあって、また3日間行うという感じでした。通常ですと、一日おきにやるのですが、今回のは、薄めだったので、三日連続できました。そうでないと胃にきつくて連日は無理です。かなり苦い飲み物です。太い植物の蔦を煮詰めたものですから。。その三日目の強いメッセージ以外の日は、私は、ひたすら踊りたくなり、一緒にイカロスを歌って、踊っていました。笑。皆さんは、じっと寝ているような感じでしたが。。一人だけ、動かずにはいられない感じで、森の精霊たちと踊っていました。もう一人、口笛で鳥のような音を上手に出す男の子がいて、彼と意気投合して、歌っていました。

後半の1週間は思いがけず、ナスカの地上絵がたくさんある砂漠のパワースポットで1週間を過ごすことになりました。毎晩、砂漠に行き、焚き火をして、寝袋で過ごすということを行いました、後半の砂漠での儀式には、交代でケチュアの山のシャーマンが二人来てくれました。山では、フアチュマあるいは、サン・ペドロというサボテンをやはり煮詰めたドリンクを使います。味は少し似ていますが、アヤワスカに比べればかなりマイルドでサポテンなので、少しアロエのようなとろみがあります。マイルドな分、飲む量は、コップ1杯。アヤワスカの場合は、ショットグラスに1杯です。もちろん効かない人は、何杯飲んでも構わないのですが、効かないからと調子にのって3杯飲むと大抵もどします。

最終日に首都のリマで一日過ごした時に、ちょうど本屋さんでケチュア語の山のシャーマンたちの物語の絵本を見つけました。これを見ると様子が分かりやすいので写真を撮り、ここに少しアップします。

まずは火は焚いて、火の神様に感謝を送ります。


そして、葉っぱを通して、山や風、空、大地に語りかけ、感謝を送ります。山にも大地に顔がありますね。意識があるということ。


すべての自然界には、このようにオーラがあります。動物、植物、人間にも。


山とも語り合います。



そして、フアチュマの薬草ドリンクを山にも捧げ、火にも捧げてから、みんなが飲み、一人づつシャーマンのところに行って盃をいただきます。必ず飲む前にパチャママ(母なる大地)とママコチャ(水の母神)に感謝を捧げます。


コンドルとも対話をします。



エネルギーを交換して



ビジョンをいただきます



下記は、このケチュアのシャーマンの一人が作っているアートで、木工のパズルになっているのですが、これがフアチュマでみるビジョンです。私がこのようなビジョンを見ることができたので、この作品を最終日に見せていただいた時には思わず感動して、買わせて頂きました。

これがパチャママ(母なる大地)の姿です。両側には、それぞれオスとメスの動物や植物の精霊がいます。中央がパチャママで、第三の目から見ている感じになります。アヤワスカでもそうですが、蛇が登場することが多いです。やはり蛇は神の使いあるいは神の姿の一つ。




これがパチャママの裏側で、表が陽、昼間の世界。裏が陰、夜の世界です。



これがママコチャ(水の母神)の姿で、表では心臓、裏には腎臓があり、体の水の重要な部分が表されていて、子宮にもつながっています。やはり表が昼の世界で、裏が夜の世界です。




このようなビジョンでもっと細かくで出てくることもあり、目がたくさん見えるので、ちょっと最初は不気味な感じもします、
しかし、慣れてくると、その世界にすっと入って行き、色々なメッセージを感じ取ることが出来るようになります。


不思議なシャーマンのビジョン・クエストの世界、いかがでしたでしょうか?

今日は、素敵な夢見れますように。


下記の図柄は、アヤワスカ・ビジョンの一般的なもので、ある程度浄化が進んでいる人なら、このような細胞のコードみたいなものが見えるようになります。実際には、この世には存在しないような色が見えて、ちょっと蛍光色みたいな部分が光って見えます。細胞みたいな感じです。


アマゾンのシピボ族の女性アヤワスカ・シャーマンと一緒に。

フォトアルバムはこちら。


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