そういうつもりじゃなかったとしても
結果として誰かを傷つけてしまったこと、ありませんか?
ちょっとしたことの積み重ねが原因で
お互いに嫌な思いをしてしまう場合もありますね。
最近参加したオンラインの会で
当事者として
そんな場面に遭遇してしまいました。
私の
言動や態度が
多分
相手の方の抱いているイメージとはことごとく異なっているようで
だんだん怪しい雰囲気になってきていたのは分かっていました。
だけど
お互い様というか
こちらもこちらで
すごく困っていたのですね。
「それを聞いてくるの?」
「それがわからないから困っているのですけど」
みたいな思いをこっちもずっと持っていたのです。
そして
苦しみの時間がやっと終わった
振り返りの場面で
やってしまったのです。
「すごく混乱してしまった」
私の口から出てきたこの言葉を
伝えた途端
相手が
堰を切ったかのように
私の性格診断みたいなものを述べ始めました。
あなたは、◯◯なところがあるから、◇◇の人と言えます
あなたは、◯◯なところがあるから、◇◇の人と言えます
あなたは、◯◯なところがあるから、◇◇の人と言えます
3つくらい言われた😮
ちなみに全部別の言葉が入っていたように思います。
「おい、おい
あなたは霊視能力者か?
そうじゃなきゃ
シャーロック・ホームズにでもなったつもりなの?」
と思わず言いたくなりました。
「なんて失礼なやつ💢」
「態度がふざけている💢」
みたいな言い方をされたのなら
まだ分かるけどね。
オンラインで出会って20分くらいしかたっていない相手に向かって
「◯◯なので◇◇です」みたいに
私について全て知っているみたいな
決めつけた言い方をできるとは
ある意味すごいなあと
ちょっとビックリしてしまいました。
とはいえ
当然、当たってもいないことをさも当たっていると言わんばかりの態度や口調で言い切る様子には、いい気分になるわけもなく
使用された言葉も結構辛辣は辛辣だったので
私の中にも怒り気分がメラメラと湧いてこようとしていたんですね。
だけど
結局抑えてしまったのね。
なぜかというと
自分の態度や言動などが相手をイライラさせてしまったのだろうし
こちらが先に失礼な言い方をしてしまったのだから
相手を先に怒らせてしまったと感じると
相手に対して申し訳ないような思いも抱いてしまい
相手を傷つけてしまった自分に対しては
なんて酷いやつだという思いも抱いてしまい
結局モヤモヤ感が残りました。
モヤモヤ感はその後も続いていたのね。
ちょうど
コーチングしてもらう日があったので
このことについて扱っていただきました。
相手に対しては、傷つけてしまって申し訳ないという思いを持っている
世間一般常識的に見て、人を傷つけてしまう人はひどい人という思いを持っている
という私の今の状態を聞いていたコーチが質問をしました。
「自分の本当の気持ちは見たの?」
自分の本当の気持ちは。。。。。
本当の自分の思い。。。。。。
自分はその時に何を感じたのだろう。。。。。。
コーチが続けて言いました。
「あなたの心の声は何て言っていたの?」
しばらく
黙って考えてみました。
以下
自分の脳内での会話です。
自分 「相手を怒らしてしまった」
自分の思考 「それ、ぼくの声だよ」
自分 「失礼な態度を取ってしまったと思っている」
自分の思考 「それもぼくの声だよ」
自分 「相手を傷つけてしまう一言を先に言ってしまった自分が悪い」
自分の思考 「それもぼくの声だよ」
自分 「最後にあんなことを言わなきゃよかった」
自分の思考 「それもぼくの声だよ」
自分 「先に傷つけてしまった人が責任を負うべき」
自分の思考&思い込み 「それ、ぼくたちの声だよ」
自分 「人を傷つけてしまう人は良くない人」
自分の思い込み「それはぼくの声だよ」
自分 「自分も悪いのに、頭にきたり怒ったりするのは良くない」
自分の思考&思い込み 「それはぼくたちの声だよ」
え?
え、え??
あれ?
うそー?
そうです!
気がついたのです。
自分は、自分の心の声を聞いていなかったのです。
頭の中で色々と考え閃いたのは、
全て
自分がどう見えるのか
世間の常識に照らし合わせるとどうなるのか
といったことばかりでした。
悪いのは自分だ😣
相手は悪くない😣
相手に反論するのはみっともない😣
相手を怒らせたり傷つけたりしてしまった😣
自分の心の声は?
自分は
そこに目を向けていませんでした。
そこは見ないようにして
自分がどう見られるのか
常識や世間一般の目線で見た自分
そこばかり見てきました。
今までずっとずっと
こうしてきていたのかもしれません。
自分の本当の心の声
体で感じた反応を
見ないようにしてきていました。
こんな事に気づいたのは初めてです。
そして
衝撃的な事実に気づきました!
「自分の心の声が分からない」
コーチにそう言いました。
「あなたの声はあなたにしかわからないけど
参考意見として言わせてもらってもいいですか?」
と言ってから
コーチは話してくれました。
「あなたは
相手を傷つけたことを悔やんでいるし
自分のそうした行為を
悔やんでいる。
相手を傷つけたくないと思っているあなたは
自分に対しても
傷つけられたくない
の思いをもっているのではないでしょうか?」
それを聞いて
思い出しました。
いつからか
自分は
自分で
自分の心を
たくさんの
覆いで包み込んできていました。
その頃の自分は
自分の心を
守ろうとしていたのでしょう。
ずっと
ずっと
何重にも
覆いで囲んできたおかげで
多分
心は外からの色々な刺激を
受けにくくなっていたのです、
でも
同時に
心自体の感覚もうすまり
心自体が何を感じて何を受け取ったかを
私自身も
受け取れなくなっていました。
いつの間にか
それが
当たり前になってしまい
心に何も感じずに
というか
何も感じないようにして
生きてきたのです。
思い当たることがたくさんあります。
自分は
自分が何を考えているのかが
分からない
という時期がありました。
とても不思議な感覚でした。
周りの人たちから
気持ちを問われるのですが
「・・・・・・」
何もない
って感じていました。
とても
自分が薄っぺらな存在なんだって
嫌になっていたときもありました。
今やっと分かりました。
いつなのか
思い出せないけど
自分で自分の心を
ふさいでしまったのですね。
前も書いたけど
自分で自分に呪いの呪文をかけていたのですね。
今こうして
振り返ると
その時時の光景が思い出されます。
でも
こんな凄いことすら
忘れたまま生きていたのですね。
いや
忘れるように
多分
呪文をかけていたのでしょう。
ということは
呪文が
とけた
ということですね。
正直
これを書いている今の気分が驚きです。
まるで
運命?
とにかく
一旦筆を置きますが
どうやら
本当に
春の到来が
訪れたようです。
再生なのか
新生なのか
動き始める感覚です。